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夕方のお疲れ肌は副腎チャージで解消!

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夕方のお疲れ肌は副腎チャージで解消!

2019.05.07 UPDATE

楊暁波先生の中医美容レッスン vol.37

夕方、化粧直しに立ち寄った洗面所で、鏡に映った自分の肌が疲れて見えて落ち込むことはありませんか。もしかしたら、それは「副腎疲労(ふくじんひろう)」のせいかもしれません。今回は副腎疲労とはなにか、副腎疲労のケア方法をお伝えします。

副腎ってなに?

副腎は腎臓のうえにある小さなピラミッド型の臓器で「抗ストレスホルモン」といわれる副腎ホルモンを作っています。この副腎ホルモンが分泌されることによって私たちは肌を健やかに保ち、元気に過ごすことができます
 
ところが、長期間にわたってストレスを感じて緊張状態が続いたり、睡眠不足が続いたりすると副腎はだんだんと疲労し、副腎ホルモンの分泌が低下します。すると、体の頑固な疲労感やストレスに対処する力が弱くなってしまいます。

夕方になると疲れやイライラ?「副腎ホルモン」とストレスの関係

副腎ホルモンは、1日を通して均等に分泌されているわけではありません。朝8時くらいに分泌が最も盛んになり、夕方以降には減少します。そのため、この副腎ホルモンの分泌が低下したタイミング、つまり夕方になると心身の疲労やイライラ感がピークになると考えられているのです。
 
肌も同様に、夕方になると副腎ホルモンの減少が影響してお疲れモードに。肌トラブルを抱えている方は痒くなったり、ぶつぶつと発疹が現れたりすることもあります。

あなたのお疲れを測る「副腎疲労度チェック」

では、あなたが感じるお疲れ肌や心身の疲労が副腎疲労によるものなのかどうかをチェックしてみましょう。
当てはまるものが多いほど、副腎が疲労しているサイン。夕方のそのつらさを解消するために副腎チャージを始めるのがおすすめです。

□慢性疲労・倦怠感、だるい症状が抜けない
□眠っても疲れが取れない
□集中力や記憶力の低下がある
□カフェインがないと仕事ができない
□肌が乾燥したるんでいる
□肌のハリ・艶が不足している
□夕方に顔が赤くなる
□夕方にかゆみや発疹がひどくなる
□夕方に疲れとイライラ感がピークになる

副腎チャージの時間も夕方に

副腎は、中医学の考えにおいて「腎」に属します。「腎」は副腎の他、内分泌系、ホルモンなどを司る臓腑です。

腎をケアするときには「時間帯」も心がけると良いでしょう。
中医学の「子午流注(しごりゅうちゅう)」という時間養生の理論では、臓腑が活発に働く時間に着目してケアするとより効果的だと考えられています。子午流注によると、17時~19時が「腎」が活発に働く時間で、副腎チャージにぴったりの時間帯です。
 
副腎ホルモンの分泌が低下し、疲れのピークがくる夕方に、仕事を切り上げ腎を休めたいものですが、なかなかそうはいかないという方も多いはず。夕方からは家族のために家の仕事で忙しくなるという方もいるでしょう。しかし、疲れを引きずったまま頑張りすぎないことが、あなたの体のためにとても大切なことです。
 
17時~19時には、ほんの数分、仕事の手を休めて、あなた自身の体を労わるための「副腎チャージ」をしましょう。

5分でできる「簡単副腎チャージ」

どこでも実践できて、必要な時間はわずか5分の「簡単副腎チャージ」の方法をご紹介します。
 
・副腎チャージのツボ「腎兪(じんゆ)」
ちょうど腎臓のあたり。親指が背中側にくるようにしてウエストを両手でつかんだときに親指が当たる部分です。力を抜いて背筋を伸ばし、軽く押して気持ちが良いくらいの強さで3秒押します。これを1セットとし3セット行いましょう。
1日を通していつ行っても構いませんが、17時~19時の間で行うとより効果的です。
 
また、腎兪のツボを押す際に、足の裏にある「湧泉(ゆうせん)」のツボも一緒に刺激するとより効果が高いです。
湧泉は足裏の中心より上の方、足指を曲げると「人」の字状の交点にできるくぼみにあります。外出先ではちょっとした地面のでっぱりを探し、靴の上からで良いので青竹踏みのように刺激してみましょう。
 
・副腎チャージの食材
摂り入れたい食材は「黒い食材」と「豆類」です。
黒い食材は代表的なものとして、黒豆、黒きくらげ、黒ごまなどがおすすめ。
また、中医学では、腎臓の形に似ている「豆」が腎を養うとされています。大福、おはぎ、ようかん、おまんじゅう、甘納豆などがおすすめです。ピーナッツなどの乾燥した豆類は、夕方の肌トラブルが出ているときには避けましょう。乾燥した豆類は、肌の潤いを奪って乾燥を悪化させてしまいます。
そのほか、クコの実やスッポンなども副腎をチャージしてくれる食材とされています。

生薬では、亀板(きばん)、地黄(じおう)、黄精(おうせい)、紫河車(しかしゃ・プラセンタ)がおすすめです。これらの生薬を使って腎を補う漢方薬を「補腎薬(ほじんやく)」といいますが、体質によって合う薬は人それぞれ異なります。専門の漢方薬局・薬店に相談してみましょう。

PROFILE

中医学講師楊 暁波 先生

楊 暁波(よう きょうは) 中医学講師。
不妊カウンセラー。毛髪診断士。
1984年雲南中医薬大学医学部卒業。94年埼玉医科大学客員研究員として来日、96年日本遺伝子研究所に勤務。99年より日本中医薬研究会専任講師。
共著に「やさしい中医学シリーズ3 誰も書かなかったアトピー性皮膚炎の正体と根治法」「やさしい中医学シリーズ4 あなただけの美肌専科」(ともに文芸社)など。

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