血液サラサラを目指す【瘀血(おけつ)タイプ】におすすめ「いわしのじゃがバター詰め」 - 漢方・中医学の情報サイト|COCOKARA中医学

COOKING食養生のレシピ

血液サラサラを目指す
【瘀血(おけつ)タイプ】におすすめ
「いわしのじゃがバター詰め」

2017.10.10 UPDATE

監修:矢留 江里子 先生(国際中医薬膳師)

【難易度★★☆】
鰯は血液をサラサラにし、脳を活性化、老化を防止します。

鰯 温性/甘味、鹹味(かんみ) 脳の活性化、コレステロールの抑制と排泄、動脈硬化を防ぐ など

鰯は五臓の「心・脾・肝・腎」を元気にする食材です。不飽和脂肪酸を多く含むので動脈硬化や高血圧の予防、コレステロール低下に役立ちます。

また免疫力向上や美肌にもよいとされています。鰯などの青魚に多く含まれるEPAは血液の凝固を防ぎ脳血栓なども予防する働きがあります。他の魚に比べて変質しやすいので、目が澄んでいて鮮度の良いものを選びましょう。

アレルギー体質の方は控えてください。

プリント

いわしのじゃがバター詰め
RECIPE

中医学でいう「瘀血(おけつ)」は、四肢末端に栄養が回らず、新陳代謝が低下し、血の巡りが悪い状態をいいます。その症状は、肩こり、頭痛や関節痛、PMS(月経前症候群)や生理痛、しみ、目のまわりのクマ、アザ、静脈瘤など、実に様々です。原因も、冷え、疲れ、自律神経の乱れ、など色々ですが、不規則な生活、運動不足、偏った食事といった生活習慣の乱れが原因となっている事もあります。

まずは、ご自身の生活スタイルを見直してみましょう。

今回はじゃがいもを合わせ、食べやすく仕上げました。巡りを良くする相乗効果食材としては、血を補い血行を促すパセリ、気の巡りを良くし、鰯のくさみをカバーしてくれるレモンを使っています。

調理時間30分

材料
【2人分】
いわし …………………………2尾
じゃがいも ……………………中1個
バター …………………………大さじ1
パセリ …………………………小さじ2
塩 ………………………………適量
こしょう ………………………適量
小麦粉 …………………………適量
レモン …………………………1/4個
サラダ油 ………………………適量

COOKING

  1. 1じゃがいもの皮をむき、さいの目に切り鍋に入れ、ひたひたの水で柔らかくなるまで茹でる。
  2. 21が熱いうちにバター、塩ひとつまみを入れ、つぶしてマッシュポテトをつくる。パセリも混ぜ二等分にする。
  3. 3鰯の頭を切り落とす。腹の部分を肛門部にかけて切り落とし、はらわたを取り水洗いし、さっと水気を取る。 手開きで中骨を外す。※POINT参照
  4. 4鰯の水気をクッキングペーパーで吸い取り、皮を下にして開いた状態にし、塩、こしょう、小麦粉をふる。 小麦粉は茶こしなどに入れて均一に振るうと、具が馴染む。
  5. 5マッシュポテトを細長くまとめ、鰯にのせて包む。 身の方にも軽く塩、こしょう、小麦粉をふり、フライパンにサラダ油をひき 両面を焼く。 レモンを絞り、熱いうちにいただく。

料理のポイント

  • point! 鰯の頭と腸を取りさっと水洗い。水気を取って、腹に親指をぐっと入れ尾に向かって中骨の上を滑らせます。頭の方にも指を滑らせあばら骨を外して開き、尾のところで中骨を折って完成。

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この記事を監修された先生

国際中医薬膳師矢留 江里子 先生

矢留 江里子(やとめ えりこ)国際中医薬膳師。登録販売者。フードコーディネーター。食空間コーディネーター。NPO日本食育インストラクター。日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー。
日本中医学院(旧北京中医薬大学日本校)卒業。自然療法の料理教室の課程を修了。企業のイベントなどで薬膳講師を務める。イスクラ薬局勤務を経て2023年11月より、吉祥寺にて漢方薬店「薬食同源totonou漢方」 主宰。