腰痛・アンチエイジングに「黒色食材のミートローフ」 - 漢方・中医学の情報サイト|COCOKARA中医学

COOKING食養生のレシピ

腰痛・アンチエイジングに
「黒色食材のミートローフ」

2017.12.12 UPDATE

監修:矢留 江里子 先生(国際中医薬膳師)

【難易度★★☆】
黒豆は腎の働きを高めることで血や精を補い、血行を促進して、生命力を強化します。

黒豆 平性/甘味 全身のむくみ、腰痛、月経不順、老化防止、疲労回復、生活習慣病予防、できものの改善 など

黒豆は腎の働きを高める食材です。生命力の強化、「血(けつ)」を補って血行を促進、月経不順、腰痛、老化防止に効果的です。
また、胃腸の働きを高め、水分代謝も良くするので、むくみが気になる方によいでしょう。

黒色の色素成分であるアントシアニンはポリフェノールの一種で、活性酸素を抑える抗酸化作用に優れています。アミノ酸のバランスがよく、良質なタンパク質を多く含んでいます。
ビタミンEや大豆サポニンなども含まれているので、活性酸素の働きを抑えて、老化予防、生活習慣病予防に優れています。

プリント

黒色食材のミートローフ
RECIPE

黒豆は、中国最古の薬物書「神農本草経」にも黒大豆としての記述があり、筋肉や膝の痛み、腫瘍など病気の治療に用いられていたとされています。

また、漢方では黒い食材は「腎」を補うと考えられています。腎は「精」を蓄えている臓腑です。精には、身体の成長・発育・生殖を促し、生命を維持して、水分代謝をコントロールする働きがあります。
黒豆、黒ゴマ、黒きくらげ、黒米、海藻類などを積極的に摂り入れ、いつまでも若々しさ、健康美を目指しましょう。

今回は黒色食材として、黒豆の他、黒きくらげ、黒ゴマ、ひじきを一緒に練りこみました。いずれも「血」、「腎」、「精」を補うものです。
重ねて使うと相乗効果が期待できます。

調理時間55分

材料
【21cmパウンドケーキ型1つ分】
合挽き肉……………500g
生黒きくらげ………40g
玉ねぎ………………1/2個
ゆで黒豆……………50g
生芽ひじき…………40g
黒ごま………………大さじ1
卵……………………1個
パン粉………………大さじ3
塩……………………小さじ1
こしょう……………適量
ナツメグ……………少々
生姜…………………1かけ
オリーブオイル……適量

COOKING

  1. 1生黒きくらげを5mmくらいのみじん切りにする。玉ねぎをみじん切りにする。生姜をすりおろす。
  2. 2卵を割ってほぐし、パン粉を湿らせておく。
  3. 3ボウルに合挽き肉を入れ、塩、胡椒、ナツメグ、すりおろした生姜の汁を入れ、よく練る。
  4. 4③へ玉ねぎ、湿らせたパン粉を入れ、次に生黒きくらげ、ゆで黒豆、生芽ひじき、黒ごまを入れて混ぜ合わせる。
  5. 5パウンドケーキ型にオリーブオイルを薄く塗り、④の空気を抜きながら型の端から詰めていく。
  6. 6予熱はせずに⑤をオーブンに入れ、250度で10分で焼いた後、180度で30分焼く。竹串をさして透明な汁が出てきたら出来上がり。

料理のポイント

  • point! 【オニオンソースの作り方】
    すりおろした玉ねぎ1/2個、酒大さじ2、醤油大さじ2、みりん大さじ2、オイスターソース大さじ1を、焦がさないように木べらで混ぜながら鍋で煮つめる
  • point! きくらげやひじきは、乾燥のものを使う場合、戻した時の分量が目安です。
  • point! クリスマスのディナーやお正月にもおすすめです☆

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この記事を監修された先生

国際中医薬膳師矢留 江里子 先生

矢留 江里子(やとめ えりこ)国際中医薬膳師。登録販売者。フードコーディネーター。食空間コーディネーター。NPO日本食育インストラクター。日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー。
日本中医学院(旧北京中医薬大学日本校)卒業。自然療法の料理教室の課程を修了。企業のイベントなどで薬膳講師を務める。イスクラ薬局勤務を経て2023年11月より、吉祥寺にて漢方薬店「薬食同源totonou漢方」 主宰。