「肺」を潤す美肌ソース「ポークソテー・百合根のピュレ」 - 漢方・中医学の情報サイト|COCOKARA中医学

COOKING食養生のレシピ

「肺」を潤す美肌ソース
「ポークソテー・百合根のピュレ」

2021.10.01 UPDATE

監修:関谷 嘉之 シェフ(レシピ考案)(調理師)

【難易度★☆☆】
百合根は「肺」や喉、肌に潤いを与えます。

百合根 平性/甘味・微苦味 から咳・不眠・精神不安の改善 など

百合根は「肺」に潤いを与える作用があり、喉の渇きや咳を抑えます。肌の乾燥を改善し、ニキビや吹き出物を防いでくれるので美肌効果も期待できます。
さらに、「心」の熱を鎮めてくれる作用もあるので、イライラや不安感を和らげてくれるのも特徴です。
百合根は、色が白くて傷が少なく1枚1枚が大きいものがホクホクとした食感が楽しめておすすめです。色がくすんでる場合は、苦味があることがあるので注意してくださいね。

プリント

ポークソテー・百合根のピュレ
RECIPE

秋は、空気が乾燥しているので潤すことが大切です。また、朝夕の気温差が大きくなる秋は体調を崩しやすい時期でもあります。

今回は、そんな体調を整えてくれるじゃがいもと百合根を一緒に調理しました。

じゃがいもは中医学的には「気」(エネルギー)を補う働きがあり、気力が沸かない、食後の眠気が気になる時におすすめの食材です。胃腸の働きを整えてくれるので、食欲不振やお腹の張りが気になるときにも役立ちます。
栄養学的には、ビタミンCが多いのが特徴です。じゃがいものビタミンCは熱に強い特性があるので、この時期に注意したいかぜの予防や肌荒れが気になるときにも摂りたい食材です。

※カフェ「はだめし」では、豚肉のローストでのご提供でしたが、ご家庭用に豚肉のソテーでのレシピを掲載します。

調理時間20分

材料
【2人分】
豚肉(ソテー用)…2枚
塩……………………適量
こしょう……………適量

・ソースシャルキュトリー
フォンドヴォー……適量
ピクルス……………2本
粒マスタード………小さじ1

・ピュレ
百合根………………1個
じゃがいも…………2個
オリーブオイル……大さじ1
豆乳…………………30ml
塩……………………適量

COOKING

  1. 1百合根は外側から1枚ずつ剥がし水できれいに洗う。じゃがいもは皮を剥き4等分に切る。
  2. 2①を鍋に入れ茹で、形がなくなるまでマッシャーで潰し、オリーブオイル、豆乳、塩を加え混ぜ合わせる。
  3. 3フォンドヴォーに刻んだピクルスと粒マスタードを加える。
  4. 4豚肉に塩、こしょうをふり両面こんがりと焼いて、②と一緒に皿に盛る。
  5. 5③を豚肉にかけてできあがり。

料理のポイント

  • point! お好みの肉、 魚、ハンバーグのソースとしてもお使いいただけます。
  • point! 時短したい場合は、百合根とじゃがいもを茹でずに電子レンジにかけてマッシャーで潰すこともできます。

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この記事を監修された先生

調理師関谷 嘉之 シェフ(レシピ考案)

関谷 嘉之(せきや よしゆき)
西洋専門調理師。日本エスコフィエ協会会員。
調理師専門学校を卒業後、都内ホテル主任。フレンチやスペイン料理店等料理長、店長、調理師学校の専任教員など経験。現在は、(株)LIGUNA様が運営するカフェ『はだめし』にて、地産地消、身土不二などをコンセプトに薬膳の考えを取り入れ「からだの中からきれいになる美養食」を提供しています。