乾燥から体をまもり代謝を高める桃と無花果のサラダ - 漢方・中医学の情報サイト|COCOKARA中医学

COOKING食養生のレシピ

乾燥から体をまもり代謝を高める
桃と無花果のサラダ

2023.10.07 UPDATE

監修:矢留 江里子 先生(国際中医薬膳師)

【難易度★☆☆】
桃は、気血を補い血行を促進します

桃 温性/甘・酸味 肌荒れ、便秘、寝汗、疲労回復、老化防止など

7月〜9月が旬の果物としては珍しく、からだを温める作用があり、からだを潤し血行を良くします。「肺・脾・肝(かん)」に帰経します。肌荒れや便秘解消にも良いでしょう。疲労回復、寝汗の改善、夏バテ、秋バテにも有効です。種は「桃仁(とうにん)」の名で生薬として用いられ、豊富な油脂は、血の巡りをよくし、老廃物を排出しやすいからだに導きます。葉はあせもによいとされローションなどに使われています。

プリント

桃と無花果のサラダ
RECIPE

秋とはいえ9月の太陽は元気いっぱい。汗をかくこともあり、夏の疲れも出てくる頃。からだを冷やしすぎず、気血を補なってくれる桃は、冷えが気になる女性の味方。無花果も肺を潤すので、のどの乾燥や空咳にも良いとされます。桃と無花果の相乗効果で便通の改善や美肌の効果が高まります。トッピングの枸杞の実も髪や肌を艶やかにします。生姜を刻んだドレッシングは体を温め夏に疲れた胃腸を元気にしてくれるでしょう。

調理時間15分

材料
桃・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1個
無花果・・・・・・・・・・・・・・・・・1個
枸杞の実・・・・・・・・・・・・・・・・・10粒程度
ベビーリーフ・・・・・・・・・・・適量
生姜・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1かけ
すし酢・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ2
砂糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1/2
塩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ひとつまみ

COOKING

  1. 1生姜は細かくみじん切りにし、すし酢、砂糖、塩を混ぜて、味をみる。
  2. 2無花果は皮ごと、桃は皮をむいてひと口サイズに切る。
  3. 3②に①のドレッシングを3分の2程混ぜ合わせる。
  4. 4枸杞の実はさっと水洗いをし、ザルにあげておく。
  5. 5皿に洗って水気を切ったベビーリーフをしき、③を並べ、①の残りのドレッシングを上からかける。
  6. 6枸杞の実を上から散らして出来上がり。

料理のポイント

  • point! 桃や無花果は実が柔らかく形が崩れやすいので混ぜすぎないように。
  • point! 桃は色がすぐに変わるので切ったらすぐにドレッシングを和えておく。

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この記事を監修された先生

国際中医薬膳師矢留 江里子 先生

矢留 江里子(やとめ えりこ)国際中医薬膳師。登録販売者。フードコーディネーター。食空間コーディネーター。NPO日本食育インストラクター。日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー。
日本中医学院(旧北京中医薬大学日本校)卒業。自然療法の料理教室の課程を修了。企業のイベントなどで薬膳講師を務める。イスクラ薬局勤務を経て2023年11月より、吉祥寺にて漢方薬店「薬食同源totonou漢方」 主宰。