監修:矢留 江里子 先生(国際中医薬膳師)
【難易度★☆☆】ココアは気を補い記憶力、集中力を高めます。
ココア 平性/甘味・苦味 疲労回復、精神安定、集中力、記憶力アップ、動悸、排泄・利尿作用、コレステロール抑制など
ココアはチョコレートと同じカカオが原料。カカオマスから脂肪分が除かれたココアは、カカオ豆に本来含まれるポリフェノールや食物繊維、ミネラル類を豊富に含みます。中医学的には、気を補い、安神の作用があり、不安感や不眠、動悸を感じる方に良いとされます。むくみや便秘、動脈硬化、高血圧の方にもオススメです。コーヒーと比べると少ないですが、カフェインも入っています。健康のことを考えるのであれば、ピュアココアを選び、加える糖類も自然のものにするとよいでしょう。
甘さ控えめブラウニー
RECIPE
冬の寒い時期、勉強や仕事の息抜きにココアを飲むことありませんか。
ココアに含まれるテオブロミンは、大脳皮質を刺激し、集中力や記憶力を高めるといわれます。カカオポリフェノールが脳の神経細胞の活動を促すタンパク質を増やす働きがあるとされています。気分を高揚させ、前向きな気持ちにさせてくれるフェニルエチルアミンという成分も含まれます。
また、抹消血管を拡張し手足の血流が良くなるため冷えやむくみにもよいのも一石二鳥です。そんな脳の機能を改善するココアと、健脳の実といわれるクルミを使ったブラウニーは勉強中や仕事の気分転換にぴったり。疲れをとり、頭を使う際には心強い味方の焼き菓子となるでしょう。混ぜて焼くだけ、バレンタインにもおすすめです。
調理時間30分
材料
【1枚分】
無塩バター……………………100g
薄力粉(ふるったもの)……..100g
全卵(室温)…………………2個
ココア無糖……………………50g
きび砂糖………………………50g
くるみ…………………………100g
バニラエッセンス…………….少々
ブランデー……………………大さじ1
COOKING
- 1無塩バターを湯せんで溶かし、ココアを入れる。
- 2卵、砂糖を白っぽくもったりするまで十分に泡立てる バニラエッセンスとブランデーを入れ①と混ぜ合わせる。
- 3②にくるみを入れ混ぜる。
- 4ふるった小麦粉を③に入れ練らないようにサックリ混ぜ合わせる。
- 5天板にオーブンシートを敷いて④のたねをながし平にならす。 170度で20分焼く。
料理のポイント
- point! 出来たても美味しいですが日持ちするので、作り置きのお菓子にもおすすめです。
- point! 四角くカット、あるいは棒状に切って保存します。
- point! ④で混ぜすぎると固くなり膨らみにくくなります。
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この記事を監修された先生
国際中医薬膳師矢留 江里子 先生
矢留 江里子(やとめ えりこ)国際中医薬膳師。登録販売者。フードコーディネーター。食空間コーディネーター。NPO日本食育インストラクター。日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー。
日本中医学院(旧北京中医薬大学日本校)卒業。自然療法の料理教室の課程を修了。企業のイベントなどで薬膳講師を務める。イスクラ薬局勤務を経て2023年11月より、吉祥寺にて漢方薬店「薬食同源totonou漢方」 主宰。