監修:松本 誉子 先生(中医薬膳師)
【難易度★☆☆】ヨーグルトは腸を潤して便の通りを良くします
ヨーグルト 平性/甘味・酸味 便秘・口の渇き・皮膚の乾燥・ほてり・不眠の改善
ヨーグルトは牛乳を乳酸菌で発酵させたもので、乳酸菌の働きにより成分の一部が分解されることで、消化吸収されやすくなっています。乳糖も分解されるため、牛乳が苦手な人にも食べやすい食材です。
中医学的には潤腸通便の働きがあるとされ、腸を潤すことで腸の動きを改善し、便の通りをスムーズにします。また、からだを全体的に潤す働きがあるため、口の渇きや肌の乾燥が気になる時にもおすすめの食材です。
アボカドヨーグルトトースト
RECIPE
秋は、気温が下がり過ごしやすくなる一方、空気の乾燥は急激に進みます。そのため、体は乾燥の影響を受けて、喉が渇く、肌が乾燥するなどの症状が出やすくなります。そして、大腸も乾燥の影響を受けて便秘になりやすくなるシーズンです。
排便のリズムが乱れると、コロコロした便が出る、排便に時間がかかる、お腹が張って苦しい、肌が荒れる、気分が憂鬱になるなどの症状に進行することがあります。潤腸、通便の働きを持つ食材で、大腸の働きを助け排便リズムを整えましょう。
排便のリズムが乱れると、コロコロした便が出る、排便に時間がかかる、お腹が張って苦しい、肌が荒れる、気分が憂鬱になるなどの症状に進行することがあります。潤腸、通便の働きを持つ食材で、大腸の働きを助け排便リズムを整えましょう。
今回は、忙しい朝でも簡単に作れるトーストです。潤腸通便の働きのヨーグルトと、通便の働きのアボカドを組み合わせることで、大腸の働きを助け排便を整えます。また、ヨーグルトとアボカドには栄養学的にホルモンのバランスを整えて安眠を助ける働きがあるとされるので、不眠の症状の時にもおすすめです。
調理時間10分
材料
【1人分】
食パン…………………1枚
アボカド………………1/2個
ギリシャヨーグルト…大さじ2
マヨネーズ……………大さじ1
こしょう………………少々
ディル …………………適量
COOKING
- 1ギリシャヨーグルトとマヨネーズとこしょうを混ぜておく。
- 2アボカドは1㎝角にカットする。
- 3①を仕上げ用に少し残して食パンに塗り、トースターで約4分トーストする。トースト時間はメーカーによって異なるので、調整してください。
- 4こんがりと焼き色が付いたら、②、ディルを盛り付け、残しておいた①をかけてできあがり。
料理のポイント
- point! ギリシャヨーグルトは水分を切ったヨーグルトのことで、普通のヨーグルトよりも酸味が少なく、効率よくタンパク質を取ることができます。
- point! 普通のヨーグルトをコーヒーフィルターやメッシュで水切りすれば、 簡単にギリシャヨーグルトを作ることもできます。
- point! 食べきれないアボカドは食べやすい大きさにカットしてから、レモン汁をかけラップに包んで冷凍すると色も変わらず保存できます。
この記事を監修された先生
中医薬膳師松本 誉子 先生
松本 誉子(まつもと たかこ)
中医薬膳師。中医薬膳茶師。みそソムリエ。日本中医食養学会局員。
くらし薬膳 美容薬膳の執筆/監修/指導。
日本中医学院(旧北京中医薬大学日本校薬膳科)を卒業後、薬膳理論を取り入れたカフェを世田谷区三軒茶屋にオープン。現在は薬膳料理教室『ドードーの空キッチン』の主宰兼講師として、楽しく食べれる「おうちごはん」をモットーにカラダと心の健康を保つ方法を伝えている。