「眼精疲労」の中医学ケア 〜目元美人は目の健康から〜 - 漢方・中医学の情報サイト|COCOKARA中医学

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「眼精疲労」の中医学ケア
〜目元美人は目の健康から〜

2022.07.05 UPDATE

監修:楊 紅娜(中医学講師)

楊紅娜先生のBeauty & Relax Vol.5

スマホやパソコンが手放せない現代の生活は、目にとっても過酷な環境。日常的な目の疲れに悩まされ、頭痛や肩こりといった不調を抱える人も多いのではないでしょうか。また、目の疲れは美容の大敵でもあり、長引くと“目元の老化”を招く心配も。たかが疲れ目と放置せず、日々のケアでスッキリ健やかな目を保ちましょう。

目のトラブルは「肝」と深い関係に

「眼精疲労」は、目の疲れが進行した状態。十分に休んでも疲れ目が回復せず、目の充血、痛み、かすみ、頭痛、肩こり、めまいといった不調が現れます。
主な原因となるのは、目の酷使、VDT症候群(長時間のディスプレイ使用による疲労症状)、度の合わない眼鏡・コンタクトレンズなど。また、目の病気(白内障、角膜炎、ドライアイなど)、貧血、ストレスなども、眼精疲労を引き起こす要因となります。
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中医学では“肝は目に開竅する”と言われ、目の状態は「肝」と深く関わっていると考えます。肝は、体に栄養と潤いを与える「血」を貯蔵し、体内の「気(エネルギー)」を巡らせる臓器。そのため、肝が元気に働いていれば、目に血の栄養や気のエネルギーが十分行き届き、よく見える健やかな目が保たれます。反対に、肝の働きが落ちると目の栄養やエネルギーが不足し、眼精疲労などの不調を起こしやすくなるのです。

食養生&ツボ押しで疲れ目をスッキリ!

眼精疲労で目元の血流が滞ると、クマやシワができやすくなるという美容面のダメージも。日々のケアを習慣にして、疲れ目をスッキリ解消しましょう。
【 目におすすめ食材 】
「肝」を養い、目の働きを整える食材を積極的に。
レバー、豚肉、うなぎ、青魚、あさり、しじみ、ほうれん草、小松菜、にんじん、ブロッコリー、黒ごま、ブルーベリー、ラズベリー、クコの実、菊花、ハブ茶 など
【 中国式目の体操 】
中国ではだれもが知っている目のツボ押し体操。どこでも手軽にできるので、ぜひ毎日の習慣に。
☆ツボ押しはそれぞれ10〜20回程度を目安に。
①攅竹(さんちく):眉頭の内側のくぼみ
親指で「攅竹」のツボをマッサージ。
②睛明(せいめい):左右の目頭の上のくぼみ
人差し指で「睛明」のツボをマッサージ。
③四白(しはく):瞳孔の真下
人差し指で「四白」のツボをマッサージ。
④太陽(たいよう):こめかみの目尻寄りのくぼみ
 糸竹空(しちくくう):眉毛の一番外側
 魚腰(ぎょよう):眉毛の真ん中あたり
「太陽」のツボに親指を当て、人差し指の中節骨(第一関節から第二関節の間)を眉の下のくぼみに当てる。そのまま眉頭から眉尻にかけてなぞるようにマッサージ。
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【 目の疲れに効くツボ 】
目と関わりの深い「肝」「胆」の経絡(気・血の通り道)にあるツボもオススメです。
・太衝(たいしょう):足の甲。親指と人指し指の間を上になぞったところにある窪み。
・足臨泣(あしりんきゅう):足の甲。薬指と小指の間を上になぞったところにある窪み。
・光明(こうめい):くるぶしから指5本分上。
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この記事を監修された先生

中医学講師楊 紅娜

楊紅娜(よう こうな)中医学講師。 登録販売者。鍼灸師。 2006年遼寧中医薬大学修士号取得。 2006年~2016年、大連市にて精神科臨床医として10年間勤務。 「中国摂食障害の防治指南」の編集委員担当。 2016年来日。日本にて登録販売者、鍼灸師取得。