乾燥シーズンを潤す秋冬の美肌デザート「米粉のクレープ・ざくろとりんごのジャム」 - 漢方・中医学の情報サイト|COCOKARA中医学

COOKING食養生のレシピ

乾燥シーズンを潤す秋冬の美肌デザート
「米粉のクレープ・ざくろとりんごのジャム」

2021.11.18 UPDATE

監修:関谷 嘉之 シェフ(レシピ考案)(調理師)

【難易度★★☆】
ざくろは美肌効果や女性特有の悩みを緩和します

ざくろ 温性/甘味・酸味・渋味 慢性の下痢・咳・口の渇き・酒酔いの改善 など

ざくろは生薬名を「柘榴(せきりゅう)」と呼び、実だけでなく、葉、花、根と余すことなく利用されてきました。中医学的には、潤い不足になりやすい秋冬にぴったりの温性で、潤す力のある果物。咳を鎮め、口の渇きを和らげてくれます。収斂(しゅうれん)作用もあるため、慢性の下痢、おりものが多いときなどにも役立ちます。
栄養学的にもビタミンCが多く美肌効果があるとされています。女性ホルモンを整えてくれる働きがあるので、PMSや生理不順にもよいでしょう。

プリント

米粉のクレープ・ざくろとりんごのジャム
RECIPE

ざくろとりんごは今が旬。りんごは、ざくろと同様に秋の乾燥シーズンの空咳や喉の乾燥に良いとされています。
クレープ生地は、冷えやすい時期なので涼性の小麦粉ではなく、「気」も補ってくれる米を原料にした米粉クレープに仕上げました。また、クレープに使用した卵は動物性タンパク質に加え、滋陰(身体に潤いを与える)効果もあるので、秋冬には積極的に摂りたい食材の一つです。
残ったジャムは、紅茶やホットワインに入れて飲んでも、ポカポカ身体が温まって美味しいですよ!りんごとざくろのジャムで美味しく寒さと乾燥を乗り切りましょう。

調理時間30分

材料
【2人分】
・ざくろとりんごのジャム
ざくろ………………1個
りんご………………1個
砂糖…………………約40g~60g(お好みで)
・米粉のクレープ
米粉…………………130g
卵……………………Mサイズ2個
きび糖………………20g
アーモンドミルク…200ml
なたね油……………15g
コーンスターチ……10g

COOKING

  1. 1【ざくろとりんごのジャム】
    煮沸消毒した真空瓶をアルコール消毒しておく。
  2. 2ざくろは実をほぐし水洗いし、鍋に総量の砂糖を加え一緒に煮る。ある程度水分が出たら、ざるで漉し種を取り除く。
  3. 3水洗いしたりんごを皮ごとすりおろし、②と合わせ好みの固さまで煮詰める。真空瓶に入れ、粗熱を取って保存する。
  4. 4【米粉のクレープ】
    米粉、卵、きび糖、なたね油をボウルに入れる。ホイッパーで混ぜながらアーモンドミルクを加え、ざるなどで漉す。
  5. 5フライパンには油をひかず温まったら弱火にして④を薄く敷き、生地の周りが乾いたらひっくり返して裏を約3秒ほど焼く。
  6. 6焼きあがったクレープに③を乗せ出来上がり。お好みで生クリームやクリームチーズを添えてください。

料理のポイント

  • point! ざくろによって甘さはさまざま。酸っぱい物が好きな人は砂糖を減らしてもいいですが、保存期間は短くなりますので注意。
  • point! 冷えが気になる方は白砂糖ではなく、てんさい糖を使いましょう。
  • point! ダマをなくしてなめらかな生地にするため、クレープは材料をすべて加え混ぜ終わってから漉しましょう。

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この記事を監修された先生

調理師関谷 嘉之 シェフ(レシピ考案)

関谷 嘉之(せきや よしゆき)
西洋専門調理師。日本エスコフィエ協会会員。
調理師専門学校を卒業後、都内ホテル主任。フレンチやスペイン料理店等料理長、店長、調理師学校の専任教員など経験。現在は、(株)LIGUNA様が運営するカフェ『はだめし』にて、地産地消、身土不二などをコンセプトに薬膳の考えを取り入れ「からだの中からきれいになる美養食」を提供しています。