監修:松本 誉子 先生(薬膳料理家)
【難易度★☆☆】
マッシュルームは気を補い、寒暖差に負けない体づくりをサポートします
マッシュルーム 涼性/甘味 胃腸の気を補う、消化機能のサポート、余分な湿の巡りを整える、気持ちの安定 など
マッシュルームは、世界でもっとも栽培されているきのこのひとつで、クセが少なく、日々の食事に取り入れやすい食材です。中医学では、脾や胃に作用し、気を補いながら消化器系の働きをやさしくサポートするとされています。滋養がありながらも重くなく、胃腸に負担をかけにくいため、体力が落ちているときや食欲が安定しない時期、気の巡りが乱れやすく気分が揺らぎやすいシーズンにも取り入れやすい食材です。脾胃を整え、食べたものをエネルギーに変える力を高めながら、体の内側の土台づくりに役立ちます。
きのこと鶏肉のミルクスープ
レシピ
こんにちは。薬膳料理家の松本誉子です。
寒暖差のある季節は、体の気の巡りが滞りやすく、消耗しやすい時期でもあります。その影響で、疲れやすさや食欲不振、気分の揺らぎ、のどや肌の不調を感じる方も少なくありません。今回ご紹介する「きのこと鶏肉のミルクスープ」は、鶏肉で気血を補い、マッシュルームで脾胃を整えながら、寒暖差によって乱れやすい巡りをやさしくサポートする、具だくさんのおかずスープです。とろみ付けに使う葛は、体を内側から温めつつ、胃腸やのどの粘膜をやさしく守るとされており、この時期のとろみ付けに活用したい食材です。さらにしょうがを少し加えることで体が温まり、気血の流れがスムーズになって、気が体のすみずみまでしっかり行き渡ります。寒暖差対策として、日々の食卓に取り入れたい一品です。
調理時間45分
材料
(調理時間に漬け込む時間を含む)
【2人分】
鶏むね肉またはささみ・・・・・・・・・・200g
マッシュルーム・・・・・・・・・・・・・・・・5~6個
玉ねぎ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中1/2個
牛乳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・500ml
水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・200ml
水溶き葛粉・・・(葛粉 大さじ1:水 大さじ2)
しょうが(すりおろし)・・・・・・・・小さじ1
塩麹(下味用)・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ1
塩麹(仕上げ用)・・・・・・・・・・・・・・適量
油・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ1
飾り用:
フレッシュタイム・・・・・・・・・・・・・・お好みで
作り方
- 1鶏肉を食べやすい大きさに切り、塩麹大さじ1をもみ込んで10~15分ほど常温に置く。
- 2マッシュルームと玉ねぎは好みの形にカットする。鍋に油を引き、火にかけ、マッシュルームと玉ねぎを炒める。
- 3マッシュルームがしんなりしてきたら、①で下味を付けた鶏肉を加え、表面が白くなるくらいまで炒める。
- 4水を加え、肉が柔らかくなるまで15分ほど煮込み、牛乳を加えて沸騰しないように温める。
- 5水溶き葛粉を加えてとろみをつけ、しょうがを加える。最後に塩麹で味をととのえる。
料理のポイント
- point! 鶏むね肉やささみは、塩麹で下味をつけることでしっとり仕上がり、消化もしやすくなります。漬け置く時は必ず常温に置きましょう。
- point! 牛乳は沸騰させると分離しやすいため、火加減は弱めを意識しましょう。
- point! 仕上げの塩麹は製品によって塩味が異なるため、少量ずつ加え、味を見ながら調整するようにしましょう。
この記事を監修された先生
薬膳料理家松本 誉子 先生
松本 誉子(まつもと たかこ)
薬膳料理家/発酵食研究家/フードライター
北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)薬膳科卒業。中医薬膳師・中医薬膳茶師・発酵マイスター。薬膳の知恵を日常の食に活かしたカフェを三軒茶屋で運営後、現在は料理教室『ドードーの空キッチン』を主宰。発酵と薬膳を軸に、企業・協会のレシピ監修や講座講師、コラム執筆など幅広く活動している。発酵料理士協会・日本くらし薬膳協会 特別講師。
![[漢方医学・中医学情報サイト]こころとカラダの元気をつくる|COCOKARA](https://chuigaku-cocokara.jp/wp-content/themes/chuigaku-cocokara/image/logo.png)




