若々しさと美しさを サバラン風黒胡麻団子 - 漢方・中医学の情報サイト|COCOKARA中医学

COOKING食養生のレシピ

若々しさと美しさを
サバラン風黒胡麻団子

2024.01.10 UPDATE

監修:和田 暁 先生()

【難易度★★★】
ごまは肌の調子を整え、髪の健康をサポート、便秘の改善、エイジングケアが期待できます

ごま 平性/甘味 肌や髪の健康維持、視力、記憶力、関節や骨のサポート、便秘の改善 など

ごまは漢時代に中国に伝わり、1800年以上の栽培の歴史があります。黒ゴマには約55%の油分が含まれており、そのまま食べるだけでなく、ごま油や軟膏などにも利用されています。中医学的には、ごまは肝、腎、大腸に働きかけ、若々しさを保つためには欠かせない食材とされています。中国の古典書『本草匯言』や『本草経疏』には、黒ごまは“補益精血、潤燥滑腸、主治髭髪早白、頭暈眼花、婦女産後乳少、風痺、血虚津枯、腸燥便”と記されていました。これは、ごまは精力と血液を滋養し、乾燥した腸を潤い、便通を良くし、若い人の頭髪、ひげの白髪防止、めまい、産後の母乳不足、関節の痺れや疼痛、血と体液の不足の改善に効果があるという意味です。また、肌を滑らかにし、艶やかな肌作りにも役立つとされています。西洋学的にごまには、貴重なセサミン成分(ごまの1%)が含まれており、抗酸化作用があるため、動脈硬化や脂質異常、肝臓のアルコール分解機能を助けることから近年注目されています。ただし、下痢や浮腫みのある方、または水分代謝が悪い場合は摂取を控えましょう。

 

参考資料:『中国薬典』、『中薬大辞典』、『中華本草』

プリント

サバラン風黒胡麻団子
RECIPE

暦の上では1月7日の小寒を迎え、冬至からちょうど三九の時期に差し掛かっています。大寒が終わるまでのこの期間は、エイジングケアや滋養を蓄えるには最適な時期となります。中国の春節には、必ずごま団子を食べるという習慣があります。これは「芝麻開花節節高」という言葉に由来しており、ごまの花がどんどんと高く咲いていく様子を表しています。これは前途が明るく開けていくことを象徴し、また、不老長寿の願いも込められています。このレシピでは、滋養を高め、消化を助けるために山芋と蜂蜜を加えたごま餡を団子に使用します。また、気血の流れを良くし、冷えを改善するために白玉粉に紅麹、ターメリック、ヨモギを少量加えて団子の生地を作ります。付け合せには、消化を助けるりんごと血行を促進するサフランを使って赤ワインでコンポートを作りました。トッピングに、目や肌、髪の健康に欠かせない枸杞の実とレモンシロップをかけることで、冬のエイジングケアと美容に大いに役立ちます。

調理時間40分

材料

【2人分】
白玉粉・・・・・・・・80g
水・・・・・・・・・・・・40ml
紅麹・・・・・・・・・・1g
よもぎ粉・・・・・・1g
ターメリック・・1g

 

材料A:
すり黒ごま・・・・60g
蜂蜜・・・・・・・・・・大さじ1.5
やまいも・・・・・・25g

 

材料B:
リンゴ・・・・・・・・1個
紅花・・・・・・・・・・小さじ1
赤ワイン・・・・・・大さじ3~4

 

材料C:
枸杞・・・・・・・・・・小さじ2
レモン汁・・・・・・大さじ1
蜂蜜・・・・・・・・・・大さじ1
白ワイン・・・・・・大さじ2

COOKING

  1. 1材料Aのりんごを一口大にカットする。赤ワインに紅花を加えりんごと一緒に煮る。
  2. 2白玉粉と水合わせたものを3等分に分け、それぞれに紅麹、よもぎ粉、ターメリック粉を混ぜ合わせ団子の生地を各2個ずつ作る。
  3. 3山芋を蒸した後なめらかになるまで潰し、材料Bの黒ごまと蜂蜜と一緒に練り合わせ、団子の餡を6つ作る。
  4. 4②で③をつつみ胡麻団子をつくり、丸める。
  5. 5④をたっぷりの湯で茹で、浮き上がって40秒ほど経ったら、火を止め水気を切る。
  6. 6材料Cをとろみがでるまで煮詰めて、シロップを作る。
  7. 7器に④の団子と①のりんごを盛り付け、⑥のシロップをかけ盛り付ける。

料理のポイント

  • point! 団子は一度に沢山作って、茹でる前の状態で冷凍してもよいでしょう。
  • point! 白玉粉は乾燥すると割れやすくなるので、手早く作業をすすめるか、作業途中は濡れ布巾などをかけて置くとよいでしょう。
  • point! シロップの白ワインは、製菓用のラム酒で代用できます。

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この記事を監修された先生

和田 暁 先生

和田 暁(わだ しゃお)
上海中医薬大学中医学部卒、同大学付属病院勤務。昭和大学研修中、日本医食同源第一提唱者の新居裕久教授と出会い、中医学を毎日の食卓へ届けることを目指し、薬膳普及の道へ進む。
2015年、世界中医薬学会連合会より世界初の高級中医薬膳伝授師称号を授与。現在、一般社団法人薬膳アカデミア理事長・世界中医薬学会連合会常務理事、日本国際中医薬膳管理師会会長、上海中医薬大学日本校教授、東京栄養士薬膳研究会顧問。
主な著書に『薬膳で治す』(時事書房・共著)『まいにち養生ごはん』(学陽書房・監修)『中医婦人科学』(上海科技出版社・共著)雑誌『助産雑誌』連載執筆など。