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美容と健康の味方! 知っておきたい「ツボ」ケア 〜基礎知識編〜

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美容と健康の味方!
知っておきたい「ツボ」ケア
〜基礎知識編〜

2022.04.05 UPDATE

楊紅娜先生のBeauty&Relax Vol.2

体や心がちょっと疲れていたり、肌の調子が気になったり……。そんな時にぜひ活用したい「ツボ」のケアについて、今回からシリーズでご紹介します。第1回のテーマはツボの基礎知識。意外と知らないツボの仕組みや効果についてお伝えします。

「ツボ」って本当に効くの?

そもそも「ツボって本当に効くの?」と半信半疑の人も少なくないと思いますが、ツボ療法は二千年もの歴史を持つ中医学のひとつ。その効果は広く認知され、近年ではWHO(世界保健機関)によって361カ所のツボとその有効性が認められています
 
ツボの基本となるのは、「経絡」という体内のルートです。経絡は全身を巡る気(エネルギー)・血の通り道で、それぞれが特定の臓腑と関係しています。この経絡上に点在するターミナル駅のような存在がツボ。1カ所に複数の経絡が乗り入れているため、1つのツボを刺激することでさまざまな臓器に働きかけることができます

361カ所のツボがある「十四経脈」

では、経絡についてもう少し詳しく見てみましょう。細かくは体内に枝分かれした数十本の経絡がありますが、その幹ともいえる主要な経絡は次の14本です。
 
【十二正経】
それぞれが一臓一腑に属する12本の経脈で、体の左右に対称に存在します。12本の経脈はつながっていて、全身を循環しています。
手の太陰肺経 → 手の陽明大腸経 → 足の陽明胃経  → 足の太陰脾経  → 手の少陰心経  → 手の太陽小腸経 → 足の太陽膀胱経 → 足の少陰腎経  → 手の厥陰心包経  →手の少陽三焦経  → 足の少陽胆経 → 足の厥陰肝経  →(手の太陰肺経へ戻る)
 
【奇経八脈】
十二正経の間を縦横に走り、その連携をサポートする8本の経脈。中でも主要なのは、体の背面を流れる「督脈」、前面を流れる「任脈」です。
 
この十二正経と督脈・任脈を合わせた「十四経脈」の上にあるのが「経穴(361カ所)」で、いわゆるツボと呼ばれるもの。
その他、十四経脈上以外にある「奇穴」、特に部位は決まっておらず、押した時に“痛気持ちいい”と感じる「阿是穴(圧痛点)」などがあります。
 
<ツボ療法(鍼灸)の主な効果>
1.興奮、鎮静
2.血流の誘導(足りない部位に集め、多すぎる部位から散らすなどの調整)
3.鎮痛
4.防御(白血球などを増加させて治癒機能を促進)
5.免疫
6.消炎
7.転調(体質の改善)
8.反射(刺激によって組織や臓器の機能を促進または抑制)
 
上記のように、現在では医学的な実験によりツボ療法の具体的な効果が証明されています。次回以降、美容と健康に効くさまざまなツボをご紹介するので、ぜひ日々のケアに取り入れてみてください。

PROFILE

中医学講師楊 紅娜

楊紅娜(よう こうな)中医学講師。 登録販売者。鍼灸師。 2006年遼寧中医薬大学修士号取得。 2006年~2016年、大連市にて精神科臨床医として10年間勤務。 「中国摂食障害の防治指南」の編集委員担当。 2016年来日。日本にて登録販売者、鍼灸師取得。

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