監修:楊 暁波 先生(中医学講師)
楊暁波先生の中医美容レッスンvol.6
オイリースキン対策
20代と30代では解決策は異なります
Tゾーンのテカリやベタツキ肌を気にする人は多いのですが、一口にオイリースキン(脂性肌)といっても、若いうちのそれと年齢を重ねてからのものでは原因が異なります。
原因が違えば手立ても別。若いころと同じスキンケアをしていても、根本解決はできません。ニキビや吹き出物を招く前に中医美容で正しいケアを心がけましょう。
女性にとって悩みの脂性肌。体の内側からのタイプ別対策で、脂性肌の解決をしましょう!
皮脂腺を刺激する原因は?
脂性肌(オイリースキン)は、化粧崩れやベタつきなどそれ自体の症状も気になりますが、毛穴が目立つ、肌のキメが粗くなる、粉をふいたような状態になるなど、女性にとっては大きな悩みのタネとなります。口の周りはカサカサなのに、額や鼻の周りだけが脂っぽいという人も少なくありません。
お酒やタバコ・スナック菓子は、皮脂腺を刺激してオイリースキンの原因に
陽盛が原因のオイリースキン
リラックスした時間を過ごし、皮脂腺を刺激する余分な熱がこもらないよう、上手にストレスを発散しましょう
気滞が原因のオイリースキン
ストレスが特に強い人の場合は、気滞(きたい)が原因になっていることも考えられます。気の運行をコントロールしている肝がストレスによって弱まり、気の流れを滞らせているのです。気がスムーズに流れなければ、体内に余分な熱がこもってしまいます。それが皮脂腺を刺激するのです。カッとなったり、イライラしたり、お腹の張り、便秘、生理前に脇や胸が張ったり痛くなる、睡眠が浅い、といった症状も伴うでしょう。
ニガウリやキュウリ、トマトなどの緑黄色野菜が余分な熱を取ってくれます。ドクダミ茶、タンポポ茶などもおすすめ。
のぼせ、ほてりがある方は女性ホルモンのバランスが乱れていることが脂性肌の原因かも
陰虚血熱が原因のオイリースキン
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この記事を監修された先生
中医学講師楊 暁波 先生
楊 暁波(よう きょうは) 中医学講師。
不妊カウンセラー。毛髪診断士。世界中医薬学会連合会皮膚科専門委員会理事。1984年雲南中医薬大学医学部卒業。94年埼玉医科大学客員研究員として来日、96年日本遺伝子研究所に勤務。99年より日本中医薬研究会専任講師。共著に「やさしい中医学シリーズ3 誰も書かなかったアトピー性皮膚炎の正体と根治法」「やさしい中医学シリーズ4 あなただけの美肌専科」(ともに文芸社)「イスクラ中医学入門「1」中医基礎学」、「同「2」中医診断学」(ともに日本中医薬研究会)、「[簡明]皮膚疾患の中医治療」(東洋学術出版社)など