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くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどの花粉症に「もずくスープのしそたっぷり焼きおむすび」

COOKING食養生のレシピ

くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどの花粉症に
「もずくスープのしそたっぷり焼きおむすび」

2019.03.26 UPDATE

【難易度★☆☆】
しそは肺と胃腸を整えて花粉症を緩和します。

しそ 温性/辛味 かぜ、花粉症などのアレルギー症状、魚介類の食中毒を予防、食欲増進、ストレス緩和 など

しそは、花粉症と関係の深い呼吸器系をつかさどる「肺」と、消化器系をつかさどる「脾胃(ひい)」(胃腸)の働きを高めます。また、しその香りは、春に滞りやすい「気」(エネルギー)を巡らせる作用があります。
「脾胃」が弱まると、水分代謝が上手くできず、停滞した水分が鼻水や涙となって体外に溢れてしまいます。そのため、花粉症の時期には「肺」だけでなく「脾胃」の養生も大切です。
また、しそは、体表の花粉などの邪気を追い払う働きや、くしゃみ、鼻水、かゆみを抑制する働きがあり、花粉症やアレルギー症状の緩和が期待できます。

甘い物や冷たい物、油っこい物、小麦粉、乳製品、コーヒーの摂りすぎは、花粉症の症状を悪化させるので控えましょう。

プリント

もずくスープのしそたっぷり焼きおむすび
RECIPE

春に、下から上に巻き上げるような強い風(春一番)が吹き始めると、「風」の邪気 「風邪(ふうじゃ)」が、体の中に入り込みやすくなります。中医学では、「風邪」が体に侵入すると、体内でも同じように風(内風)が起き、上半身に炎症が現れると考えます。くしゃみ、鼻水、目、鼻、喉のかゆみを引き起こす花粉症もその一つです。
 
今回は、体表にある邪気を追い払う働きのある食材であるしそとねぎをたっぷりのせました。胃腸を整え、鼻水のもととなる余分な水分を排出するはと麦や、体の熱を冷まし余分な水分をとる海藻、水分代謝を促し、消化不良、血行不良に作用する梅干しを組み合わせています。最後に、花粉症と関係の深い「肺」を潤し、咳を緩和するクコの実や、頭痛やのぼせ、花粉症など体の上部に現れるトラブルに良い菊花を散らしました。

かゆみが強く、ネバネバとした鼻水、喉の痛みがあるときは、しそやねぎの代わりに、体の熱や水分を取り除き、春に高ぶりやすい「肝(かん)」(肝臓)の気を穏やかに戻すせりやセロリで代用すると良いでしょう。

調理時間60分

材料
【4人分】
玄米……………2合
はと麦…………大さじ2
水………………540cc
みょうが………1個
ねぎ……………1/4本
しそ……………4枚
梅干し…………2個
クコの実………20粒(あれば)
菊花……………1個(あれば)
塩………………小さじ1/2
醤油麹…………適量(しょうゆでも可)
 
・スープ
干ししいたけ…2個(約10g)
昆布……………5~10cm(約10g)
水………………2カップ
もずく…………50g
塩………………ひとつまみ
しょうゆ………小さじ1

COOKING

  1. 1干ししいたけと昆布は、スープの分量の水に浸し、冷蔵庫で一晩(10時間以上)戻す。
  2. 2玄米とはと麦を洗い、圧力鍋に入れ、分量の水と塩を加え、軽く混ぜ強火にかける。しっかり圧がかかったら弱火にし、25分加圧して火を止め、20分ほど蒸らしてさっくりと混ぜる。
  3. 3※炊飯器を使う場合は、玄米とはと麦を洗った後600ccの水に8時間浸水して炊き、さっくりと混ぜる。
  4. 4みょうが、ねぎ、しそは全て千切りにして、さっと洗いザルに上げておく。
  5. 5①を水ごと鍋で弱火にかけ、沸騰直前で干ししいたけと昆布を取り除く。鍋に塩、しょうゆを加え調味して、食べやすい長さに切ったもずくを加え温める。
  6. 6②でおむすびを4つむすぶ。そのとき、種をとった梅干しを1/2個ずつに分けておむすびに入れむすぶ。
  7. 7よく熱した焼き網の上で、焦がさないようにしながら弱火でこんがりと両面焼く。醤油麹を表面に塗り、軽くあぶったら、器に盛って④を注ぎ③を盛る。最後にクコの実と菊花を散らす。

料理のポイント

  • point! 白米とはと麦で作るときは、はと麦を別に炊いておきましょう。 洗ったはと麦を3時間浸水し、3~4倍の水と鍋で強火にかけ、沸騰したら弱火で30~40分芯がなくなるまで茹でます。
  • point! はと麦は、小豆で代用できます。小豆は体の余分な熱を冷まし水分代謝を整えて、体に溜まった余分な水分や老廃物を排出する働きがあります。
  • point! 焼き網がない時はフライパンで焼くこともできます。その場合、少し油を引いて弱~中火で焼くとこんがりときれいに焼き目がつきます。

PROFILE

国際中医薬膳師金井 ひかり 先生

金井 ひかり(かない ひかり)
那須塩原市の薬膳レストラン『おいしい薬膳 白牡丹』主宰・オーナーシェフ。
調理師学校講師を経て、北京中医薬大学日本校に入学。卒業後は日本中医栄養薬膳学研究会で薬膳調理実習講師を担当した後、行政による薬膳講座など全国各地で講師を務める。食を通して自然とつながり、食の持つ癒しの力で心と身体が元気になる薬膳を提供している。

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