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中医学的「10年周期」の身体ケアで、健やか美肌をキープ~50代からのケア~

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中医学的「10年周期」の身体ケアで、健やか美肌をキープ
~50代からのケア~

2018.01.18 UPDATE

楊暁波先生の中医美容レッスン vol.22(2)

前回の「中医学的「10年周期」の身体ケアで、健やか美肌をキープ~40代までのケア~」で臓器や身体の状態に変化が現れる“10年周期”と40代までの年代別ケアについてご紹介しました。
今回は、ご家族などのいつまでも健康で若々しくいてほしい方々にアドバイスできる中医学情報「50代以降のケア」についてをお伝えします。
 

どんなに元気だと感じていても、年齢とともに身体は自然と衰えていくもの。当然、20〜30代と中高年世代では、養生のポイントも変わってきます。
年代ごとの養生ポイントは、ご家族など身近な人にもぜひアドバイスを!
※それぞれの症状、肌チェックに当てはまるものがあれば、年齢を問わず、ぜひ日頃のケアの参考にしてください。

【50代】「肝」の働きが低下、血不足に注意を

五臓の「肝(かん)」(肝臓)が弱くなり始める年代。肝は「血」の貯蔵庫として機能しているので、その働きが弱くなると、体内の血不足を招きやすくなります。
養生の基本は、不足しがちな血をしっかり養うこと。また、目の使いすぎは血の消耗につながるので、長時間のスマートフォンやパソコンの使用、暗い場所での読書などは控えましょう。

【肌チェック】
□青みを帯びている
□吹き出物が出やすい
□毛穴が目立つ
□シミが出やすい
□肌トラブルが起きやすい

【おすすめ食材】
血を養う:
にんじん、小松菜、ほうれん草、金針菜、黒ごま、黒豆、レバー、鶏肉、豚肉、なまこ、なつめ、クコの実、プルーン、レーズン など

【60代】「心」の働きが低下、精神の安定を心がけて

五臓の「心(しん)」(心臓)が弱くなり始める年代。心は「血」を全身に巡らせる臓器で、血管や脈、舌の状態、精神活動とも深く関係しています。心の機能が低下し、血を巡らせる力が弱くなります。
精神的な不調も起こしやすいので、“ココロのケア”を意識して。過剰なストレスや興奮は心の負担になり、睡眠障害にもつながります。日頃から気持ちを穏やかに保ち、リラックスして過ごすよう心がけましょう。
 
【肌チェック】
□赤みがある
□シミ、くすみが目立つ
□肌荒れしやすい
□肌や唇が紫色っぽい
□オイリーと乾燥の混合肌
 
【おすすめ食材】
心を養い、血行を促す:
小麦、ひじき、蓮の実、竜眼、紅茶、シナモン、玉ねぎ、らっきょう、鶏のハツ、赤ワイン など
 

【70代】「脾胃」が弱くなり、栄養が不足しがちに

「脾胃(ひい)」(胃腸)の働きが落ちてくる年代。脾胃は食事の栄養を消化吸収することで、体内の「気」(エネルギー)、「血(けつ)」を生み出しています。そのため、脾胃の虚弱で栄養を十分に取ることができなくなると、心身活動の基本となる気・血が不足しやすいです。
身体の栄養状態が悪くなると、肌にも十分な栄養や潤いが行き渡らずトラブルの元に。

日頃から食事に気を配り、栄養バランスが良く、消化の良いものを摂るよう心がけましょう。また、冷たいもの、甘いもの、水分の摂りすぎは脾胃の負担になるので注意してください。

【肌チェック】
□黄色がかっている
□柔らかくハリがない
□弾力があまりない
□目の下のたるみ
□乾燥肌、保湿力低下

【おすすめ食材】
脾胃を養う:
山芋、白米、大豆、小豆、じゃがいも、さつまいも、とうもろこし、にんじん、アスパラガス、しょうが、なつめ、りんご、牛肉、鶏肉 など

【80代】「肺」の機能が低下、免疫力ダウンに要注意

「肺」の働きが衰える年代。肺は呼吸を司る臓器で、皮膚や毛穴、肌の状態と深く関係しています。また、身体の免疫力となる「衛気(えき)」を全身に巡らせる働きもあります。肺が弱くなると、呼吸器系の不調や免疫力の低下を招きやすいのです。
養生の基本は、肺の働きを守り、免疫力をしっかり保つこと。肺は乾燥した状態に弱いため、潤いの多い食材を積極的に摂るよう心がけましょう。また、寒い時期はマスクをするなど、邪気(ウイルスなど)から身を守る工夫も大切です。



【肌チェック】
□顔色が白い
□シワが多い
□つやがない
□乾燥肌、敏感肌
□かゆみが出る皮膚掻痒症(ひふそうようしょう)になりやすい
 
【おすすめ食材】
肺を養い、免疫力アップ:
はと麦、梨、ゆず、大根、百合根、銀杏、松の実、白菜、れんこん、長ねぎ、山芋、くるみ など
 

【90代】「腎」が衰え、老化症状が進む

「腎」の機能が低下する年代。腎は生命エネルギーの源「精」を蓄える臓器で、成長・発育、生殖、泌尿器系、骨、脳、歯、耳、髪の状態と密接に関係しています。生命力の根源となる腎が衰えると、全身の老化症状を招きます。
この年代の養生は、精を養い、腎の働きを保つことが基本。腎は冷えに弱いので、季節を問わず身体を冷やさないよう心がけて。特に冬は腎がダメージを受けやすいので、しっかり温めることが大切です。



【肌チェック】
□浅黒い、シミやソバカスが強い
□目の下のクマ
□肌に色ムラがある
□弾力がない、たるみ
□白髪や脱毛
 
【おすすめ食材】
精を養い、腎を強く:
羊肉、えび、鮭、アジ、昆布、くるみ、栗、さつまいも、とうもろこし、黒豆、きのこ類 など
 

PROFILE

中医学講師楊 暁波 先生

楊 暁波(よう きょうは) 中医学講師。
不妊カウンセラー。毛髪診断士。
1984年雲南中医薬大学医学部卒業。94年埼玉医科大学客員研究員として来日、96年日本遺伝子研究所に勤務。99年より日本中医薬研究会専任講師。
共著に「やさしい中医学シリーズ3 誰も書かなかったアトピー性皮膚炎の正体と根治法」「やさしい中医学シリーズ4 あなただけの美肌専科」(ともに文芸社)など。

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