乾燥の季節におすすめ「豆腐の焼きドーナッツ」 - 漢方・中医学の情報サイト|COCOKARA中医学

COOKING食養生のレシピ

乾燥の季節におすすめ
「豆腐の焼きドーナッツ」

2022.10.25 UPDATE

監修:松本 誉子 先生(中医薬膳師)

【難易度★★☆】
豆腐は体の中を潤し、体の中の熱をしずめる働きがあります

豆腐 寒性/甘味 体液を補う、熱をしずめる、気を補う、消化器系の働きを整える

豆腐は体液を補い、体を内側から潤す働きがあるとされています。また消化器系を整える働きもあるため、胃腸が弱く元気のない人におすすめの食材です。豆腐は大豆加工品ですが、中医学では大豆、豆乳、豆腐にはそれぞれ違う特徴がるとされ、大豆、豆乳は平性の食品ですが豆腐は寒性の食品と分類されています。体の熱をしずめる特徴があり、のどの痛みや渇いている時などに食べたい食品です。また、豆腐は消化吸収が良いため、胃腸に負担をかけずに大豆の栄養を効率的にとることができるため、消化器系が弱い人にもおすすめの食品です。

プリント

乾燥の季節におすすめ「豆腐の焼きドーナッツ」
RECIPE

秋の深まりとともに、空気の乾燥や気温の低下を感じるようになりました。真冬程の空気の乾燥は進んでいませんが、肺や喉・肌は空気の乾燥を敏感に感じ、喉や鼻、指先は乾きが少しずつ進行しています。また、乾燥が腸にまで影響すると乾燥性の便秘を起こすこともあります。クリーム等でお肌の潤いケアも大切ですが、秋のシーズンは体の中の潤いを補うことを意識し、冬に備えて内側から乾燥予防をするようにしましょう。
今回は体を内側から潤す豆腐と肺を潤すアーモンドを組み合わせて、乾燥が気になる人におすすめの焼きドーナッツにしました。甘みには羅漢果(らかんか)を使うことで、腸の潤いも補える組み合わせになっています。

調理時間40分

材料
【シリコンドーナッツ型12個分】
絹ごし豆腐………………………50g
小麦粉……………………………55g
アーモンドプードル……………10g
卵…………………………………1個
羅漢果……………………………40g
ベーキングパウダー……………小さじ1
サラダ油…………………………大さじ1

COOKING

  1. 1オーブンを180度に温める。
  2. 2小麦粉、アーモンドプードル、べーキングパウダーをビニール袋に入れて良く振っておく。
  3. 3ボールに絹ごし豆腐を入れホイッパーを使って滑らかになるまで良く混ぜる。
  4. 4③の中に羅漢果を加えさらに良く混ぜたら、溶き卵を加え全体がなじむまでホイッパーで良く攪拌する。
  5. 5④の中に振るった粉類を加え混ぜる。更にサラダ油を加え粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
  6. 6ドーナッツ型に薄く油を塗って④を型に流しこんだら温めたオーブンで約20分焼き色がつくまで焼く。好みで粉糖を上からかける。

料理のポイント

  • point! 豆腐は常温にもどしてから使います。冷たいまま使うと火の通りが悪く生焼けになることがあります。
  • point! アーモンドプードルが余った時には冷凍保存するか、パンケーキや和え物等にも使うことができます。開封したものは出来るだけ早く使うようにしましょう。
  • point! 油は何を使っても良いですが、肌の乾燥が気になる人にはオリーブオイルやピーナッツオイル、疲れが気になる人にはココナッツオイルもおすすめです。

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この記事を監修された先生

中医薬膳師松本 誉子 先生

松本 誉子(まつもと たかこ)
中医薬膳師。中医薬膳茶師。みそソムリエ。日本中医食養学会局員。
くらし薬膳 美容薬膳の執筆/監修/指導。
日本中医学院(旧北京中医薬大学日本校薬膳科)を卒業後、薬膳理論を取り入れたカフェを世田谷区三軒茶屋にオープン。現在は薬膳料理教室『ドードーの空キッチン』の主宰兼講師として、楽しく食べれる「おうちごはん」をモットーにカラダと心の健康を保つ方法を伝えている。