消化力を高めて夏の疲れを癒す「枝豆と豆腐のティラミス」 - 漢方・中医学の情報サイト|COCOKARA中医学

COOKING食養生のレシピ

消化力を高めて夏の疲れを癒す
「枝豆と豆腐のティラミス」

2019.09.10 UPDATE

監修:矢留 江里子 先生(国際中医薬膳師)

【難易度★☆☆】
枝豆は気血を補い疲労回復、胃腸の働きを高めて水の巡りを促します。

枝豆 平性/甘味 脾胃虚弱・疲労・便秘の改善、美肌 など

気血を補い水の巡りを促す枝豆は、「脾(ひ)」(胃腸)、「腎」を元気にする食材です。胃腸の働きを高めて消化を助け、夏の疲労回復を促します。また、食物繊維も豊富に含まれるため、便通にもよく腸のお掃除をしてくれます。
枝豆は「熟していない大豆」で7月〜9月が旬です。畑の肉と呼ばれる大豆と同じ栄養素の他にも、ビタミンCや葉酸も多く、貧血の予防や美肌にもよいでしょう。
アルコールの分解を促し肝臓の負担を減らす作用があるので、お酒との相性も抜群です。

枝豆を選ぶときは枝つきのものがおすすめ。購入したら新鮮なうちに茹でましょう。

プリント

枝豆と豆腐のティラミス
RECIPE

暑さが和らぎ涼しさを感じる頃、疲れたなと感じたら早めに体をケアしましょう。暑さと「湿」に弱った脾胃には、薄味で少し甘味のある優しい食材を。過労や暴飲暴食を避け、充分な睡眠を確保して体力を戻すことが大切です。

今回は、枝豆でほんのり甘く栄養価も高い簡単スイーツです。合わせた食材はおから、豆腐、豆乳と大豆尽くし。おからに豆乳を加えて口当たりを滑らかにしました。おからは大豆の栄養が詰まっているので料理やお菓子作りに使うとヘルシーで栄養も取れます。豆腐や豆乳は体の余分な熱を取り体を潤します。
ティラミスに必須の材料であるマスカルポーネに豆腐を混ぜることで、ヘルシーでやさしいティラミスに仕上げました。
オーブンなどを使わずに作れる簡単でヘルシーなデザートレシピです。

調理時間20分

材料
【4つ分】
枝豆(冷凍でも可)…100g
絹ごし豆腐……………100g
マスカルポーネ………100g
きび砂糖………………大さじ2
おから…………………80g
豆乳……………………大さじ2
メープルシロップ……20g
抹茶……………………適量

COOKING

  1. 1絹ごし豆腐は水切りしておく。枝豆は茹でて1~2房口が開いてきたら硬さをみて、気持ち硬めでざるにあげておく。
  2. 2枝豆のさやから豆を取り出し、すりこぎ棒やマッシャーで潰すか、ミキサーにかける。飾り用に数個残しておく。
  3. 3おからに豆乳を加えて混ぜ、しっとりさせてから②とメープルシロップを加えよく混ぜる。
  4. 4①の絹ごし豆腐にマスカルポーネ、きび砂糖を加え混ぜる。
  5. 5カップに③と④を交互に重ね、上に抹茶の粉と枝豆をのせてできあがり。

料理のポイント

  • point! 入れるおからや豆腐の量はお好みで加減してください。
  • point! 甘味はハチミツやアガベシロップなどでも代用できます。
  • point! 冷蔵庫で冷やすとより美味しく召し上がれます。

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この記事を監修された先生

国際中医薬膳師矢留 江里子 先生

矢留 江里子(やとめ えりこ)国際中医薬膳師。登録販売者。フードコーディネーター。食空間コーディネーター。NPO日本食育インストラクター。日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー。
日本中医学院(旧北京中医薬大学日本校)卒業。自然療法の料理教室の課程を修了。企業のイベントなどで薬膳講師を務める。イスクラ薬局勤務を経て2023年11月より、吉祥寺にて漢方薬店「薬食同源totonou漢方」 主宰。