監修:楊 暁波 先生(中医学講師)
前回の「肌の「老化対策」でいつまでも素肌イキイキ!~7の倍数で見る肌の分かれ道~」で腎周期と身体の変化の関係についてご紹介しました。
肌の老化対策の基本は、まず「腎」の働きを健やかに保つこと。
腎のケア-補う-
腎の養生は、消耗を防ぎ、「補う」ことが基本。
身体の冷えは特に腎を消耗させるので、冬の寒さには十分注意が必要です。“寒は足から生まれる”とも言われるので、厚手の靴下を履くなど、足元をしっかり温めるようにしましょう。
冬の時期は、“遅起き”もポイントに。太陽が昇ってから活動を始めることで、身体を温める「陽気」(体内のエネルギー)の消耗を防ぐことができます。
→おすすめレシピ「腎の働きを高めて冷えを克服する「えびニラ餃子」」
胃腸のケア-通じさせる-
胃腸の働き「運化機能」(吸収・代謝・排毒力)を健やかに保つ基本は、溜め込まず、すっきりと「通じさせる」こと。
便秘は胃腸の大敵なので、1日1〜2回は排便があるよう体質を整えましょう。
朝食には、胃が温まる温かいスープや味噌汁などがおすすめです。また、酸味や甘いものは胃腸の負担になるので、摂り過ぎに気をつけましょう。
→おすすめレシピ「潤いの美肌【陰虚タイプ】におすすめ「豚足のスープ」」
老化対策のツボマッサージ
地倉(ちそう):唇を閉じたとき、口角の外側にあるくぼみ
手三里(てさんり):ひじの横じわから指3本分手首側のところ
足三里(あしさんり):膝頭の外側の下にできるくぼみから指4本下
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この記事を監修された先生
中医学講師楊 暁波 先生
楊 暁波(よう きょうは) 中医学講師。
不妊カウンセラー。毛髪診断士。世界中医薬学会連合会皮膚科専門委員会理事。1984年雲南中医薬大学医学部卒業。94年埼玉医科大学客員研究員として来日、96年日本遺伝子研究所に勤務。99年より日本中医薬研究会専任講師。共著に「やさしい中医学シリーズ3 誰も書かなかったアトピー性皮膚炎の正体と根治法」「やさしい中医学シリーズ4 あなただけの美肌専科」(ともに文芸社)「イスクラ中医学入門「1」中医基礎学」、「同「2」中医診断学」(ともに日本中医薬研究会)、「[簡明]皮膚疾患の中医治療」(東洋学術出版社)など
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