疲れた心と体にやさしいご褒美レシピ 「ほたてと緑豆春雨の香り蒸し」 - 漢方・中医学の情報サイト|COCOKARA中医学

COOKING食養生のレシピ

疲れた心と体にやさしいご褒美レシピ
「ほたてと緑豆春雨の香り蒸し」

2025.01.28 UPDATE

監修:笹沼歌乃(国際中医薬膳管理師)

【難易度★☆☆】ほたては、気持ちの高ぶりやゆらぎ、エイジングケアに役立ちます

ほたて 平性/甘味・鹹味 疲労感の軽減やエイジングケア、イライラを和らげるサポート など

ほたては、中医学的に肝、脾、胃、腎に帰経します。そのため、全身のバランスを整える助けになると考えられています。 また、体の内面を潤し、気持ちの高ぶりを落ち着かせるのが特徴です。立春を迎えるこの時期は、春の訪れとともに肝の働きが活発になり、情緒が不安定になりやすい時期でもあります。ほたては肝を養い、精神的な安定を促す助けとなるため、春の始まりにぴったりの食材です。栄養学的には、他の貝類に比べたんぱく質が多いため、日々の食卓にもお役立ていただけます。

プリント

ほたてと緑豆春雨の香り蒸し
RECIPE

「ほたてと緑豆春雨の香り蒸し」は、中国で親しまれている「蒜蓉粉丝蒸扇贝」を日本風にアレンジした一品です。まだ、寒い日がつづきますが暦の上ではそろそろ立春を迎えます。ほたては肝や腎を養うことで、春先の情緒不安定やイライラを和らげる助けとなります。緑豆春雨は低カロリーでヘルシーな食材であり、胃腸に優しく、消化を助ける効果も期待できます。唐辛子の代わりにパプリカを使用することで、辛味を抑えつつ彩りを添え、ごま油や小ねぎの香りが食欲をそそり、オイスターソースや醤油の旨味がほたての甘味を引き立てます。立春を迎えるこの時期に、肝を養いながら心身を整える薬膳としてぜひお試しください。

調理時間20分

材料

生のほたて貝・・・・・・・・・・・・・・・・・40g~50g
(約4粒程度)
 

緑豆春雨・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20g 

小ねぎ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2本 

パプリカ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5~10g 

オイスターソース・・・・・・・・・・・・・小さじ2 

醤油・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ2 

ごま油・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ1 

COOKING

  1. 1緑豆春雨を15分程水につけて戻したのち、水気をしっかり切っておく。
  2. 2小ねぎ、パプリカをみじん切りにする。
  3. 3皿に①の緑豆春雨を食べやすい長さにカットして広げ、オイスターソース小さじ1と醤油小さじ1を春雨にかけ、上にほたてを並べる。
  4. 4③に、②の小ねぎとパプリカの半量を散らす。
  5. 5皿ごと蒸し器に入れて、2分程度蒸し、蒸し器から皿を取り出す。
  6. 6⑤に②の残り半分の小ねぎとパプリカを散らし、オイスターソース小さじ1と醤油小さじ1を回しかける。
  7. 7最後にフライパンで熱したアツアツのごま油を回しかける。

料理のポイント

  • point! 作り方①で緑豆春雨の水切りをしっかり行いましょう。水切りが不十分な場合、蒸し上がりの際に緑豆春雨から水分が出てしまい、仕上がりが水っぽくなってしまいます。
  • point! 蒸し時間は、蒸し器によって異なるため様子を見ながらすすめましょう。
  • point! 出来立ても美味しいですが、しっかりと味がついているため、冷めてもサラダ感覚で美味しくお召し上がりいただけます。

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この記事を監修された先生

国際中医薬膳管理師笹沼歌乃

国際中医専門員。国際中医薬膳管理師。登録販売者。
イスクラ産業株式会社中成薬事業本部広報課にて、中医学情報サイト「COCOKARA中医学」の運営。イスクラ中医薬膳講座(主催:イスクラ中医薬学院)で薬膳講師として従事。薬膳の調理実習やイベント開催、SNSの運用を通して中医学を紹介。​​