体も目も元気に!「さわらと唐辛子の包み蒸し焼き」のレシピご紹介 - 漢方・中医学の情報サイト|COCOKARA中医学 | 漢方・中医学の情報サイト|COCOKARA中医学

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体も目も元気に!
「さわらと唐辛子の包み蒸し焼き」
のレシピご紹介

2026.01.13 UPDATE

さわらと唐辛子の包み蒸し焼き

監修:和田 暁 先生(一般社団法人薬膳アカデミア理事長)

【難易度★☆☆】
さわらは、体力の低下や血不足、胃腸の弱さをサポートします

さわらの切り身

さわら 平性・微温性/甘味  気血を養って、胃腸を健やかにし、疲労感・目の疲れ・食欲不振のケア など

さわら(鰆)は中国では「馬鲛鱼」と呼ばれ、『中華海洋本草』では滋養強壮の働きがあると記されています。日本では江戸時代から広く食べられ、春の季語としても親しまれています。中医学では、脾胃と肝の経絡に働きかけ、気血を補って疲労回復や体力増強を助け、消化吸収機能を整えて食欲不振を改善する食材とされます。虚弱体質や産後の体力回復にも適し、滋養強壮や消化促進に役立ちます。また、肝の血を養い目の疲れを改善する「養肝明目」の働きでも知られています。栄養学の視点では、高タンパク・低脂肪で、DHAやEPA、ビタミンDを豊富に含み、血液をさらさらにし、脳の働きを維持し、骨の健康に役立ちます。

さわらと唐辛子の包み蒸し焼き
レシピ

さわらの切り身

こんにちは。一般社団法人薬膳アカデミア理事長の和田暁です。

1月は暦の上で小寒・大寒を迎え、一年で最も寒さが厳しい季節です。この時期は、体力を養い、冷えから身を守るための滋養が欠かせません。薬膳では「体を温める」「気血を補う」「陽気と腎を養う」ことが重要とされています。さわらは良質なたんぱく質と不飽和脂肪酸を含み、気血を養い、体力を補って冷えを防ぎます。発酵唐辛子としょうがは体を内側から温め、血の巡りを促進。ねぎは陽気を通じさせ、自然界の寒気の侵入を防ぎます。山芋は腎・肺・脾を補い、ホルモンや免疫、消化機能を強化。にんじんはビタミンAが豊富で、血を養い、眼精疲労を和らげ、代謝を助けます。これらを組み合わせた「さわらと唐辛子の包み蒸し焼き」は、寒さで消耗しがちなエネルギーを補い、冷えから守りながら滋養を与える、冬に最適なバランス薬膳です。温かい料理で身体の陽気を守り、厳しい冬を健やかに過ごしましょう。

編集部からのコメント
包みを開けると、ふわりと広がる香りに食欲をそそられます。さわらの柔らかな身に、発酵唐辛子の旨みと辛さ、野菜の甘みが絶妙。食べた瞬間はほんのり辛く、お腹がぽかぽか温まるのを感じます。寒い季節にぴったりの滋養たっぷりな一皿です。

調理時間25分

材料

【2人分】
さわら(切り身)・・・・・・・・・・・2切れ
にんじん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60g
山芋・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・150g
長ねぎ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1/2本
しょうが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1片
発酵唐辛子(みじん切り)・・・小さじ1~2
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ1
しょうゆ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1
みりん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1
ごま油・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1/2

 

飾り用:

赤唐辛子・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お好みの量

作り方

  1. 1さわらの切り身の表面に発酵唐辛子を塗る。
  2. 2にんじんは薄切り、山芋は皮を剥き、薄めの短冊切りにする。長ねぎは斜めに切り、しょうがは千切りにする。
  3. 3クッキングシートを広げ、②のにんじん、山芋、長ねぎ、しょうがを敷き、①のさわらを上に乗せる。
  4. 4酒、しょうゆ、みりんを混ぜたものを③に少量ずつ全体にかける。最後にごま油をたらし、クッキングシートを包む。
  5. 5200℃に予熱したオーブンに入れ、12~15分ほど蒸し焼きにする。
  6. 6オーブンから出し、皿に盛りつける。好みで赤唐辛子を飾る。

料理のポイント

  • point! 発酵唐辛子は「唐辛子の塩漬け」とも呼ばれます。生の唐辛子、または水で戻した乾燥唐辛子を用意し、水と塩を100:5の割合で作った塩水と一緒に、消毒した瓶に入れます。そのまま2~3週間漬け込めば完成です。
  • point! 発酵唐辛子が用意できない場合は、柚子胡椒もしくは豆板醤で代用してもよいでしょう。
  • point! レシピ通りに作れば、野菜のシャキシャキ感を楽しめます。しっとり仕上げたい場合は、先に野菜だけを5分ほど蒸し焼きにし、その後魚を加えてさらに12~15分蒸し焼きにすると、野菜がしっとりなじみます。

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この記事を監修された先生

一般社団法人薬膳アカデミア理事長和田 暁 先生

和田 暁(わだ しゃお)
上海中医薬大学中医学部卒、同大学付属病院勤務。昭和大学研修中、日本医食同源第一提唱者の新居裕久教授と出会い、中医学を毎日の食卓へ届けることを目指し、薬膳普及の道へ進む。
2015年、世界中医薬学会連合会より世界初の高級中医薬膳伝授師称号を授与。現在、一般社団法人薬膳アカデミア理事長・世界中医薬学会連合会常務理事、日本国際中医薬膳管理師会会長、上海中医薬大学日本校教授、東京栄養士薬膳研究会顧問。
主な著書に『薬膳で治す』(時事書房・共著)『まいにち養生ごはん』(学陽書房・監修)『中医婦人科学』(上海科技出版社・共著)雑誌『助産雑誌』連載執筆など。