やる気アップ、胃腸を元気にするエリンギの炊き込みご飯 - 漢方・中医学の情報サイト|COCOKARA中医学

COOKING食養生のレシピ

やる気アップ、胃腸を元気にする
エリンギの炊き込みご飯

2022.09.06 UPDATE

監修:和田 暁 先生()

【難易度★☆☆】
エリンギは気力を補い、胃腸機能を整え、疲れ、食欲低下、肌荒れ、便秘を改善します。

エリンギ 平性/甘味 気力不足、食欲低下、潤い不足による肌荒れ、便秘 、メタボリック症候群(肥満、脂質異常、動脈硬化、糖尿病)の改善 など

エリンギは地中海沿岸で広く栽培され、フランスやイタリア料理の定番食材です。中国の新疆(しんきょう)、四川北部などでは野生のエリンギが自生し、1990年頃から人工栽培が盛んになってきました。
エリンギは、中医学的に気力不足、疲れがたまりやすい、食欲低下、胃もたれしやすいなどの症状に適しています。また、腸と呼吸気道に潤いを与えるため、便秘、肌荒れにもおすすめの食材です。さらに、水分の滞りを解消する力があるので、肥満、動脈硬化、血圧異常の改善にも使われます。栄養学的には、免疫力を高め、制癌作用を持つβグルガン成分を多く含んでいるのが特徴です。加えて、食物繊維を豊富に含み、腸のぜん動を促進することで便秘や肥満、メタボリック症候群などの生活習慣病の改善に大変有効です。

プリント

エリンギの炊き込みご飯
RECIPE

秋は天高く、高温多湿の夏から解放され、とても爽やかです。この時期は、収穫の季節を迎えます。読書の秋、芸術の秋、グルメの秋と喜ばしい反面、暑熱から開放され気が緩み、放心状態となりやすいため、疲れが出やすく、気力不足が目立ちます。乾燥した空気が体内に入り込み、呼吸気道、皮膚、大腸の粘膜への潤いが不足しがちになり、空咳、肌荒れ、便秘などの症状がよく見られます。この時期の養生ポイントは気を補い、肺を潤すことがとても重要です。今回は、肺を潤す麦門冬、肺を潤し、咳を止め、便秘を解消するアーモンド、胃腸の調子を整える人参を加えた炊き込みご飯です。秋のはじめにぴったりの一品です。

調理時間45分(炊飯含)

材料
【4人分】
エリンギ………………2パック(約200~220g)
麦門冬…………………10g
うるち米………………270g
人参……………………1/3本(約50g)
コンソメキューブ……約1/3個
塩………………………少々
ごま油…………………大さじ1
アーモンドスライス…大さじ1

COOKING

  1. 1麦門冬を100ccの水に5分浸した後、5分茹でる。(注:戻し汁は、残しておく)
  2. 2エリンギは1cmの角切り、人参はあらみじん切りにし、ごま油で1~2分炒める。
  3. 3米を洗い、①と②の戻し汁を加える。不足分の水にコンソメキューブを溶かし加える。
  4. 4①の麦門冬を加えて、通常通り炊飯器で米を炊く。
  5. 5器にご飯を盛り付けたら、アーモンドスライスを散らす。

料理のポイント

  • point! 一緒に炊飯した麦門冬は食さなくても、エキスがしっかりでているので問題ありません。
  • point! 麦門冬が手に入らない場合は、入れなくても大丈夫です。
  • point! 秋雨前線で湿気が多い時期、慢性下痢の方はエリンギ、アーモンドを控えましょう。

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この記事を監修された先生

和田 暁 先生

和田 暁(わだ しゃお)
上海中医薬大学中医学部卒、同大学付属病院勤務。昭和大学研修中、日本医食同源第一提唱者の新居裕久教授と出会い、中医学を毎日の食卓へ届けることを目指し、薬膳普及の道へ進む。
2015年、世界中医薬学会連合会より世界初の高級中医薬膳伝授師称号を授与。現在、一般社団法人薬膳アカデミア理事長・世界中医薬学会連合会常務理事、日本国際中医薬膳管理師会会長、上海中医薬大学日本校教授、東京栄養士薬膳研究会顧問。
主な著書に『薬膳で治す』(時事書房・共著)『まいにち養生ごはん』(学陽書房・監修)『中医婦人科学』(上海科技出版社・共著)雑誌『助産雑誌』連載執筆など。