漢方の知恵袋

低血圧疲れ、だるさの原因かも?「低血圧」を見過ごさないで!

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疲れやだるさといった「低血圧」の周辺症状。諦めている人も多いと思いますが、低血圧はきちんと対処すれば改善できる症状です。積極的に体質を整えて、つらい症状を解消しましょう。

体質を整えて「低血圧」の改善を

病気ではないのに身体がだるい、疲れやすい……。そんな不調が続いている人は、「低血圧」が原因かもしれません。血圧が低いと、栄養や潤いを運ぶ「血」が身体に十分行き渡らないため、疲労感やめまい、息切れなど、さまざまな不調が現れるのです。低血圧を招く主な原因は、「胃腸虚弱」「血不足」「腎の虚弱」「肝の不調」など。こうした不調を取り除き、体質を健やかに保つことで、血圧を整えていきます。低血圧の周辺症状は、“怠けているだけ”と思われがち。精神的な負担にもなりやすいので、症状をきちんと改善して、元気な毎日を取り戻しましょう。

*数値を基準とする西洋医学と、全身症状から対処法を考える中医学では捉え方が異なります。治療や薬などについては、薬局・薬店でよく相談しください。

check!疲れ・だるさを改善!タイプ別「低血圧」の養生法

西洋医学では明確な診断基準がない低血圧。こうした不調は、症状から対処法を考える中医学の得意分野です。あきらめていた人も、この機会に体質をしっかり整えて不調を解消しましょう!

1 エネルギー不足 胃腸虚弱タイプ

気になる症状
疲労感、倦怠感、気力がない、息切れ、立ちくらみ、食欲不振、お腹の張り、軟便、下痢、冷え、かぜを引きやすい、慢性疾患がある、舌の色が淡く苔が白
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改善ポイント

体内の「気」は、心臓のポンプを押して「血」を送り出すエネルギー源です。ところが、「脾胃(ひい)(消化器系)」の働きが弱くなると気や血を十分に生み出せず、体内の気血が不足した状態に。その結果、ポンプを押すエネルギーが足りなくなり、血の量も減って、血圧が低くなってしまうのです。食べ過ぎ、飲み過ぎ、油っこい食事や冷たいものの摂り過ぎなど、食事のバランスが崩れている人は脾胃の不調を起こしやすので気を付けて。食生活をきちんと見直して、脾胃の働きを健やかに保ちましょう。

摂り入れたい食材
脾胃を養い、温性の食材で“上昇”を促す。 山芋、いんげん豆、かぼちゃ、大豆製品、うなぎ、太刀魚、牛乳、鶏肉、豚肉、米、白きくらげ、シナモン、しょうが、フェンネル、ねぎ、紅茶など

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2 冷えや乾燥が気になる 血の不足タイプ

気になる症状
めまい、立ちくらみ、冷え、乾燥(皮膚、髪、目、口など)、顔色が白い、艶がない、動悸、月経不順・月経量が少なく色が薄い、記憶力の低下、脱毛、若白髪、便秘、舌の色が淡い
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改善ポイント

月経や出産、疲労、睡眠不足、病気の消耗、加齢などが原因で体内の「血」が不足すると、血管を流れる血量が低下して低血圧を招く要因となります。また、栄養や潤いを運ぶ血が不足すると、血管が十分に養われず、血管力(健やかな血管で血液をスムーズに流す力)が低下した状態に。その結果、血を流す力が衰えて低血圧を招くこともあります。血不足の状態は、身体のさまざまな不調につながるので放っておいてはダメ。食事のバランスや睡眠に気を配り、血をしっかり養うよう心がけましょう。

摂り入れたい食材
“甘味”と“黒”の食材で血を養う なつめ、枸杞の実、落花生、にんじん、ほうれん草、黒ごま、黒砂糖、レバー、鶏肉、豚肉、鮭、ぶどう、大豆、赤ワインなど

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3 高齢者の無気力に注意 腎の虚弱タイプ

気になる症状
無気力、腰痛、腰がだるい、冷え、夜間頻尿、耳鳴り、聴力の低下、めまい、物忘れ、脱毛
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改善ポイント

生命エネルギーの源である「腎」の働きが衰えると、身体のパワーが落ちて臓器の働きも低下し、血圧の低下を招きやすくなります。

腎は老化症状と関わりが深く、加齢とともに自然と衰える臓器。そのため、高齢者は特に注意が必要です。無気力、腰痛、夜間頻尿、物忘れ、聴力の低下といった不調を感じたら、腎の働きが落ちているサインと考え、積極的にケアしましょう。

摂り入れたい食材
「腎」を養う温性の食材を。くるみ、ごま、松の実、枸杞の実、桑の実、黒豆、山芋、にら、えび

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4 ストレスが多い 肝の不調タイプ

気になる症状
イライラ、怒りっぽい、不眠、不安感、胸苦し、のどの閉塞感、頭痛、月経不順
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改善ポイント

自律神経には血圧を調節する働きがありますが、過剰なストレスで自律神経に障害が起こると、血圧の低下につながることも。そこで大切なのが、ストレスのコントロールです。中医学では、ストレスを発散させるのは「肝」の働きと考えます。ところが、肝はストレスに弱く、日常的にストレスを受けていると機能が低下してしまうことも。結果、ストレスを上手く解消できなくなり、自律神経の失調から低血圧を起こしてしまうのです。イライラや不眠などに悩んでいる人は、日頃の“こまめなストレス発散”を。肝の働きを守って、気持ちを安定させるよう心がけましょう。

摂り入れたい食材
百合根、小麦、金針菜、花茶(ジャスミン、キンモクセイ、菊など)、あわび、牡蠣、ヨーグルト、ウコン

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point!「貧血」と「低血圧」は違うもの! 

めまいや立ちくらみなど、貧血と低血圧は一部の症状が似ていますが実際は違うもの。貧血のめまいなどは、血液に含まれる赤血球やヘモグロビンの減少によって起こる症状。一方、低血圧は、脳や身体の末端に十分な血液が送られずに起こる症状です。

 

〈低血圧の養生法〉

・肉、野菜、海草類など、バランスの良い食事でしっかり栄養を。

・温かい飲食、毎日の入浴などを心がけ、冷えを防いで血行を良く。

・身体のエネルギーとなる「陽気」を守るため、早寝早起きの習慣を。

・ウオーキングや太極拳、水泳など、無理のない運動で身体を動かして。

・めまいや立ちくらみを防ぐため、空腹時の激しい運動は控えましょう。

 

〈低血圧の不調に効くツボ〉

百会、足の三里、涌泉穴

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CHECK!

まずは、自分の体質タイプを
チェックしよう!あなたの体質はどのタイプ?

同じ症状でも体質が違えば
対策は人それぞれ異なります。
まずは中医学の視点から
あなたの体質タイプを知りましょう。

TYPEA

「元気不足」タイプ
気虚(ききょ)

エネルギーとなる気が不足しています。
疲れやすくカラダがだるい、やる気が出ない、かぜをひきやすいなど、思い当たりませんか?

TYPEB

「イライラ」タイプ
気滞(きたい)

気の巡りが滞っています。
イライラして怒りっぽい、生理不順、お腹が張ってガスがでるなど、思い当たりませんか?

TYPEC

「血液の不足」タイプ
血虚(けっきょ)

カラダの栄養となる血が不足。
冷えやめまい、立ちくらみ、抜け毛、爪が割れやすいなどの悩みはありませんか?

TYPED

「血液ドロドロ」タイプ
瘀血(おけつ)

全身の血の巡りが滞った状態です。
目の下のクマ、シミ、頭痛、がんこな肩こり、つらい生理痛で悩んでいませんか?

TYPEE

「潤い不足」タイプ
陰虚(いんきょ)

カラダの潤いが不足しています。
のぼせ、ほてり、寝汗、肌の乾燥やかゆみ、経血量が少ないなど、気になりませんか?

TYPEF

「ため込み」タイプ
痰湿(たんしつ)

水分代謝が落ちた状態です。
太りやすい、むくみ、ニキビ、一日中眠気が取れないなどで悩んでいませんか?

あなたの体質タイプをチェック

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こころとカラダのこと、
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中医学はあなたの体調・体質に合わせて、つらい症状に対処し、元気とキレイを提案します。私たちは日々様々なストレスにさらされ、気づかないうちにこころもカラダも疲れています。病気ではないけれどなんとなく調子が悪い、改善されない不調がある。そんな方に、中医学の考え方をご紹介します。

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