酷暑の夏バテ予防に「きゅうりの豚梅しそ巻き」 - 漢方・中医学の情報サイト|COCOKARA中医学

COOKING食養生のレシピ

酷暑の夏バテ予防に
「きゅうりの豚梅しそ巻き」

2018.08.14 UPDATE

監修:矢留 江里子 先生(国際中医薬膳師)

【難易度★☆☆】
きゅうりは体の余分な熱をとり、喉の渇きを癒します。

きゅうり 寒性/甘味 むくみ、口や喉の渇き、夏バテ予防、高血圧

夏を代表する野菜のひとつ「きゅうり」の成分の90%以上は水分で、喉の渇きを癒し、ほてりを鎮め、体の余分な熱を冷まします。また、水分代謝を改善するカリウムを多く含むため、むくみ・だるさの解消や、尿の出の改善に効果的です。夏の暑さを乗り切るために欠かせない食材です。
生で食べる食材は体を冷やしやすいので、冷えが強い人、胃腸の弱い人は食べ過ぎに注意してください。

プリント

きゅうりの豚梅しそ巻き
RECIPE

8月上旬、暦の上では立秋となり、自然界では陽が極まり陰へ転化していく時期。陽気はまだまだ盛んで残暑が続きます。この暑さでついつい冷たいものを取り、クーラーの中で過ごすことが多くなると内臓が冷え、疲れや重だるさなどを感じやすくなります。
食欲が落ちてきたら夏バテのサインです。体の冷やし過ぎに注意し、夏野菜を上手に取ってエネルギーを養い、秋本番に疲れが出ないように準備していきましょう。夏野菜などの体を冷やす食材は、火を使うなどして調理法を変えることで冷やしすぎず、バランスをとることができます。
今回はきゅうりの他に、疲労回復・食欲増進の梅、胃腸の働きを高めるしそを、体力回復の豚肉で巻いて調理します。夏バテ気味で食欲のない時におすすめです。

調理時間20分

材料
【2人分】
きゅうり……………………1本
豚肩ロース(豚バラ肉)…4枚
しそ…………………………4枚
ねり梅………………………大さじ2
塩……………………………適量
こしょう……………………適量
小麦粉………………………5g程度

COOKING

  1. 1きゅうりは斜めに5mmの薄さにスライスしてからマッチ棒くらいの細さに千切りにする。
  2. 2広げた豚肉に軽く塩、こしょうをし、茶こしで小麦粉をふった後、その上にしそ、ねり梅小さじ1程度、きゅうり1/4本分を乗せしっかり巻いていく。同じ要領で4本作る。
  3. 3フライパンに油をひき、巻いた継ぎ目を下にし焼き始め、途中転がしながらまんべんなく焼く。

料理のポイント

  • point! 豚肉で巻いた中の具は、生でも食べることができるので、豚肉に火が通ればOKです。

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この記事を監修された先生

国際中医薬膳師矢留 江里子 先生

矢留 江里子(やとめ えりこ)国際中医薬膳師。登録販売者。フードコーディネーター。食空間コーディネーター。NPO日本食育インストラクター。日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー。
日本中医学院(旧北京中医薬大学日本校)卒業。自然療法の料理教室の課程を修了。企業のイベントなどで薬膳講師を務める。イスクラ薬局勤務を経て2023年11月より、吉祥寺にて漢方薬店「薬食同源totonou漢方」 主宰。