脳の働きを良くするブレインフード「くるみとオートミールのスパイスグラノーラ」 - 漢方・中医学の情報サイト|COCOKARA中医学

COOKING食養生のレシピ

脳の働きを良くするブレインフード
「くるみとオートミールのスパイスグラノーラ」

2021.01.12 UPDATE

監修:矢留 江里子 先生(国際中医薬膳師)

【難易度★☆☆】
くるみは脳の老化を防ぐ「健脳の木の実」

くるみ 甘味/温性 老化防止、腰痛・耳鳴り・頻尿・喘息・肌荒れ・便秘の改善 など

くるみは胡桃肉(ことうにく)という生薬として、「腎」・「肺」を元気にし、足腰の強化や喘息、潤い不足の便秘などに活躍します。
くるみの形は脳の形に似ていますよね。中医学では相似の理論で、形や役割が似ているものは同じような働きをするという考え方から、「健脳の木の実」と言われています。
脳の松果体(しょうかたい)から分泌されるメラトニン(睡眠の質を良くするホルモン)が大量に含まれていることも分かっています。オメガ3の脂肪酸が豊富に含まれ血流を良くし、血管をしなやかにし、活性酸素を除去、認知機能をサポートします。

くるみは殻から外れると酸化しやすくなります。小分けのものを購入するか、袋を開けたら冷蔵か冷凍して早めに使い切りましょう。

プリント

くるみとオートミールのスパイスグラノーラ
RECIPE

受験シーズンが到来!頑張る子ども達のために一番のサポートは健康管理ですね。
ラストスパートを迎えるこの時期は、1日中机に向かうことが多いでしょう。脳の働きを良くして大事な時期を乗り越えてもらいましょう。

寒い時期ですから、シナモン、カルダモンのスパイスを加えて身体を温め、香りで気の巡りを良くします。今回は米粉を使いました。脳に必要な糖や酸素を補給し、エネルギーチャージを高めます。
勉強の合間のおやつにピッタリです。

調理時間70分

材料
【天板1枚分】
オートミール………130g
米粉…………………90g
くるみ………………100g
シナモン……………少々
カルダモン…………少々
きび砂糖……………45g
メープルシロップ…45g
豆乳…………………60g
米油…………………70g

COOKING

  1. 1ボウルに材料の上から順に入れていく。このとき、一つ入れるごとに混ぜる。全体がまとまったら、クッキングシートを敷いた天板に平たく伸ばす。
  2. 2オーブンを150℃に予熱し、60分焼く。粗熱が取れたら適当に割り、ジップロックやタッパーで保存する。

料理のポイント

  • point! くるみのほかアーモンドやカシューナッツ、ドライフルーツなど入れてもよいです。
  • point! くるみが残ったら、すり鉢ですりつぶし、塩水を加え滑らかにし、砂糖を加えてくるみペーストを作ります。
  • point! くるみペーストは、ごま和えのように、ほうれん草などと和えたり、パンに塗って食べても美味しいです。

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この記事を監修された先生

国際中医薬膳師矢留 江里子 先生

矢留 江里子(やとめ えりこ)国際中医薬膳師。登録販売者。フードコーディネーター。食空間コーディネーター。NPO日本食育インストラクター。日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー。
日本中医学院(旧北京中医薬大学日本校)卒業。自然療法の料理教室の課程を修了。企業のイベントなどで薬膳講師を務める。イスクラ薬局勤務を経て2023年11月より、吉祥寺にて漢方薬店「薬食同源totonou漢方」 主宰。