監修:部長 COCO(COCOKARA温活部)
【難易度★☆☆】
酢は血行不良を改善し、消化を促します
酢 温性/酸味、苦味 血行不良を改善する、消化を促す、解毒するなど
酢は、血流を促進して「瘀血(おけつ)」(血流の滞り)を取り除く、止血、消化を促す、下痢を止める、魚や肉の毒を解消する、腫れ物の改善などの働きがあります。
ただし刺激が強いので摂り過ぎないようにしましょう。
血行を良くして体を温める「酸辣湯(サンラータン)」
RECIPE
11月下旬は二十四節気の小雪(しょうせつ)を迎え、冬の訪れを肌身に感じる時期になります。寒さは体を温める力を弱め、気血の巡りを悪くするため、体の冷え、痛み、肩こり、しびれなどの症状があらわれやすくなります。
今回の酸辣湯は、体の中から温めるこしょうと血行をよくする酢を使って冷えを改善し、その他の食材で気血を養うスープです。
レシピ・解説:イスクラ産業株式会社 管理栄養士・国際薬膳師 鈴木 理恵
調理時間25分
材料
【2人分】
えのきだけ…………………………1/2袋
豆腐(木綿)………………………1/2丁
黒きくらげ(乾燥)………………2g
絹さや………………………………8枚
A しょうゆ…………………………小さじ2
塩…………………………………小さじ1/3
こしょう…………………………小さじ1/2
酢…………………………………大さじ2
鶏ガラスープ………………………3カップ
片栗粉(倍量の水で溶く)………小さじ2
卵……………………………………1個
ごま油………………………………小さじ1
香菜…………………………………適量
COOKING
- 1えのきだけは根元を落とし、長さを半分に切ってほぐす。豆腐は縦半分にし、端から1cm厚さに切る。きくらげは水戻しして硬いところを取り、ちぎる。絹さやは筋を取り、斜め細切りにする
- 2鍋に鶏ガラスープを入れて火にかけ、煮立ったらえのきだけときくらげを加えて4分煮る。
- 3Aの調味料と豆腐、絹さやを入れて2~3分煮る。
- 4水溶き片栗粉でとろみを付け、再度煮立ったら、溶き卵を細く流し入れる。卵に火が通ったら、最後にごま油をたらす。器に盛り付け、香菜を散らす。
料理のポイント
- point! こしょうの代わりに唐辛子やラー油を使ってもOKです。
- point! 片栗粉でとろみをつけることでスープが冷めにくくなります。
この記事を監修された先生
COCOKARA温活部部長 COCO
冷えに悩む日本全国の女性を救いたいという想いのもと、全国の女性の冷え解決に向けて奮闘中のCOCO部長。 COCOKARA中医学では、「温活」をテーマに家庭でできる食事・生活養生の知恵を発信している。