すっきりしたい時に「春菊ときのこのパスタ」 - 漢方・中医学の情報サイト|COCOKARA中医学

COOKING食養生のレシピ

すっきりしたい時に
「春菊ときのこのパスタ」

2016.05.25 UPDATE

監修:鈴木 理恵(管理栄養士・国際薬膳師)

【難易度★☆☆】
胃腸の働きを調和し、水の代謝と気の流れをよくする春菊

春菊 平性/辛味・甘味 肺の熱を取って余分な水分を取る、胃腸の働きを調和する

春菊は肺の熱を取って痰(体内の余分な水分)を取る、胃腸の働きを調和する、心の働きを安定させるなどの作用があります。独特の香りがあるため好き嫌いが分かれやすいのですが、その香りで気を巡らせます。体内の熱による、咳や痰、めまい、不眠、食欲減退、口臭、便秘などの症状を改善します。胃腸が冷えやすく、下痢の方は控えましょう。

プリント

春菊ときのこのパスタ
RECIPE

梅雨になると、体が重だるい、めまい、むくみ、食欲不振などの症状があらわれやすいのは、湿気により脾(消化吸収機能)の働きが低下して代謝が悪くなり、エネルギー不足や、気の流れが停滞するからです。

この料理では、春菊、きのこ、パスタで胃腸の働きを整えて代謝を高め、辛味で気の巡りをよくする春菊と三つ葉や、温熱の性質を持つにんにく、唐辛子、アンチョビで余分な湿気を発散させるようにしています。春菊や三つ葉が旬を迎える春にも適したメニューです。

調理時間20分

材料

【材料:2人分】

スパゲッティ(太さ1.6mm) ‥‥ 160g

春菊‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 120g

きのこ(※1)‥‥‥‥‥‥‥‥ 120g

にんにく(みじん切り)‥‥‥‥‥ 1片

唐辛子(種を取り半分にする)‥‥ 1本

アンチョビフィレ(※2)‥‥‥ 4枚

三つ葉‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 適量

オリーブ油‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 大さじ1・1/2

 

※1 しいたけ、エリンギなどをあわせて。

※2 アンチョビフィレは、粗みじんにする。

COOKING

  1. 1春菊は3cm長さに、きのこは食べやすい大きさに切る。三つ葉は2cm長さのざく切りにする。
  2. 2たっぷりのお湯に1%の塩(分量外)を加えて沸騰させ、表示より1分短くスパゲティを茹でる。
  3. 3フライパンにオリーブ油とにんにくを入れて弱火にかける。にんにくが少し色づいたら、赤唐辛子とアンチョビ、春菊、きのこを加えて炒める。
  4. 4きのこに火が通ったら、②の茹で汁を大さじ2杯加えてまぜ、茹で上げたスパゲティを加え、全体をさっと和える。
  5. 5皿に盛り付け、三つ葉をのせる。

料理のポイント

  • point! 作り方③と④は、火を通し過ぎないように手早く進めましょう。

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この記事を監修された先生

管理栄養士・国際薬膳師鈴木 理恵

イスクラ産業で製品開発および薬膳関連の仕事に従事。日本食糧新聞社百菜元気新聞への薬膳レシピ掲載、西洋フード・コンパスグループ(株)への薬膳メニュー提供など。身近な食材で簡単に作れる体と心によいレシピを提案している。