監修:松本 誉子 先生(薬膳料理家)
【難易度★☆☆】
わかめは、余分な水分の排出を助け、むくみケアに役立ちます
わかめ 寒性/鹹味 余分な水分の排出を助ける、むくみを和らげる、便通を整える など
わかめは、みそ汁や酢の物など、毎日の食卓でおなじみの海藻です。中医学では、体にこもった熱を冷まし、余分な水分の排出を助け、便秘の解消にも役立つ食材と考えられています。顔や足のむくみが気になるときや、お腹をすっきり整えたいときに取り入れたい食材のひとつです。栄養面では、アルギン酸やフコイダンなどを多く含み、健康維持に良いと注目されています。ただし、わかめは体を冷やす「寒性」の食材なので、冷えが気になるときには、しょうがなどの温性の食材と組み合わせるとよいでしょう。
牛肉とわかめのしょうがスープ
レシピ
こんにちは。薬膳料理家の松本誉⼦です。
朝晩は涼しくなり、温かい汁物がおいしい季節になってきました。一方で、夏の疲れが抜けず、顔や足のむくみや、体の重だるさが気になる方も少なくありません。中医学では、食べ物の消化吸収や、水分を全身に運ぶ働きを担うのが「脾(ひ)」です。夏の暑さや冷たい飲食で脾胃(ひい:消化器系)が疲れると、水分をうまく巡らせにくくなり、余分な水分である「湿(しつ)」が体に残って、むくみや重だるさにつながると考えます。今回は、余分な水分の排出を助けるわかめをメインに、大根と牛肉を合わせた温かいスープをご紹介します。薬膳では、大根は消化を助け、牛肉は「気」を補って脾胃を支える食材です。余分な水分の排出を助けることに加えて、水分を運ぶ力も一緒に支えてくれます。秋の食卓に、お役立てください。
調理時間30分
材料
【2人分】
乾燥わかめ・・・・・・・・・・・・・・・・・3g
大根・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・150g
牛こま切れ肉・・・・・・・・・・・・・・・120g
しょうがたっぷり中華麹・・・・・大さじ1と1/2~2
水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・500ml
ごま油・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ1
小ねぎ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・適量
作り方
- 1乾燥わかめは袋の表示に従って水で戻し、水気をよく切る。大きければ食べやすい大きさに切る。大根は皮をむいて厚さ5mmほどのいちょう切りにし、小ねぎは小口切りにする。牛肉は大きければ食べやすい大きさに切る。
- 2鍋にごま油を入れて中火で熱し、牛肉を炒める。肉の色が変わったらわかめを加え、よく炒める。
- 3大根を加えて炒め、全体に油が回ったら、水としょうがたっぷり中華麹大さじ1と1/2を加える。
- 4煮立ったらアクを取り、弱火にして、大根と牛肉がやわらかくなるまで20分ほどしっかり煮込む。味をみて、必要に応じて中華麹を少しずつ加える。
- 5器に盛り、小ねぎを散らす。
料理のポイント
- point! わかめは牛肉と一緒に、焦がさないように混ぜながら、全体に油が回るまで炒めましょう。牛肉の旨味がなじみ、おいしく仕上がります。
- point! 工程④で、煮詰まって水分が少なくなった場合は、水を適量足してください。
- point! 中華麹は塩味に差があるため、まずは大さじ1と1/2を加え、煮込んだ後に味をみて調整しましょう。
この記事を監修された先生
薬膳料理家松本 誉子 先生
松本 誉子(まつもと たかこ)
薬膳料理家/発酵食研究家/フードライター
北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)薬膳科卒業。中医薬膳師・中医薬膳茶師・発酵マイスター。薬膳の知恵を日常の食に活かしたカフェを三軒茶屋で運営後、現在は料理教室『ドードーの空キッチン』を主宰。発酵と薬膳を軸に、企業・協会のレシピ監修や講座講師、コラム執筆など幅広く活動している。発酵料理士協会・日本くらし薬膳協会 特別講師。
![[漢方医学・中医学情報サイト]こころとカラダの元気をつくる|COCOKARA](https://chuigaku-cocokara.jp/wp-content/themes/chuigaku-cocokara/image/logo.png)




