潤いチャージ! 「豆腐のやさしいデザート」 のレシピご紹介 - 漢方・中医学の情報サイト|COCOKARA中医学

COOKING食養生のレシピ

潤いチャージ!
「豆腐のやさしいデザート」
のレシピご紹介

2025.05.27 UPDATE

潤いチャージ!豆腐のなめらかデザート

監修:笹沼歌乃(国際中医薬膳管理師)

【難易度★☆☆】豆腐は、体を潤し体内の熱を冷まします

絹ごし豆腐

豆腐 寒性/甘味 体内の水分不足や口の渇き、母乳不足 など

豆腐は中医学的に、体を潤し、気を補い、体内の熱を冷ますことに優れています。特に、体内の水分不足や口の渇き、母乳不足に役立つとされています。また、にがりを使用した豆腐にはカルシウムが豊富に含まれ、アミノ酸スコアも100と栄養価が高いのが特徴です。豆腐は、ヘルシーで高たんぱくな食品としておすすめです。ただし、寒性で体を冷やす性質があるので、冷えが気になる方やお腹の調子が優れない方は、摂取量や調理法に気をつけると良いでしょう。
参考:『薬膳食典食物性味表』

プリント

豆腐のやさしいデザート
RECIPE

こんにちは。国際中医薬膳管理師の笹沼歌乃です。中医学の視点から、季節に合わせた薬膳や食材の選び方をご紹介しています。

豆腐は、中国の古典書『本草綱目』にすでに登場していたと言われており、古くから親しまれてきた栄養豊富な食材です。中医学では「脾」「胃」「大腸」に作用し、体を整えるとされています。5月も終わりに近づき、汗ばむ日も多くなってきました。この時期は気温の上昇とともに体内の水分が不足しがちです。そこでおすすめなのが、体や肌をぷるぷる、つやつやに潤し、余分な熱を冷ます力が期待される豆腐を使ったデザートです。体を潤しながらも軽やかに整える豆腐は、この季節にぴったりの食材です。抹茶やきな粉を組み合わせることで、豆腐の甘味が引き立ち、ほのかな苦味と香ばしさがバランスよく調和します。さらに、寒天を加えることで食感に変化をつけつつ、腸内環境を整える助けにもなります。黒蜜やあんこを添えれば、和スイーツとして満足感もアップ。罪悪感なく楽しめるこのデザートを、日々のお楽しみに取り入れてみてはいかがでしょうか。

調理時間15分

材料

(調理時間に冷やし固める時間は含まない)

【2人分】

材料A:

絹ごし豆腐・・・・・・・・・・・・・・・・150g
抹茶パウダー・・・・・・・・・・・・・・小さじ1
ラカント・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1と1/2
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・150g

 

材料B:

寒天・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2g
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50g

 

トッピング:
黒蜜・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・適量
きな粉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・適量
あんこ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・適量

COOKING

  1. 1絹ごし豆腐の水切りをしっかりとする。
  2. 2ブレンダーに材料Aを入れ撹拌する。
  3. 3小鍋に材料Bをいれ中火で煮立たせる。
  4. 4③に②を加え、丁寧にかき混ぜながら2分程中火にかける。
  5. 5④を型に流し込む。
  6. 6余熱がとれたら冷蔵庫に入れ、一晩置く。
  7. 7皿に盛りお好みでトッピングをする。

料理のポイント

  • point! 黒蜜やあんこをトッピングしない場合は、ラカントの量を増やし甘さを調節しましょう。
  • point! 工程①で豆腐の水切りをしっかり行いましょう。水分が多い状態では、固まりにくくなります。
  • point! レシピの分量では、ババロアに近い食感になります。固めがお好きな方は、寒天の量を増やすとよいでしょう。

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この記事を監修された先生

国際中医薬膳管理師笹沼歌乃

国際中医専門員。国際中医薬膳管理師。登録販売者。
イスクラ産業株式会社中成薬事業本部広報課にて、中医学情報サイト「COCOKARA中医学」の運営。イスクラ中医薬膳講座(主催:イスクラ中医薬学院)で薬膳講師として従事。薬膳の調理実習やイベント開催、SNSの運用を通して中医学を紹介。​​