監修:矢留 江里子 先生(国際中医薬膳師)
【難易度★☆☆】アスパラガスは食欲を増進させ元気を補います。
アスパラガス 微涼/苦甘 疲労回復・口渇やむくみの解消・排尿異常の改善など
4~6月においしい時期を迎えるアスパラガスは中医学でいう「肺」「脾(ひ)」(胃腸)の働きを高めます。消化吸収の働きを高め気を補い、身体の余分な熱を取って新陳代謝をスムーズにします。体内の水分バランスを整えるので、むくみの解消や口の渇きに有効です。
疲れを素早く取り、スタミナ増強を助けるアスパラギン酸が多く含まれています。
疲れを素早く取り、スタミナ増強を助けるアスパラギン酸が多く含まれています。
穂先が締まって切り口がみずみずしく、緑が鮮やかでハリのあるものを選びましょう。
アスパラガスのタルタルソース
RECIPE
新生活や生活環境に慣れ、少し落ち着いてきた頃は疲れが出てくる時期かもしれません。爽やかな風薫る季節とは裏腹に、やる気がなくなったり、イライラしたりと、心と身体のバランスを崩しやすい「五月病」になりやすい時期です。
適度に身体を動かしたり、深呼吸をして、自然の「気」を取り込み「気・血」の巡りを良くしましょう。
適度に身体を動かしたり、深呼吸をして、自然の「気」を取り込み「気・血」の巡りを良くしましょう。
疲れがたまりやすく、自律神経が乱れやすいこの季節は、旬の緑黄色野菜をたくさん摂りましょう。また、よく噛んで胃腸を養生することも大切です。
今回は卵の万能タルタルソースを付けました。卵は身体に潤いを与え、非常に栄養価の高い食品です。体力回復を後押ししてくれます。
今回は卵の万能タルタルソースを付けました。卵は身体に潤いを与え、非常に栄養価の高い食品です。体力回復を後押ししてくれます。
調理時間20分
材料
【2人分】
アスパラガス…6本
卵………………2個
ピクルス………2本
塩………………少々
こしょう………少々
マヨネーズ……大さじ1
豆乳……………少々
COOKING
- 1アスパラガスのはかま(茎についている三角の部分)を取る。根元の硬いところはピーラーなどでむくと良い。
- 2鍋に湯を沸かし、アスパラガスと塩を加え約1分茹でる。 アスパラガスの色が鮮やかになったらざるに上げる。
- 3ゆで卵を作る。鍋に卵が浸る量の水を入れて沸かす。卵は沸騰する直前くらいのお湯から入れ、10分茹でることで殻が剥きやすくなる。
- 4ピクルスを細かいみじん切りにする。ゆで卵をフォークなどで潰し、塩、こしょう、マヨネーズ、ピクルスを入れ混ぜる。豆乳で味と柔らかさを調整する。
- 5皿にアスパラを盛り、④のタルタルソースをかける。
料理のポイント
- point! アスパラガスの保存は新聞紙などで包み、冷蔵庫に立てて入れ2~3日。塩ゆでしてから冷凍保存も可。食感が悪くなってしまうので茹ですぎは禁物です。
この記事を監修された先生
国際中医薬膳師矢留 江里子 先生
矢留 江里子(やとめ えりこ)国際中医薬膳師。登録販売者。フードコーディネーター。食空間コーディネーター。NPO日本食育インストラクター。日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー。
日本中医学院(旧北京中医薬大学日本校)卒業。自然療法の料理教室の課程を修了。企業のイベントなどで薬膳講師を務める。イスクラ薬局勤務を経て2023年11月より、吉祥寺にて漢方薬店「薬食同源totonou漢方」 主宰。