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春の肌荒れ対策 〜マスク生活やストレスに負けない肌に〜〈二十四節気の中医美容学:清明・穀雨〉

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春の肌荒れ対策
〜マスク生活やストレスに負けない肌に〜
〈二十四節気の中医美容学:清明・穀雨〉

2021.04.06 UPDATE

楊暁波先生の中医美容レッスン Vol.60

4月の節気(※)は「清明」と「穀雨(こくう)」。若葉が萌え、花々が咲き誇り、すべてのものが清らかに輝く季節です。4月後半は恵の雨がしっとりと降る頃で、畑の穀物も元気に育ち始めます。一方、この時期は風が強く、季節の変わり目で寒暖差が激しいことも特徴。ストレスやマスク生活の影響で肌も荒れがちになるため、こまめなケアで肌を健やかに整えましょう
※二十四節気:1年の気候変化を24に分けて表したもの

春に肌荒れしやすいのはなぜ?

春は、炎症やかゆみといった肌トラブルが起こりやすい季節。長引くマスク生活の影響もあり、なんだか肌が荒れがちで……、という人も多いと思います。
その要因の一つとなるのは、ストレスです。春は寒暖差が大きく、環境の変化も多い時期。物理的、精神的にストレスを受けやすく、これが自律神経の乱れやターンオーバーの不調を招き、肌荒れにつながります
また、風が強い春は、花粉やPM2.5などのアレルゲンが肌トラブルの原因になることも。この時期は冬の乾燥ダメージで肌のバリア機能が低下しがちなため、外部刺激に敏感になり、不調が起こりやすくなります。
さらに、長期間のマスク着用も肌の大きなダメージに。布の摩擦に加え、気温が上がると蒸れて雑菌が繁殖しやすく、赤みやかゆみ、マスク跡の色素沈着といったトラブルにつながります。
 
【春の肌荒れ要因】
・寒暖差や環境変化によるストレス
・花粉やPM2.5などのアレルゲン
・冬の乾燥によるバリア機能の低下
・マスク着用によるダメージ

ストレスによる「肝」の不調が肌荒れの一因に

中医美容学でも、春の肌荒れの要因は強い風や気温の変化、ストレス、マスク生活などの影響と考えます。

 

【中医学で考える春の肌荒れ要因】

(1)外的要因:強い風や寒暖差

寒暖差によるストレス、飛散する花粉やウイルスなどの影響で、かゆみ、赤みなどが現れるように。こうした不調は春の風のように動く性質があり、場所が固定せず、症状も出たり消えたりします。また、上半身や顔などに症状が現れやすいという特徴もあります。

症状:かゆみ、赤み、蕁麻疹 など

 

(2)内的要因:ストレスによる「肝」の不調

自律神経の働きと関わる「肝」は、ストレスのダメージを受けやすい臓器。そのため、ストレスの多い春は肝の不調を招きやすく、自律神経が乱れて肌の状態が不安定に。また、ストレスで肝の「気(エネルギー)」が過剰になり、血圧が上昇して肌トラブルを招くこともあります。

症状:かゆみ、のぼせ、顔の赤み など

 

(3)マスクの負担:雑菌と瘀血(血行不良)

マスクの中が蒸れて雑菌が繁殖すると、肌の常在菌バランスが乱れて吹き出物やかゆみが出るように。また、マスクの着用で肌の圧迫が続くと、瘀血を起こして色素沈着を起こしたり、皮膚が厚くなったりすることもあります。

症状:赤み、かゆみ、吹き出物、色素沈着、皮膚肥厚

マスク対策も! 春の肌荒れを防ぐスキンケア

長引くマスク生活で色素沈着など起きている人も、きちんとケアすれば改善できるので諦めないで。これから暖かくなると肌荒れも起こしやすいので、日々のケアで肌を整えましょう。
 
【マスク対策】
・同じ場所を圧迫しないよう、サイズの違うマスクを交互に使うなどの工夫を。
・肌にやさしい布をマスクの内側に入れて。布には保湿・殺菌効果のあるスプレーを2〜3時間おきに。
・2重マスクは、外側を不織布マスク、内側は肌にやさしい布マスクに。
・マスクを外したら早めに洗顔。雑菌の繁殖を防ぎましょう。
 
【デトックススキンケア】
春に起こりやすい赤みやかゆみ、炎症などのトラブルには、雑菌(邪毒)の繁殖を抑え、肌の余分な熱を冷ます“清熱解毒”のスキンケアを。
・クレンジング&洗顔できちんと汚れを落とす。
・抗菌、炎症作用のある生薬液で、5〜10分パック。
 
[おすすめ中医美容成分]
五行草、タンポポ茶、薄めの緑茶 など
 
[おすすめアイテム]
瑞花露薬用ソープ」「瑞花露薬用保湿ローション」「瑞花露ボディケア入浴液」など
 
【活血スキンケア】
マスクの圧迫で瘀血(血行不良)を起こしがちなので、血行を促すスキンケアを意識して。色素沈着を防ぐためには、美白を心がけることもポイントです。
・血行促進、美白作用のある生薬液、オイルなどで、5〜10分パック。デトックスパックと交互に取り入れてみて。
 
[おすすめ中医美容成分]
紅花、紫根、白芷(びゃくし)、牡丹皮、凌霄花(のうぜんかずら)、当帰、沙棘、バラ など
 
[おすすめアイテム]
セ・サージクリーム」「瑞花露薬用保湿クリーム」、沙棘オイル、ローズオイル など
 

スベリヒユ〈五行草の花〉

「肝」のケアで体の中から肌荒れ予防

「肝」を健やかに保つためには、体内の「血」を養い、「気」の巡りをスムーズに保つことが大切。春は過剰なストレスで気の停滞や血不足を招きがちなので、日頃の養生を心がけましょう。

 

【肝を整える食養生】

おすすめ食材

・気の巡りを整える:菜の花、にんじん、かぼちゃ、玉ねぎ、春菊、パクチー、セロリ、柑橘類、びわ など

・血を養う:レバー、ひじき、ほうれん草、小松菜、プルーン、黒きくらげ、卵、鶏肉、豚肉 など

酸味は少なめ、自然の甘味はやや多め、もポイント。

 

おすすめ生薬

龍眼肉(りゅうがんにく)、クコの実、棗(なつめ)、紅花、菊花、バラ、柴胡(さいこ)、紅景天(こうけいてん) など 

毎日のお茶に、紅茶に菊花やバラ、クコの実などを加えたブレンドティーもおすすめ。

 

【ストレスケア】

ストレスは美肌の大敵。肝の働きも落ちてしまうため、日頃のストレスはこまめに発散しましょう。

・アロマオイルで気持ちを穏やかに。柑橘系、ラベンダーなどの香りがおすすめです。

・入浴を習慣にして、心身をリラックス。血行促進にもつながります。

・散歩やウオーキングなど、外に出かけて春の陽気を楽しんで。

[おすすめアイテム]

瑞花露ボディケア入浴液」、オレンジオイル、ラベンダーオイル、ティーツリーオイル、ユーカリオイル など

PROFILE

中医学講師楊 暁波 先生

楊 暁波(よう きょうは) 中医学講師。
不妊カウンセラー。毛髪診断士。
1984年雲南中医薬大学医学部卒業。94年埼玉医科大学客員研究員として来日、96年日本遺伝子研究所に勤務。99年より日本中医薬研究会専任講師。共著に「やさしい中医学シリーズ3 誰も書かなかったアトピー性皮膚炎の正体と根治法」「やさしい中医学シリーズ4 あなただけの美肌専科」(ともに文芸社)「イスクラ中医学入門「1」中医基礎学」、「同「2」中医診断学」(ともに日本中医薬研究会)、「[簡明]皮膚疾患の中医治療」(東洋学術出版社)など

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