足腰の冷えや腰痛に「米粉のチヂミ」 - 漢方・中医学の情報サイト|COCOKARA中医学

COOKING食養生のレシピ

足腰の冷えや腰痛に
「米粉のチヂミ」

2022.03.22 UPDATE

監修:矢留 江里子 先生(国際中医薬膳師)

【難易度★☆☆】ニラは体を温めて足腰の冷えや腰痛、腎の働きを高めます

ニラ 温性/辛味 冷え性 腰痛 疲労回復 滋養強壮 風邪予防など

ニラは、春先から初夏にかけてが旬の食材です。陽気を補い体を温め、「腎」を元気にするので足腰の冷えや腰痛の改善、滋養強壮が期待できます。
独特の香り成分は血液をサラサラにし、血の巡りを良くします。また疲労回復、免疫力も高めて風邪予防や病後の回復にも良いでしょう。代謝の悪い人や虚弱な人は積極的に摂りましょう。胃腸の働きも整えます。ニラは葉先までピンとしているのも、色は濃すぎず爽やかな緑色のものを選びましょう。根元も栄養満点、旨味もあるので切り捨てずにいただきましょう。

プリント

米粉のチヂミ
RECIPE

冷えは万病の元。寒い時期は血流も滞り、冷え、腰痛、乾燥、疲れなどが気になります。エビはニラとともに体を温め、発育、成長、生殖を司る腎を強くしていきます。足腰の衰えや聴力の低下、白髪などが気になり始めた方におすすめです。長ネギも体を温め悪寒をとるのによい食材です。小麦は涼性、米粉は平性、今回は半々で使いました。春の初めは陰から陽に変わりゆく時期、陽気を補い体調を整えて、春本番、季節の変わり目の揺らぎに負けない体作りをしていきましょう。

調理時間30分

材料
【2枚分】
ニラ………………………1束
長ネギ……………………1本
むきエビ…………………70g
ごま油……………………適量
天ぷら粉…………………70g
米粉………………………70g
水(炭酸水)……………200cc
鶏ガラスープ……………大さじ1/2
塩…………………………小さじ1/2
《タレ》
しょうゆ…………………大さじ1
酢…………………………大さじ1/2
いりごま…………………大さじ1
コチュジャン……………小さじ1
ごま油……………………小さじ1/2
砂糖………………………小さじ1/2

COOKING

  1. 1ボールに粉類と水を入れ混ぜ冷蔵庫で冷やしておく。ニラは3〜4センチに切る。
  2. 2長ネギは根元の方から5センチの長さに3つ切り、白髪葱を作り(トッピング用)、芯の部分と残りはニラと同じ長さになるように切る。
  3. 3エビは背わたがあれば取り、塩でもみ、洗い流してキッチンペーパーで水気を切る。
  4. 4焼く前に①の白髪葱以外を合わせて、フライパンにごま油を熱し、種を流し入れ、薄く伸ばして3分、裏返して軽くフライ返しで押しながら淵にごま油を回し入れ2分中火で焼く。
  5. 5切って皿に盛り付け上から白髪ネギを飾る。
  6. 6タレを合わせて作る。

料理のポイント

  • point! 焼くときにフライ返しなどで押さえながら薄く焼くのがカリカリになるポイントです。
  • point! 粉と水を合わせたら冷やしておくとカリッと仕上がります。 炭酸水のときは炭酸水を冷蔵庫で冷やしておくとGOOD!
  • point! 小麦粉の代わりに天ぷら粉を使用することで外カリ、中はふんわりに仕上がります。

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この記事を監修された先生

国際中医薬膳師矢留 江里子 先生

矢留 江里子(やとめ えりこ)国際中医薬膳師。登録販売者。フードコーディネーター。食空間コーディネーター。NPO日本食育インストラクター。日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー。
日本中医学院(旧北京中医薬大学日本校)卒業。自然療法の料理教室の課程を修了。企業のイベントなどで薬膳講師を務める。イスクラ薬局勤務を経て2023年11月より、吉祥寺にて漢方薬店「薬食同源totonou漢方」 主宰。