環境の変化ストレスから眠りが浅いときに焼きパプリカの甘酒マリネサラダ - 漢方・中医学の情報サイト|COCOKARA中医学

COOKING食養生のレシピ

環境の変化ストレスから眠りが浅いときに
焼きパプリカの甘酒マリネサラダ

2023.04.25 UPDATE

監修:松本 誉子 先生(中医薬膳師)

【難易度★☆☆】
パプリカは、緊張からくる不調を改善します

パプリカ(ピーマン)平性/辛味・甘味 肝の働き、気の巡りを整える、イライラ、緊張や食欲不振の改善 など

ピーマンは、独特な香りのある野菜のため、苦手な人も多いですが、最近は緑色だけでなく、赤や黄色、オレンジ等カラフルで香りのソフトなタイプが出回るようになり、食卓に取り入れやすい野菜になりました。中医学的には、緑色のピーマンとカラフルなパプリカには同じ働きがあるとされ、肝の働きや気の巡りを整えるとされています。ストレスから緊張が続く場合や、イライラするときにおすすめの食材です。 また、胃の調子を整える働きもあるため、吐き気やゲップが気になる時にも良い食材です。

プリント

焼きパプリカの甘酒マリネサラダ
RECIPE

新年度がスタートし、職場や学校、クラスが新しくなった人も多いかと思います。新しいことがスタートするときには、希望にあふれてワクワク楽しいことも多いですが、新しい場所や環境に慣れることはとても大変で、時にはストレスになることもあります。ストレスや心配事から心や体に緊張状態が続きリラックスすることができないと、睡眠にも悪い影響をあたえ、寝つきが悪くなる、眠りが浅く夜中に目が覚めてしまう、夢を見て疲れる、歯ぎしりをする、などの症状が現れることがあります。
今回は気の巡りを整えることで、イライラと緊張を和らげるパプリカを使った、リラックス効果のあるサラダです。また、マリネ液に甘酒を使うことで、ストレスからの疲労の回復も助けてくれるレシピになっています。

調理時間30分

材料
【2人分】
パプリカ………………………………………2個
茹で白いんげん豆……………………………適量
※缶詰で代用可
葉野菜…………………………………………適量
オリーブオイル………………………………適量
【マリネ液】
甘酒……………………………………………100ml
りんご酢………………………………………大さじ2
塩………………………………………………小さじ1/4

COOKING

  1. 1パプリカを6等分にカットし種を取る。マリネ液を合わせておく。
  2. 2フライパンに皮面を下にして並べ蓋をして弱火で皮が少し焦げくらいまで加熱する。 皮が焦げて、少し浮いて来たら皿に取り出して荒熱を取る。
  3. 3②の荒熱が取れたら皮を剥き、マリネ液と合わせて、10分以上なじませる。
  4. 4皿に葉野菜と白いんげん豆、マリネしたパプリカを盛り付ける。
  5. 5食べる直前に③のマリネ液とオリーブオイルを回しかける。

料理のポイント

  • point! パプリカに含まれるビタミンCは硬い皮に守られているため加熱する時には皮ごと使うのが、おすすめです。
  • point! 残ったマリネ液はドレッシングとしても使うことが出来るので、最後まで使い切りましょう。
  • point! 焼きパプリカをオーブンで作る時には、180度で約20分焼きます。オーブンを使う時には皮面が上になるように天板に並べると綺麗に焼けます。

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この記事を監修された先生

中医薬膳師松本 誉子 先生

松本 誉子(まつもと たかこ)
中医薬膳師。中医薬膳茶師。みそソムリエ。日本中医食養学会局員。
くらし薬膳 美容薬膳の執筆/監修/指導。
日本中医学院(旧北京中医薬大学日本校薬膳科)を卒業後、薬膳理論を取り入れたカフェを世田谷区三軒茶屋にオープン。現在は薬膳料理教室『ドードーの空キッチン』の主宰兼講師として、楽しく食べれる「おうちごはん」をモットーにカラダと心の健康を保つ方法を伝えている。