監修:部長 COCO(COCOKARA温活部)
【難易度★★☆】
肉桂は体の芯から温めて冷えを改善します
肉桂 熱性/辛味、甘味 体を根元から温める、寒気を取り除いて痛みを止めるなど
肉桂は、体を根元から温める、寒気を取り除いて痛みを止めるなどの働きがあります。また気や血を補うものと一緒に摂ると気血の巡りを良くして冷えを改善するので、重い冷え、冷えからくる腹痛・腰痛・生理痛、下痢などの症状に適しています。体を温める作用が高いため、のぼせやすい方や妊娠中の方は控えましょう。
※シナモンには、セイロンニッケイ(Cinnamomum verum)とベトナムなどに産するカシア(Cinnamomum cassia)の2種類があり、肉桂はカシアになります。(肉桂は一般的に桂皮という名前で知られています)
焼きりんご
RECIPE
1月上旬は二十四節気の小寒(しょうかん)迎えます。この時期の気候は、寒さの厳しさが増し、室内は暖房によって空気が乾燥しやすいので呼吸器が傷つきやすくなります。そのため、咳や痰、のどの痛み、などの呼吸器症状や皮膚の乾燥などが生じることが多くなるため、冬の養生には潤いを補うことも大切です。
今回は、冬に手軽に入手できるりんごとレーズンで潤いをもたらし元気を補い、寒気を発散させるシナモン(肉桂)を加えてバランスをとるようにしました。
調理時間60分
材料
【2人分】
りんご(できれば紅玉)…………2個
バター(無塩)……………………20g
グラニュー糖………………………大さじ2
シナモンパウダー…………………小さじ1/2
レーズン……………………………15g
シナモンスティック………………1~2本
COOKING
- 1りんごは洗って水けを拭き、皮に竹串などで数か所穴をあける。りんごのヘタと芯の部分を底が抜けないようにくり抜く。
- 2グラニュー糖とシナモンパウダーを混ぜ合わせ、①のくり抜いた穴の中にレーズンと一緒に入れ、上からバターを詰める。皮にバター(分量外)を薄く塗る。
- 3シナモンスティックは長さを調節して②のりんごの穴に差しこみ、耐熱容器に入れて、予め180℃に熱したオーブンで30~40分焼く。
料理のポイント
- point! グラニュー糖をはちみつに替えることもできます。
- point! 薄切りしたりんごをバターでソテーし、シナモンシュガーとレーズンを加えて混ぜれば時短メニューになります。
- point! シナモンはカシアがなければセイロンニッケイでも構いません。
この記事を監修された先生
COCOKARA温活部部長 COCO
冷えに悩む日本全国の女性を救いたいという想いのもと、全国の女性の冷え解決に向けて奮闘中のCOCO部長。 COCOKARA中医学では、「温活」をテーマに家庭でできる食事・生活養生の知恵を発信している。