暑さで元気がない日に「かじきのソテー トマトバジルソース」 - 漢方・中医学の情報サイト|COCOKARA中医学

COOKING食養生のレシピ

暑さで元気がない日に
「かじきのソテー トマトバジルソース」

2016.06.14 UPDATE

監修:鈴木 理恵(管理栄養士・国際薬膳師)

【難易度★☆☆】
体の熱を冷まし、のどの渇きをいやすトマト。食欲不振にも

トマト 微寒性/甘味・酸味 体の熱を取り除き潤いをもたらす、胃の働きを高めて消化を助ける 

トマトは体にこもった熱を取り除き、津液(体内の水分)を生じさせ、のどの渇きを解消します。また、低下した胃の働きを高め消化を促進させるので、夏の食欲不振によい食材です。寒い季節や冷えのある方は多食を控えましょう。

赤系トマトに多く含まれる、抗酸化作用があるとされるリコピンは、油と一緒に摂ると吸収率が高まります。

プリント

かじきのソテー トマトバジルソース
RECIPE

梅雨の季節は湿度が高くなるため、だるさ、むくみ、下痢などの症状が現れやすくなります。暑さによる発汗は、津液(体内の必要な潤い)を多量に消耗してしまうのですが、さらに汗と一緒に気や陽気が抜けてしまい、息切れ、夏バテ、頭がぼーっとする、動悸、不眠などの症状も現れやすくなります。

この料理では、トマトとかじきで失った潤いや気を補います。暑いと冷たいものを多く摂りたくなりますが、胃腸の不調を招きやすくなるので、涼性のトマトに対して温性のかじきやにんにく、唐辛子などを使って、バランスをとっています。

 

調理時間20分

材料
【2人分】
かじき(切り身) …………2切れ
A トマト ……………………中1個
 バジル ………………………4枚
 にんにく ……………………1片
 赤唐辛子 …………………1/2本
 しょうゆ ………………小さじ1
塩・こしょう …………… 各適量
小麦粉 ……………………… 適量
白ワイン …………………大さじ2
オリーブ油 ……… 大さじ1・1/2
飾り用バジル ……………… 適量

COOKING

  1. 1トマトは湯むきして1cmの角切りに、バジルは粗みじん、にんにくはみじん切り、赤唐辛子は種を取り小口切りにする。
  2. 2かじきは両面に軽く塩、こしょうをして5分ほど置き、小麦粉を薄くまぶす。
  3. 3ボウルにAを入れて混ぜ合わせる。
  4. 4フライパンにオリーブ油を熱し、②のかじきを入れて中火でこんがりと焼く。裏返して弱火にし、フタをして約2分焼いて、中まで火を通す。
  5. 5フタを取り、白ワインを加え、アルコールが飛んだら③を加えて全体を混ぜる。ソースが煮立ったら、かじきを取り出し、皿に盛り付ける。
  6. 6⑤のソースを塩、こしょうで味を調え、かじきにかけ、バジルを飾る。

料理のポイント

  • point! 作り方②で茶こしを使うと小麦粉を均一にまぶせます。

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この記事を監修された先生

管理栄養士・国際薬膳師鈴木 理恵

イスクラ産業で製品開発および薬膳関連の仕事に従事。日本食糧新聞社百菜元気新聞への薬膳レシピ掲載、西洋フード・コンパスグループ(株)への薬膳メニュー提供など。身近な食材で簡単に作れる体と心によいレシピを提案している。