監修:楊 紅娜(中医学講師)
すがすがしい気候とは裏腹に、なんだか気分はどんより……。この時期はそんな心の不調を感じている人も多いのでは。 新年度から1カ月ほどが過ぎる5月の頃は、日々溜まっていく疲れや緊張もピークになり、“五月病”と呼ばれる心のトラブルを起こしやすくなります。気持ちのいい季節を元気に過ごすためにも、疲れたなと感じたら積極的にケアをして、ココロとカラダを健やかに整えましょう。
“がんばり過ぎ”が五月病の原因に
情緒の不安定は「気」の停滞、乱れから
中医学では、五月病は過剰なストレスによる「肝」の不調から起こる症状と考えます。肝は体内の「気(エネルギー)」の巡りをスムーズに保ち、情緒をコントロールする臓器。そのため、過剰なストレスなどで肝がダメージを受けると、気の巡りが停滞したり乱れたり(逆流)して、情緒も不安定な状態に。その結果、落ち込み、イライラ、頭痛、腹痛といった心身の不調が現れるようになります。また、体内の気は“心の元気”の源でもあるため、気の不足から五月病などの精神不調を招いてしまうこともあります。“心と体はつながっている(心身一如:しんしんいちにょ)”とする中医学では、精神的なトラブルも体内の不調から考えて対処します。気分が落ち込んだり、イライラしたり……。そんな時は体の不調にもしっかり向き合い、心身ともに健やかな状態を保つよう心がけましょう。
“五月病”を改善する体質別ケア
この記事を監修された先生
中医学講師楊 紅娜
楊紅娜(よう こうな)中医学講師。 登録販売者。鍼灸師。 2006年遼寧中医薬大学修士号取得。 2006年~2016年、大連市にて精神科臨床医として10年間勤務。 「中国摂食障害の防治指南」の編集委員担当。 2016年来日。日本にて登録販売者、鍼灸師取得。
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