血の巡りが悪い【瘀血タイプ】に「黒きくらげの酢じょうゆ漬け」 - 漢方・中医学の情報サイト|COCOKARA中医学

COOKING食養生のレシピ

血の巡りが悪い【瘀血タイプ】に
「黒きくらげの酢じょうゆ漬け」

2017.07.11 UPDATE

【難易度★☆☆】
黒きくらげは、血の巡りを促し、瘀血に伴う不調を改善します。

黒きくらげ 平性/甘味 活血、養血など

黒きくらげは、桑などの枯れた木に生えるきのこの一種で、桑耳(そうじ)とも呼ばれます。生える原木の種類によって、それぞれ効果が異なると、薬学書の古典『本草綱目(ほんぞうこうもく)』に記されています。
血の巡りを良くするばかりでなく、血を養う働きにも優れ、瘀血や貧血に伴う症状を改善します。体内に血がたっぷりなければ血の巡りは悪くなりやすいのです。また、胃の働きを高め、整腸作用などもあることから便秘の改善にも役立ちます。
成分では、多種類のビタミン、カルシウム、鉄分、多糖類、β-グルカンなどを含み、食物繊維も豊富です。
なお、下痢をしている時は、控えめにしてください。

プリント

黒きくらげの酢じょうゆ漬け
RECIPE

血の巡りが悪い瘀血(おけつ)タイプは、老廃物が溜まりやすく、循環器
トラブルにつなりやすくなりがちです。
瘀血が常態化すると頭痛、生理痛など痛みの症状の他、さまざまな病気の
素因となることも。
冷えやストレスが多い方、運動不足の方は血の巡りが悪くなりやすく、瘀血の症状が出やすい傾向があります。

今回ご紹介するのは、黒きくらげを使った常備菜です。
血の巡りを良くする酢やにんにく、さらに血を養うにんじんと組み合わせることで、瘀血を取り除く力を高めました。
冷蔵庫で1週間ほど保存できますので、こまめに摂取して、血の巡りを良くしましょう。

調理時間30分

材料
黒きくらげ(乾燥)………2袋(30g程度)
にんじん……………………小1本
長ねぎ………………………適量
ニンニク(みじん切り)…2かけ
鶏がらスープの素…………大さじ1/2~1

A しょうゆ…………………90cc
   酢…………………………60cc
   砂糖………………………大さじ1~2
   ごま油……………………小さじ1/2
ラー油(好みで)…………少々
※調理時間は、黒きくらげを戻す時間、漬け置きしている時間を除いています。

COOKING

  1. 1黒きくらげはぬるま湯で2~3時間かけてもどしてから、3分ほどゆで、そのまま冷ます。冷めてから水切りをして、石づきをとり、食べやすい大きさに切る。
  2. 2容器にAの材料を入れ、よく混ぜる。鶏がらスープの素を、少量(分量外)のお湯で溶かし加え、①の黒きくらげを加えよく和え、常温で3時間ほど漬け込む。
  3. 3にんじんを薄く短冊切りにする。鍋に湯を沸かして、にんじんを1分程度ゆで、ざるにあげ水気をよく切り、そのまま冷ます。
  4. 4長ねぎは繊維に沿って細い千切りにし、5~10分ほど氷水にさらしてから、水気をよく切り、白髪ねぎにする。
  5. 5②に、③のにんじんと、みじん切りにしたニンニクを加えよく混ぜ、器に盛り、白髪ねぎをのせてできあがり。

料理のポイント

  • point! ラー油を数滴加えると風味が増します。
  • point! 冷蔵庫で1週間程度保存できます。

登録無料!中医学の情報をLINEでお届け!

健康と美容に役立つ季節の中医学情報、体質チェック、友だち限定キャンペーンなどを配信!