漢方の知恵袋

更年期更年期をラクに過ごす

関連記事
Coming Soon...

心身にさまざまな不調が起こる更年期の症状には、身体全体のバランスを整える中医学の養生法がぴったり。仕方がないと諦+めず、積極的な養生で更年期をなるべくラクに過ごしましょう。

更年期の症状は「腎(じん)」の衰えから

中医学では、更年期症状の根本原因を「腎」の衰えと考えます。腎は生命エネルギーの源「精」を貯える臓器。発育や生殖などと深く関わり、全身の陰陽をコントロールする働きもあります。そのため、加齢によって腎の機能が衰えると、ホルモンの失調や陰陽バランスの乱れなどを招き、のぼせや発汗、冷えといった不調が起こりやすくなるのです。

また、腎の衰えが「肝(かん)」や「心(しん)」に影響すると、イライラや憂うつ、不眠といった精神的な不調も起こりやすくなります。

こうした不調はとてもつらいものですが、時間が経てば必ず治るもの。あまり深刻に悩まず、身体の変化に上手に対応して穏やかに更年期を乗り切りましょう。

 

check!更年期の症状を起こす「腎(じん)」のさまざまな衰え

日頃の食事や生活習慣の積み重ねは、更年期の体調にも影響します。この時期の身体の変化を穏やかに受け入れることができるよう、心身ともにバランスの良い状態を保つよう心がけましょう。

1 [腎の不調タイプ]1 水分不足 「腎陰虚(じんいんきょ)」タイプ

気になる症状
ほてり、寝汗、めまい、耳鳴り、乾燥による皮膚のかゆみ、腰痛、足腰が弱い、便秘気味、舌の色が紅く苔が少ない
もっと見る
改善ポイント

身体に潤いを与え、体内の余分な熱を冷ます「水分や血液(陰液)」。身体を温め、成長を促す「陽気(エネルギー)」。こうした体内すべての陰液や陽気は、「腎(じん)」に貯えられる生命エネルギーの源「精(せい)」を基本として生み出されます。そのため、腎の機能が衰えて精が不足すると、水分や血液、陽気なども不足し、陰陽のバランスが崩れてさまざまな不調が現れるのです。

この症状は陰が不足して生じます。しかし、“冷えのぼせ”のように陰陽両方が不足していることも。いずれにしても、養生の基本は腎の機能を高めること。腎の養生は老化防止にもつながります。セカンドライフを元気に過ごすためにも、この時期から積極的に腎を整えるよう心がけましょう。

 
摂り入れたい食材
しっかり栄養を摂って基本的な体力を養いましょう。
松の実、桑の実、ごま、胡桃、黒豆、山芋、きのこ類

閉じる

2 [腎の不調タイプ]2 陽気不足 「腎陽虚(じんようきょ)」タイプ

気になる症状
疲労・倦怠感、息切れ、腰痛、腰や四肢の冷え、むくみ、頻尿、舌の色が淡く苔が白い
もっと見る
改善ポイント

身体に潤いを与え、体内の余分な熱を冷ます「水分や血液(陰液)」、身体を温め、成長を促す「陽気(エネルギー)」。こうした体内すべての陰液や陽気は、「腎」に貯えられる生命エネルギーの源「精」を基本として生み出されます。そのため、腎の機能が衰えて精が不足すると、水分や血液、陽気なども不足し、陰陽のバランスが崩れてさまざまな不調が現れるのです。

陽気が不足した時にこのような症状になります。しかし、“冷えのぼせ”のように陰陽両方が不足していることも。いずれにしても、養生の基本は腎の機能を高めること。腎の養生は老化防止にもつながります。セカンドライフを元気に過ごすためにも、この時期から積極的に腎を整えるよう心がけましょう。

摂り入れたい食材
しっかり栄養を摂って基本的な体力を養いましょう。
松の実、桑の実、ごま、胡桃、黒豆、山芋、きのこ類

閉じる

3 不眠や動悸が気になる 「心(しん)」の不調タイプ

気になる症状
動悸、不眠、不安、集中できない、舌の色が淡い
もっと見る
改善ポイント

「腎(じん)」には、「心(しん)」の陽気が高まり過ぎて熱が発生しないように抑える役割があります。反対に、心の陽気は腎を温めて、その機能が正常に働くよう助けています。このように、心と腎は“火と水の関係。”のように互いに協調して、バランスをとりながら活動しています。

更年期になって腎の機能が低下すると、心の陽気を上手く調節することができなくなり、熱がこもった状態に。その結果、精神状態をコントロールする心の機能が低下して、動悸や不眠といった症状が現れるのです

 
摂り入れたい食材
「血(けつ)」を補いながら、こもった熱を冷まして心(しん)を安定させることがポイント。
ナツメ、小麦、百合根、苦瓜、ぶどう、赤ワイン

閉じる

4 イライラや憂うつ感が強い 「肝(かん)」の不調タイプ

気になる症状
憂うつ感、怒りっぽい、胸や脇腹の脹り・重苦しさ、偏頭痛、関節痛、耳鳴り、冷えのぼせ
もっと見る
改善ポイント

精を貯蔵する「腎(じん)」と血を貯える「肝(かん)」は、“肝腎同源”“精血同源”といわれ、互いに補い合う臓器。そのため、加齢によって腎の機能が低下すると、肝に貯える血も減ってしまいます。“陰”の要素である血が不足すると、肝には余分な熱が発生し、些細なことでもイライラしたり、怒りっぽくなったりするように。

 また、肝には「気」の流れを整えてストレスをコントロールする働きがありますが、強いストレスを受けるとその機能が低下。気の流れが滞ってストレスを上手く発散できず、さらに血の巡りも悪くなる淤血(おけつ)が発生して痛みの症状が現れることもあります。

摂り入れたい食材
基本の腎を補いながら、うつを発散させて気・血の流れをよくする食材を。
クコの実、菊花茶、ハマナスの花茶、キンモクセイの花茶、ジャスミンティー、鶏肉、豚ヒレ肉、そば、栗、黒きくらげ、ブルーベリー

閉じる

point!更年期は生活を見直すチャンス。心身ともに元気な毎日を

◎ウォーキングや登山、水泳など、積極的に身体を動かしましょう

◎散歩や買い物など、こまめに外出して気分をリフレッシュ

◎友だちをつくって気軽におしゃべりを

◎症状がつらいときは、我慢せずに周囲に話すことも大切

◎身体にやさしい、バランスのとれた食生活を心がけて

◎アルコールは控えめにして、リラックス効果のあるお茶などを

症状一覧

よくあるお悩み症状
日常の疾患
アレルギー
女性のお悩み
かぜ
春の症状
夏の症状
秋の症状
冬の症状
身体の不調から症状を探す
頭・顔
首・肩
手・足
胸・腹
背中・腰
生殖器・泌尿器・肛門
皮膚
こころ
全身
子ども
その他

CHECK!

まずは、自分の体質タイプを
チェックしよう!あなたの体質はどのタイプ?

同じ症状でも体質が違えば
対策は人それぞれ異なります。
まずは中医学の視点から
あなたの体質タイプを知りましょう。

TYPEA

「元気不足」タイプ
気虚(ききょ)

エネルギーとなる気が不足しています。
疲れやすくカラダがだるい、やる気が出ない、かぜをひきやすいなど、思い当たりませんか?

TYPEB

「イライラ」タイプ
気滞(きたい)

気の巡りが滞っています。
イライラして怒りっぽい、生理不順、お腹が張ってガスがでるなど、思い当たりませんか?

TYPEC

「血液の不足」タイプ
血虚(けっきょ)

カラダの栄養となる血が不足。
冷えやめまい、立ちくらみ、抜け毛、爪が割れやすいなどの悩みはありませんか?

TYPED

「血液ドロドロ」タイプ
瘀血(おけつ)

全身の血の巡りが滞った状態です。
目の下のクマ、シミ、頭痛、がんこな肩こり、つらい生理痛で悩んでいませんか?

TYPEE

「潤い不足」タイプ
陰虚(いんきょ)

カラダの潤いが不足しています。
のぼせ、ほてり、寝汗、肌の乾燥やかゆみ、経血量が少ないなど、気になりませんか?

TYPEF

「ため込み」タイプ
痰湿(たんしつ)

水分代謝が落ちた状態です。
太りやすい、むくみ、ニキビ、一日中眠気が取れないなどで悩んでいませんか?

あなたの体質タイプをチェック

ABOUT

中医学とは

こころとカラダのこと、
ちゃんと知りたい

中医学はあなたの体調・体質に合わせて、つらい症状に対処し、元気とキレイを提案します。私たちは日々様々なストレスにさらされ、気づかないうちにこころもカラダも疲れています。病気ではないけれどなんとなく調子が悪い、改善されない不調がある。そんな方に、中医学の考え方をご紹介します。

漢方を試してみたいけど
不安な方はこちらから

はじめての
漢方相談

まずはあなたの悩みを専門家に
相談してみませんか?

詳細ページ