気力が出ない、モヤモヤ気分が晴れないときに「かじきのターメリック焼きフルーツソース」 - 漢方・中医学の情報サイト|COCOKARA中医学

COOKING食養生のレシピ

気力が出ない、モヤモヤ気分が晴れないときに
「かじきのターメリック焼きフルーツソース」

2019.04.23 UPDATE

監修:松本 誉子 先生(中医薬膳師)

【難易度★☆☆】
かじきは「肝」の気の流れを良くし、憂鬱な気分を緩和します。

かじき 温性/甘味 高血圧、耳鳴り、肩こりの緩和 など

かじきは別名かじきまぐろとも言われていますが、スズキ目カジキ亜目の魚のことで、正しくはまぐろではありません。低脂肪高タンパクな魚で、「肝(かん)」(肝臓)の「気」(エネルギー)を整える働きがあります。
「肝」は「気」の巡りの調節や、「血」を貯蔵する働きに加え、感情のコントロールも担っているため、「肝」の調子が悪いと怒りっぽくイライラしたり、気力が湧かない、落ち着かないなど、気分の症状が出てしまう事も。かじきはこういった気分の不調におすすめです。

プリント

かじきのターメリック焼きフルーツソース
RECIPE

春は陽気が高まり、血の巡りや細胞が活性化するシーズンですが、「肝」のトラブルが起こりやすい季節でもあります。肝をケアしてスッキリ気分を整えましょう。
肝の機能を整える働きがある食材として、セリ、セロリ、菊花、トマト、ピーマン、グレープフルーツ、ジャスミン、かじき、ターメリックなどがおすすめ。また、酸味の物は肝に入り働きを整えるので、柑橘類や酸味のフルーツなども一緒に摂ると良いでしょう。

今回は、肝の気の巡りに働くかじきをターメリックで焼き、ストレスに対する抵抗力をアップさせるキウイを入れた、さっぱりフルーティーなトマトソースを合わせました。特にビタミンCが豊富なキウイは疲労回復、ストレス軽減の働きがあるだけでなく、アクチニジンというタンパク質を強力に分解する酵素が豊富に含まれているので、お魚やお肉の消化を助ける働きがあります。彩りも良く、気分スッキリな一皿です。

調理時間25分

材料
【2人分】
かじき(切り身)…2切
ターメリック………小さじ1
塩……………………少々
こしょう……………少々
サラダ油……………適量
サラダセロリ………適量
・フルーツソース
玉ねぎ………………1/8個
キウイ………………1個
トマト………………1個
塩……………………適量
こしょう……………適量
オリーブオイル……適量
黒酢…………………大さじ1

COOKING

  1. 1かじきを食べやすい大きさに切り、ターメリック、塩、こしょう、サラダ油と一緒にビニール袋に入れ揉み、約10分漬け込む。
  2. 2サラダセロリは3センチくらいに切る。玉ねぎはみじん切りにする。トマトとキウイはそれぞれ半分をみじん切り、もう半分を盛りつけ用に食べやすい大きさに切る。
  3. 3フルーツソースを作る。ボウルに②の玉ねぎ、塩、こしょう、オリーブオイル、黒酢を入れ約5分漬け込む。そこにみじん切りにしたトマトとキウイを加える。
  4. 4フライパンを温め、①を焼く。軽く両面を焼いた後、蓋をして中火で約3分焼く。
  5. 5③と④、サラダセロリや盛りつけ用のトマトとキウイをお皿に盛り付ける。

料理のポイント

  • point! かじきは焼く前に油に漬け込むことで、焼いた後もしっとりとした食感になります。
  • point! フルーツソースの玉ねぎは、先に漬け込んでおくことで辛味が抜けて食べやすくなります。
  • point! 黒酢は代用としてバルサミコ酢がおすすめですが、ご家庭にあるお酢でもおいしくいただけます。

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この記事を監修された先生

中医薬膳師松本 誉子 先生

松本 誉子(まつもと たかこ)
中医薬膳師。中医薬膳茶師。みそソムリエ。日本中医食養学会局員。
くらし薬膳 美容薬膳の執筆/監修/指導。
日本中医学院(旧北京中医薬大学日本校薬膳科)を卒業後、薬膳理論を取り入れたカフェを世田谷区三軒茶屋にオープン。現在は薬膳料理教室『ドードーの空キッチン』の主宰兼講師として、楽しく食べれる「おうちごはん」をモットーにカラダと心の健康を保つ方法を伝えている。