監修:鈴木 理恵(管理栄養士・国際薬膳師)
【難易度★★☆】
大根は消化を促して胃腸の流れをスムーズにします。
大根 涼性/辛味、甘味 消化を促して胃腸の流れをスムーズにするなど
大根は、消化を促して胃腸の流れをスムーズにするので、消化不良や胃酸が上がってくる、胸のつかえ、おなかにガスがたまりやすい、便通が悪いなどの症状を改善します。
大根の性質は、生では涼性、火を通すと平性なので、胃腸が冷えやすい方は生食を控えましょう。
大根と牛肉のべっこう煮
RECIPE
1月下旬は二十四節気の大寒(だいかん)を迎え、一年で最も寒い季節になります。厳しい寒さによって気の流れが悪くなると様々な不調があらわれやすくなりますが、そのひとつとして胃腸の働きの低下があげられます。
そこで今回は、消化を助けて気の流れを良くしながら、気血を養って元気にしてくれる大根と牛肉を使いました。また、おなかを温め巡りをよくする黒砂糖をあわせて使いました。
調理時間50分
材料
【2人分】
大根…………………………………1/2本
牛肉(切り落とし)………………150g
しょうが……………………………1かけ
酒……………………………………大さじ3
黒砂糖………………………………大さじ2
しょうゆ……………………………大さじ2
サラダ油……………………………大さじ1
水……………………………………2カップ
小ねぎ(小口切り)………………適量
COOKING
- 1大根は皮をむき、大きめの乱切りに、しょうがは千切りにする。牛肉は一口大に切る。
- 2鍋にサラダ油大さじ1/2を熱し、牛肉を炒め、色が変わったら取り出す。
- 3②の鍋に残りのサラダ油を足して、大根を加え、中火で2分炒める。
- 4水と酒、しょうがを加え、煮立ったら②の牛肉を戻し入れ、再度煮立ててアクを取り、落しぶたをして弱火で20分煮る。
- 5黒砂糖と醤油を加えてひと混ぜし、さらに10~15分煮る。
- 6器に盛り付け、小ねぎを散らす。
料理のポイント
- point! 牛肉を羊肉にすると温める作用が強くなります。
この記事を監修された先生
管理栄養士・国際薬膳師鈴木 理恵
イスクラ産業で製品開発および薬膳関連の仕事に従事。日本食糧新聞社百菜元気新聞への薬膳レシピ掲載、西洋フード・コンパスグループ(株)への薬膳メニュー提供など。身近な食材で簡単に作れる体と心によいレシピを提案している。