監修:鈴木 理恵(管理栄養士・国際薬膳師)
【難易度★☆☆】さつまいもは胃腸を元気にし、便通をよくします
さつまいも 平性/甘味 胃腸の働きを高める。便通を促す。
さつまいもは、胃腸の働きを高めて元気にする、腸の動きをよくして便通を促すなどの働きがあり、消化吸収力が弱くて気血を生み出せない、疲れ、便秘などの症状を改善します。
食物繊維や加熱しても失われにくいビタミンCなどの栄養素も含むさつまいもですが、気の巡りが悪くお腹が張りやすい、胸やけしやすいなどの傾向がある方は控えめにしましょう。
ハニースイートポテト
RECIPE
10月上旬は二十四節気の寒露(かんろ)を迎えます。カラッとした秋らしい気候になります。しかし、この乾燥した空気が肺にダメージを与えるため、のどや鼻など呼吸器系の調子が悪くなったり、肌や髪の乾燥、便秘などになりやすくなります。この時期は肺を潤すことが大切ですが、その潤いは胃腸が正常に働くことで生み出されるので、あわせて胃腸の働きを高めることも重要になります。
今回は、胃腸の働きを高める秋の味覚さつまいもに、気を補い肺を潤すはちみつで自然な甘味をつけ、潤いをもたらす乳製品と卵を加えたスイートポテトにしました。この時期は胃腸を温めるシナモンを少量加えるとさらに効果が高まります。
調理時間30分
材料
【8cm長さの型 10個分】
さつまいも(大)…………………2本(約600g)
はちみつ……………………………大さじ3
バター………………………………30g
卵……………………………………1個
シナモン(あれば)………………小さじ1/2
(添えるもの)
ヨーグルト…………………………適量
はちみつ……………………………適量
COOKING
- 1さつまいもは2cm厚さの輪切りにし、皮をむいて水にさらす。卵はよく溶きほぐす。
- 2 ①のさつまいもを電子レンジ(600w)で8~9分加熱する。(竹串が通るくらい。)
- 3②を熱いうちにフォークなどでつぶし、はちみつとバター、①の卵液の半量、シナモンを加えて混ぜ合せる。ケースに山型になるように詰め、残りの卵液を表面に塗る。
- 4③をオーブントースターで表面に焼色がつくまで(4~5分目安)焼く。ヨーグルトとはちみつを添える。
料理のポイント
- point! なめらかな生地にしたいときは、作り方③でさつまいもを裏ごしします。
- point! 紙やアルミのケースが無くても、手で成形できます。
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この記事を監修された先生
管理栄養士・国際薬膳師鈴木 理恵
イスクラ産業で製品開発および薬膳関連の仕事に従事。日本食糧新聞社百菜元気新聞への薬膳レシピ掲載、西洋フード・コンパスグループ(株)への薬膳メニュー提供など。身近な食材で簡単に作れる体と心によいレシピを提案している。