夏を元気に過ごす「夏野菜とバジルのジェノベーゼソース」 - 漢方・中医学の情報サイト|COCOKARA中医学

COOKING食養生のレシピ

夏を元気に過ごす
「夏野菜とバジルのジェノベーゼソース」

2023.07.25 UPDATE

監修:矢留 江里子 先生(国際中医薬膳師)

【難易度★★☆】
バジルは香りで気血を巡らし温めながら胃腸の調子を整えます

バジル 温性/甘味・辛味 消化不良、お腹の張り、胸の閉塞感、不安感、憂鬱感の鎮静 など

7月〜8月が旬のバジルは、シソ科で家庭でも容易に栽培できる食用ハーブです。生食・乾燥・ペーストなど食し方はさまざまあり、食材を選ばず料理を引き立ててくれます。更に、その独特の香りは気血の巡りを良くしリラックス効果があります。香り成分は胃腸の調子も整え、薬味として使用すると消化力が高まります。不安感やイライラ、憂鬱感の解消に効果的で、ハーブティーにすれば不眠の改善にも役立ちます。体を温める力があるので、冷え性の人にもおすすめです。

プリント

夏野菜とバジルのジェノベーゼソース
RECIPE

夏の暑さで食欲が落ち台所で火をつかうのも億劫になる時期。バジルソースを作り置きしておくと日持ちし、料理のアクセントにも重宝します。バジルはトマトをはじめ夏野菜と相性バッチリ。スライストマトとモッツァレラチーズにソースをかけるだけのカプレーゼ、パスタと和えたジェノベーゼパスタも定番ですが、今回はバジルソースをかけて夏野菜をたくさん摂れるようにしました。鶏肉もいれて一皿で栄養バランスも良く、夏バテ対策の推しレシピです。冷房病で寒邪(かんじゃ)にやられた時でも、バジルは温性ですので体を温め消化促進、胃腸にもやさしく、体調不良改善の助けとなるでしょう。松の実は油分を多く含み、肺や大腸を潤してくれる食材です。クーラーの乾燥と冷えからくる空咳や乾燥にもよいでしょう。便通も良くなりそうです。

調理時間30分

材料

【1皿分】

バジルソース:

バジル・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50g

松の実・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10g

にんにく・・・・・・・・・・・・・・・・・・1片

オリーブオイル・・・・・・・・・・・・100ml

塩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1/2

 

プチトマト・・・・・・・・・・・・・・・・3個

ブラウンマッシュルーム・・・・3個

ヤングコーン・・・・・・・・・・・・・・3本

スナップえんどう・・・・・・・・・・4〜5本

ジャガイモ・・・・・・・・・・・・・・・・1〜2個

ブロッコリー・・・・・・・・・・・・・・50g

鶏もも肉・・・・・・・・・・・・・・・・・・1枚

塩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・少々

胡椒・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・少々

COOKING

  1. 1バジルは洗って葉だけを取り水分をしっかりときる。
  2. 2フードプロセッサに松の実、にんにく、オリーブオイルを入れて一度回し、さらにバジルを加えペースト状になるまで攪拌する。
  3. 3ジャガイモとブロッコリーは茹でて食べやすい大きさに切る。鶏肉は塩、胡椒してフライパンで両面を焼く。
  4. 4耐熱皿に③とプチトマトとブラウンマッシュルームを半分に切り、湯がいたヤングコーン、スナップえんどうと一緒に盛り付ける。
  5. 5④の皿に①のバジルペーストをかけオーブンで焼き色をつける。

料理のポイント

  • point! フードプロセッサで撹拌する際は、バジルは熱に弱いので松の実が細かくなってから入れると、色と香りが良く仕上がります。
  • point! 粉チーズを入れても美味しいです。その場合はお好みで塩の加減をしてください。
  • point! バジルソースは、お好みの野菜、肉、お魚でお楽しみいただけます。

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この記事を監修された先生

国際中医薬膳師矢留 江里子 先生

矢留 江里子(やとめ えりこ)国際中医薬膳師。登録販売者。フードコーディネーター。食空間コーディネーター。NPO日本食育インストラクター。日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー。
日本中医学院(旧北京中医薬大学日本校)卒業。自然療法の料理教室の課程を修了。企業のイベントなどで薬膳講師を務める。イスクラ薬局勤務を経て2023年11月より、吉祥寺にて漢方薬店「薬食同源totonou漢方」 主宰。