監修:松本 誉子 先生(中医薬膳師)
【難易度★☆☆】えびは腎を補いスローエイジングに役立ちます。
えび 温性/甘味、鹹味 足腰の冷え、疼痛、食欲不振、母乳不足、高コレステロール、免疫機能などの改善
えびは、エネルギーを増し、足腰の冷えを改善する働きがある食材です。産後の母乳不足にも働くとされ、五臓では「腎」を補う働きがあるとされています。
また、免疫力を高めたり、ホルモンバランスを整えるだけでなく、老化を防止する働きがあるので、スローエイジングケアにおすすめです。栄養学的に殻にはキチン質が多く含まれコレステロール値や血圧を調整する働きもあるので、殻ごと食べれば生活習慣病予防にも役立つとされています。
えびとブロッコリーのグリーンカレー
RECIPE
中医学では、「腎」は血液をろ過し、老廃物や塩分を尿として体の外へ追い出す働きだけでなく、生まれた時に両親から相続した先天的なエネルギーを蓄えるという働きがあるとされています。そのエネルギーを日々使いながら生き、成長、成熟、老化を経て、「腎」のエネルギーがゼロになったときに死が訪れると考えられています。
つまり、減少していく「腎」のエネルギーを上手に補充していくことが、若々しさを保つポイント。最近疲れが抜けにくい、足腰が疲れやすい、髪のハリコシが弱くなった、白髪が増えたなど、年齢を感じ始めたら、腎を補って内側からスローエイジングを心がけましょう。
つまり、減少していく「腎」のエネルギーを上手に補充していくことが、若々しさを保つポイント。最近疲れが抜けにくい、足腰が疲れやすい、髪のハリコシが弱くなった、白髪が増えたなど、年齢を感じ始めたら、腎を補って内側からスローエイジングを心がけましょう。
今回は、えびの他、腎を補いながら、疲労回復、老化予防に働くブロッコリーを組み合わせました。ご飯には、補腎の働きだけでなく、腸を綺麗にして美肌や美髪にも働くくるみを混ぜています。より内側から働くスローエイジンググリーンカレーです。
調理時間40分
材料
【2人分】
グリーンカレーペースト…50g
グリーンカレーペースト…50g
えび…………………………10尾
玉ねぎ………………………1/2個
たけのこ……………………1/4本
ブロッコリー………………1/4房
ココナッツミルク…………400ml
水……………………………1/2カップ
水……………………………1/2カップ
米……………………………1.5合
くるみ………………………30g
松の実………………………10g
カレーペースト炒め用油…大さじ1
松の実………………………10g
カレーペースト炒め用油…大さじ1
COOKING
- 1お米に、食べやすい大きさに砕いたくるみと松の実を加えて炊く。
- 2玉ねぎとたけのこは薄切り、ブロッコリーは小房に分けておく。えびは殻を剥き、背ワタがある場合は取っておく。
- 3グリーンカレーペーストと油を鍋に入れ、弱火で香りが立つまでよく炒めたら、玉ねぎとたけのこを入れ軽く炒める。
- 4③にココナッツミルクと水を入れてかき混ぜ、煮立ったらえびを入れる。蓋をしめて10分程煮込む。
- 5④にブロッコリーを入れ、サッと火を通し、炊いた①に盛り付けてできあがり。
料理のポイント
- point! えびの殻にはカルシウムも多く含まれているので、殻ごと食べられる桜えびをカレーに追加すると、旨味だけでなく骨粗鬆症の改善にもつながります。
- point! 辛さが強いと感じるときは、蜂蜜や豆乳を加えると食べやすくなります。
- point! グリーンカレーペーストにはさまざまなスパイスの他に、旨味としてえびのペーストが含まれているので、スローエイジングにピッタリです。
おすすめ
関連記事
この記事を監修された先生
中医薬膳師松本 誉子 先生
松本 誉子(まつもと たかこ)
中医薬膳師。中医薬膳茶師。みそソムリエ。日本中医食養学会局員。
くらし薬膳 美容薬膳の執筆/監修/指導。
日本中医学院(旧北京中医薬大学日本校薬膳科)を卒業後、薬膳理論を取り入れたカフェを世田谷区三軒茶屋にオープン。現在は薬膳料理教室『ドードーの空キッチン』の主宰兼講師として、楽しく食べれる「おうちごはん」をモットーにカラダと心の健康を保つ方法を伝えている。