監修:矢留 江里子 先生(国際中医薬膳師)
【難易度:★★☆】舞茸は五臓の働きを高めて身体を健やかに養います。
舞茸 微温/甘味 免疫力アップ、アレルギー体質の改善、肥満予防、美肌など
舞茸はサルノコシカケ科に属し「気」(エネルギー)を補い、五臓(肝・心・脾・肺・腎)の機能を高めます。
免疫機能を活性化させるβグルカンを豊富に含み、きのこの中でも効力が高いとされています。かぜを引きにくい身体をつくり、花粉症などのアレルギー体質の方に有効です。血糖値が気になる方にもおすすめで、コレステロールの抑制と排泄にもよいでしょう。
舞茸は肉厚でパリッとしているものを選ぶと新鮮です。
免疫機能を活性化させるβグルカンを豊富に含み、きのこの中でも効力が高いとされています。かぜを引きにくい身体をつくり、花粉症などのアレルギー体質の方に有効です。血糖値が気になる方にもおすすめで、コレステロールの抑制と排泄にもよいでしょう。
舞茸は肉厚でパリッとしているものを選ぶと新鮮です。
舞茸のパンキッシュ
RECIPE
中医学では「気」を充分に蓄えることで、免疫力を高めて、外邪の侵入を防ぐことができると考えます。
例えば、鼻水や目のかゆみ、湿疹といった花粉症などのアレルギー症状は、外邪となる花粉などのアレルゲンに身体が敏感に反応して、免疫が異常な反応を示すことによるものです。「気」を充分に蓄え、身体の受け皿を大きくし、免疫力を整える食養生を心がけましょう。パンは小麦をまるごと粉にした全粒粉のものを使いました。皮や胚芽(はいが)の部分が含まれていますから栄養価も普通の小麦粉に比べると豊富です。
卵はアミノ酸スコア100%、私たちの身体に必要な必須アミノ酸9種がバランスよく入っています。アミノ酸の欠乏は免疫力を落とし、身体のバランスを崩しやすくします。
バランスの良い食事を摂ることは健康を維持するうえで大切なことです。
卵はアミノ酸スコア100%、私たちの身体に必要な必須アミノ酸9種がバランスよく入っています。アミノ酸の欠乏は免疫力を落とし、身体のバランスを崩しやすくします。
バランスの良い食事を摂ることは健康を維持するうえで大切なことです。
調理時間60分
材料
【4人分(17センチ耐熱皿1皿分)】
舞茸………………70g(1パック)
舞茸………………70g(1パック)
玉ねぎ……………中1個(約200g)
鶏肉………………50g
ピザ用チーズ……100g
食パン……………4~5枚(10~12枚切り)
卵…………………2個
豆乳………………150㏄
ナツメグ…………少々
オリーブオイル…適量
塩…………………適量
塩…………………適量
こしょう…………適量
COOKING
- 1耐熱皿にオリーブオイルを塗り、パンを敷く。
- 2玉ねぎは薄切り、舞茸は手で割いておく。鶏肉は2センチ角くらいに切り、塩・こしょうで下味をつけておく。
- 3フライパンにオリーブオイルを入れ、玉ねぎをやや色づく程度に炒める。舞茸、鶏肉を加えて軽く炒め、塩・こしょうで薄く味付けする。
- 4③を①に平らになるように入れ、ピザ用チーズを散らす。
- 5卵を割りほぐし、豆乳を加えて混ぜ、ナツメグ、塩で味をつけたあと、④に流し入れる。
- 6180度に温めたオーブンで45分焼く。
料理のポイント
- point! いろいろな種類のきのこを入れて作ると、より旨みが出ます。
- point! 今回はセルクル(お菓子用抜き型)でパンを型抜きし並べましたが、四角く切って周りに並べてもパンがムダなく使えます。
- point! お好みでパセリをかけていただくと鮮やかになります。
この記事を監修された先生
国際中医薬膳師矢留 江里子 先生
矢留 江里子(やとめ えりこ)国際中医薬膳師。登録販売者。フードコーディネーター。食空間コーディネーター。NPO日本食育インストラクター。日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー。
日本中医学院(旧北京中医薬大学日本校)卒業。自然療法の料理教室の課程を修了。企業のイベントなどで薬膳講師を務める。イスクラ薬局勤務を経て2023年11月より、吉祥寺にて漢方薬店「薬食同源totonou漢方」 主宰。