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病は気から。美肌も気から! 〜感情と肌の関係〜

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病は気から。美肌も気から! 〜感情と肌の関係〜

2018.05.01 UPDATE

楊暁波先生の中医美容レッスン vol.25

ストレスが溜まって肌がボロボロ、クマがひどい……。そんなトラブルを経験したことはありませんか? きちんとお手入れをしてもこうした不調が現れてしまうのは、“感情と肌の状態”が密接に関係しているから。
“病は気から”という言葉があるように、肌の健康を保つためにも精神状態を健やかに整えることはとても大切です。日頃から気持ちを穏やかに保つよう心がけ、イキイキとした元気な素肌をキープしましょう。

度を過ぎた感情は、身体や肌のダメージに

嬉しい、悲しい、怒る、悩む……。こうした感情は、人の心を豊かにしてくれるとても大切なもの。ところが、どんな感情も度がすぎると精神的ストレスとなり、身体や肌にダメージを与えてしまうので注意が必要です。一見、大きいほど良いと思える“喜び”といった感情も、過剰になれば興奮につながり、心身の負担になってしまうのです。

感情が身体や肌のダメージにつながるのは、内臓、神経系、免疫系、内分泌系などの働きが、精神状態の影響を強く受けているため。正常な範囲の感情が不調の原因になることはありませんが、感情が強すぎたり、精神的負担が長期間続いたりすると、免疫と内臓機能の乱れや自律神経の不調などにつながり、病気や肌トラブルを招いてしまうのです。
例えば、化粧ノリが悪い、肌色が優れない、肌荒れの他に、「肝斑(かんぱん)」(両頬のシミ)、赤ら顔、円形脱毛症、ニキビ、皮膚そう痒症、アトピーの悪化、蕁麻疹(じんましん)、「ビダール苔癬(たいせん)」(首の後ろなどにみられる厚い湿疹)なども精神状態の影響に関係しています。

中医学でも、感情と身体の関係はとても重視されています。精神や感情の状態は七情「怒・喜・思・憂・悲・恐・驚」に分けられ、それぞれが五臓と密接な関係に。
「怒り=肝(かん)」「喜び=心(しん)」「思い=脾胃(ひい)」「悲しみ・憂い=肺」「恐怖・驚き=腎」というように関わっていて、例えば、強い怒りで頭痛がしたり(肝の不調)、思い悩んで食欲が落ちたり(胃腸の機能低下)、といった不調につながります。
また、度を過ぎた感情は「気」(エネルギー)や「血」の巡りを悪化させてしまうため、エネルギーや栄養が体内に十分行き渡らず、心身の不調や肌トラブルを招いてしまうこともあります。

イライラしがち、短気でカッとなりやすい、くよくよと思い悩む。こうした性格の傾向は生まれ持ったものでもありますが、感情に任せているだけではダメ。健やかな肌を保つためにも上手に感情をコントロールして、リラックスした気持ちで過ごすよう心がけるましょう。

あなたの性格はどのタイプ?感情と肌トラブルの関係

肌は内臓の鏡。感情の影響を受けて臓器の状態が悪くなると、肌にもさまざまな不調が現れます。ここでは感情と五臓の関係を紹介しているので、自分の性格や感情の傾向から、起こりやすいトラブルをチェックしてみてください。
 
【喜:「心」】
喜びの感情が影響するのは「心」(心臓)。過剰な喜びは興奮につながり、集中力の低下や不眠、失神、不安感、過剰な熱といった不調につながります。

・起こりやすいトラブル
睡眠不足でクマができやすい、顔が赤くなりやすい、口内炎ができやすい
 
【怒:「肝」】
怒りの感情が影響するのは「肝」(肝臓)。イライラしたりカッとなったりすると、体内の「気」が上昇し、血管の拡張を招いて頭痛や充血、血圧の上昇などにつながります。
 
・起こりやすいトラブル
血管が浮き出る(青筋)、オイリー肌、ニキビができやすい
 
【思:「脾胃」】
思慮の感情が影響するのは「脾胃」(胃腸)。くよくよと悩んだり考え込んだりすると、食欲不振や消化不良を招き、栄養や潤いを十分に養うことができなくなります。
 
・起こりやすいトラブル
シワができやすい、乾燥肌、顔色が黄色い
 
【悲・憂:「肺」】
悲しみや憂いの感情が影響するのは「肺」。悲観的になったり深い悲しみを感じたりすると、体内の「気」を消耗し、息切れ、咳などが起こりやすくなります。
 
・起こりやすいトラブル
バリア機能の低下、血色が悪い(青白い)、透明感がない、ツヤがない、目が腫れぼったい
 
【恐・驚:「腎」】
恐怖や驚きの感情が影響するのは「腎」。過度の恐れや驚きを感じると、「精」(生命エネルギーの源)の消耗、固泄作用(排尿排便の調節)の低下などを招き、白髪、物忘れ、尿トラブルといった不調につながります。
 
・起こりやすいトラブル
たるみ、顔色の黒ずみ、色素沈着しやすい
 

「養神」と「養形」でココロも肌も元気に!

「ひとりのピエロは1ダースの医者にも勝る」。そんな言葉があるほど、明るく笑って過ごすことは健康を保つ大きなパワーになります。だからこそ、中医学の養生は「養神(ようじん)」(精神を養う)と「養形(ようけい)」(臓器や肌など形あるものを養う)のセットが基本に。気持ちをリラックスさせ、プラス思考で明るく過ごすことで、健やかな肌を保ちましょう。
 
【「養神」のおすすめ食材・生薬】
・おすすめ食材
菊花、ジャスミン、ミント、ハマナスの花、香草類(みょうが、ねぎ、クレソンなど)、柑橘類(レモン、グレープフルーツ等)、茶 など
 
・おすすめ生薬
シベリア人参、ちんぴ(乾燥したみかんの皮)、ウコン など
 
【「養形」のおすすめ食材・生薬】
・おすすめ食材
質の良いタンパク質、卵、はちみつ、ゆり根、梨、杏仁、銀杏、黒ごま、きのこ類、大豆、なつめ、落花生、松の実、山芋、しょうが、くるみ など
 
◎おすすめ生薬:
クコの実、当帰(とうき)、紅景天(こうけいてん)、丹参(たんじん)、西洋人参、沙棘(サージ) など
 

暮らしのポイント

・太極拳やヨガ、ストレッチなどを習慣にして、心身のリラックスを。
・適度な運動はストレス発散につながります。
・ 不規則な生活はNG。睡眠や食事など、生活リズムを整えましょう。
・質の良い睡眠を十分に摂り、心身の疲労回復を。
・入浴で疲れを取り、身体をゆったりほぐしましょう。
・栄養は元気とキレイの基本。バランスの良い食事をしっかり摂ることが大切です。
 

PROFILE

中医学講師楊 暁波 先生

楊 暁波(よう きょうは) 中医学講師。
不妊カウンセラー。毛髪診断士。
1984年雲南中医薬大学医学部卒業。94年埼玉医科大学客員研究員として来日、96年日本遺伝子研究所に勤務。99年より日本中医薬研究会専任講師。
共著に「やさしい中医学シリーズ3 誰も書かなかったアトピー性皮膚炎の正体と根治法」「やさしい中医学シリーズ4 あなただけの美肌専科」(ともに文芸社)など。

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