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楊暁波先生の中医美容レッスンvol.16梅雨は「肌カビ」にご用心!

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楊暁波先生の中医美容レッスンvol.16
梅雨は「肌カビ」にご用心!

2017.07.04 UPDATE

梅雨は「肌カビ」にご用心!

じっとりと蒸し暑い日が続く梅雨。乾燥の心配からは解放されるけれど、今度は過剰な湿気で肌トラブルを起こしてしまうことも多いので油断は禁物です。
この時期に気をつけたいのは、湿気で増えやすい「湿(体内の余分な水分や汚れ)」と「肌カビ」。
お手入れは、老廃物を排出し、肌カビの増殖を防ぐ“デトックス”スキンケアを取り入れましょう。

梅雨の肌トラブルは「湿」に注意

空気がじっとりと重い梅雨は、なんとなく体調もすっきりしないことが多いもの。中医学では、こうした不調は体内に溜まる「湿(体内の余分な水分や汚れ)」が原因と考えます。
湿には、外から入ってくる「外湿」と、体内で生じる「内湿」があり、いずれも体調不良や肌トラブルを引き起こす要因となります。

◎外湿:雨や湿気などの影響で、体の外から入り込む湿
◎内湿:胃腸不調などにより、体内で生まれる湿

水分の過剰摂取、甘いものやアルコールの取り過ぎ、冷たい飲食などで「胃腸」に負担がかかると、水分を処理しきれず内湿を招いてしまいます。

<湿が溜まっているサイン>
・肌のベタつき(ポツポツと吹出物が出ることも)
・髪や頭皮のベタつき
・フケや抜け毛が多い
・顔のむくみ(朝に目立つ)
・涙袋のたるみ(朝に目立つ)
・体が重だるい
・体がむくみやすい
・便に粘りがある
・舌が太って歯の跡がつく
・舌苔が厚く粘りがある
 ※舌の状態は朝一でチェックを(朝食や歯磨きをしてからだと舌の状態が変わってしまう事があります。)

体に湿が溜まっていると、ベタつきや吹出物、アトピー性皮膚炎や湿疹など皮膚病の悪化など、肌にもさまざまなトラブルが現れます。
重くて粘りのある湿は、取れにくく病程が長く、繰り返し発症しやすいので要注意。
スッキリきれいな肌を保つためにも、気になるサインがあれば積極的に対処しましょう。

増える「肌カビ」に気をつけて!

お腹、腋下、胸元、大腿内側、乳房下などの柔らかい部分が赤く痒みをともない、辺縁部が段々広がっていくうちに、真ん中部分だけ赤みが治っていくような発疹がができて、放っておいたらなかなか治らなくて……。
そんな経験をしたことはありませんか? 梅雨の時期に増えるこうした症状、実は「肌カビ」が原因になっているかもしれません。

肌カビは、人の皮膚にすむ常在菌(マラセチア菌)のこと。
誰にでもいる真菌(=カビ)の一種で、通常は肌にトラブルを起こすことはありません。

ところが、湿気が多い時期はカビが増えやすく、知らない間に肌カビが異常繁殖してしまうことも。
すると、炎症を起こしたり、肌のバリア機能が弱くなったりして、赤み、ポツポツ小水疱、かゆみといった不調につながるのです。

肌にすむカビには、このほか水虫の原因となる白癬菌や、カンジタ菌などがあります。 いずれも湿気の多い時期には増殖しやすいので、日頃から肌を清潔に保つよう心がけましょう。

「湿」と「肌カビ」には“デトックス”スキンケアを

スキンケアは保湿を重視しがちですが、梅雨のお手入れは補うだけではダメ。 じめじめとした季節をトラブル知らずで乗り切るためには、体の内側と外側、両面のデトックスで「湿」と「肌カビ」を防ぐことが大切です。 体調も肌もスッキリさせて、湿気に負けない健やか肌をめざしましょう。

【 体の除湿ケア 】
余分な「湿→湿邪」を取り除く
梅雨は、湿気や雨の影響で「湿」が体に入り込みやすい時期。
知らず知らず、湿を溜め込んでしまうことも多いので注意が必要です。
利湿作用のある食材を積極的に取るなどの工夫で、毎日少しずつ、湿を体の外に出すよう心がけましょう。
また、体内の老廃物(湿などの汚れ)を取り除くためには、血行をスムーズに保つことも大切です。

「湿」を生まない 胃腸の働きが低下していると、水分代謝が悪くなり、体内に余分な「湿」が生まれやすくなります。
胃腸は湿気と冷えに弱いので、水分の取り過ぎ、冷たい飲食には気をつけて。
暑い季節でも、飲み物や食事は“温かいもの(または常温)”を心がけ、胃腸の働きを整えて、体の水分代謝を高めましょう。

<ポイント>
1.溜まった「湿」を排出する
利湿作用のある食材を:はと麦茶、緑茶、苦瓜、きゅうり、冬瓜、すいか、小豆、もやし、春雨、しそ、セロリ など

2.血行を改善して、老廃物(湿など)を取り除く
血流アップの食材を:にら、玉ねぎ、にんにく、みょうが、トマト、青魚(サバ、イワシ、サンマなど)、酢 など

3.胃腸を整えて、水分代謝をアップする
胃腸を養う食材を:山芋、じゃがいも、にんじん、とうもろこし、かぼちゃ、栗、いんげん豆、大豆製品 など



【 肌カビ対策のスキンケア 】
湿気の多い梅雨は、カビや雑菌が増えやすい時期。
また、肌カビ(マラセチア菌)は皮脂をエサにしているため、皮脂分泌が旺盛になると繁殖しやすくなります。

※広島大大学院の秀道広(ひでみちひろ)教授(皮膚科学)らの研究グループのデータによると健康な人の皮膚にも存在しているカビの一種の「マラセチアグロボーザ」が作り出すたんぱく質が炎症に関係していて、アトピー性皮膚炎の方はこのたんぱく質が汗に溶け込んで体内に入ることで、アレルギー反応を起こすとわかったと発表しました。
(2013年6月6日毎日新聞記事参照)

肌カビの増殖を防ぐためには、皮膚を清潔に保つことが何よりも大切。
汗をかいたら“濡れタオル”で拭く、洗顔をするなど、日常のこまめなケアを心がけましょう。

お手入れは、「中医美容デトックススキンケア」がおすすめです。
殺菌・解毒・消炎作用などの生薬が配合された化粧品を上手に使うと、肌を清潔に保ちながら、保湿もしっかりできるのでおすすめです。

<ポイント>
◎デトックス作用のある化粧品を選ぶ
殺菌・解毒・消炎などの作用がある生薬配合の化粧品(洗顔料、ローション、クリーム、入浴剤など)を使うことで、カビや雑菌の繁殖を抑え、汗ばむ季節も肌を清潔に美肌を保つことができます。

★コットンやマスクにローションを浸して、デトックスパックをするのもおすすめ!
★スプレータイプのローションなどを持ち歩けば、メイクの上からでも気軽にデトックスできます。

[デトックス作用のある生薬]

・クララ:清熱燥湿、殺菌清潔、消炎止痒
・シコン:涼血解毒、消炎静肌、潤膚生肌
・ワレモコウ:涼血止血、解毒収斂、消炎整肌
・オトギリソウ:解毒清熱、酸化防止
・サンショウ:殺菌消臭、辛散通絡、鎮痛止痒
・カワラヨモギ:清熱利湿、清潔止痒、殺菌消炎
・ティーツリー:殺菌消炎、リラックス
・チョウジ:殺菌消炎、芳香辛散、通絡鎮痛
・オウバク:清熱燥湿、殺菌清潔、消炎止痒
・カミツレ:清熱解毒、消炎止痒、整肌美肌



長引きがちな梅雨の肌トラブルや汗をかきやすい季節にいつものスキンケアでなかなか治らないなと感じたら、ぜひ「中医美容」(漢方)の知恵をいかした“体の除湿”“デトックス・スキンケア”を取り入れてみてください。

PROFILE

中医学講師楊 暁波 先生

楊 暁波(よう きょうは) 中医学講師。
不妊カウンセラー。毛髪診断士。
1984年雲南中医薬大学医学部卒業。94年埼玉医科大学客員研究員として来日、96年日本遺伝子研究所に勤務。99年より日本中医薬研究会専任講師。
共著に「やさしい中医学シリーズ3 誰も書かなかったアトピー性皮膚炎の正体と根治法」「やさしい中医学シリーズ4 あなただけの美肌専科」(ともに文芸社)など。

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