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秋の「乾燥肌」対策 ~「潤いアップ」は体の中と外からのダブルケアが基本~

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秋の「乾燥肌」対策 ~「潤いアップ」は体の中と外からのダブルケアが基本~

2017.10.03 UPDATE

楊暁波先生の中医美容レッスン vol.19

カサカサ、小ジワ、粉ふき、痒い……。乾燥は美肌の大敵!

秋の空は、高くすっきりと晴れ渡り、過ごしやすい季節です。中医学では秋は「燥(そう)」の気がつかさどると考えます。この時期は空気が乾燥し、肌の潤いも失われがちです。乾燥肌を防ぐためには、スキンケアはもちろん、体の中から潤いケアをすることがとても大切。秋冬の乾燥シーズンをトラブル知らずで乗り切るためにも、しっかり保湿対策をして“潤い美肌”を保ちましょう。

空気が乾燥する秋から冬の時期は、肌の水分が失われやすく、皮脂の分泌も少なくなるため、乾燥肌を招きやすくなります。
中医学では秋の初めは、まだ気温が高く、乾燥するので「温燥(おんそう)」といい、晩秋は、気温が下がり乾燥するので「涼燥(りょうそう)」といいます。
 
肌のタイプによって肌トラブルの種類は違い、気温や湿度で中医美容の対応方法も変わります。
オイリー肌や混合肌の方は「温燥」に侵されると毛穴が粗っぽくなり、額、鼻、鼻の両側、あごの「五点分布」という部位に赤いニキビが増えて、頬部が乾燥します。
ノーマル肌の方は「涼燥」に侵されると乾燥感が強くなり、くすみや仮シワができやすくなります。
 
中医学において秋の乾燥で一番影響されやすいのは「肺」で、肌ととても深い関係です。
肺はとても繊細な臓で乾燥に弱いため、空気が乾燥する秋は肺の働きが低下しがちになります。そのため、から咳、喘息など呼吸器系のトラブルとともに肌にも影響して、乾燥やかゆみなどが起こりやすくなるのです。
また、燥の気は身体の中の「津液(しんえき)」(潤い)を消耗させます。乾燥肌の主な要因は、体内の「血(けつ)」と「津液」の不足。全身を巡る血は肌に潤いや栄養を与え、津液は肌の潤いのもととなります。そのため、体内に血や津液が十分にないと、肌の潤いが不足し、乾燥肌を招いてしまうのです。
 
肌が乾燥した状態を放っておくと、潤いを守り、外部刺激(ほこりやダニなどのアレルゲン)をブロックする肌の「バリア機能」も低下してしまいます。すると乾燥がますます進み、肌の弾力が失われ、小じわも目立つように。
また、乾燥が悪化すると、肌荒れやかゆみ、アレルギー性の皮膚疾患などを起こすこともあります。
 
<まとめ:乾燥肌の主な原因>
◎肌に潤いを与える「血」と「津液」の不足
◎秋の乾燥ダメージによる「肺」の機能低下
 
<乾燥による肌トラブル>
カサカサ肌、粉ふき肌、肌の弾力・ハリの低下、小ジワが増える、かゆみ、赤み、アトピー性皮膚炎の悪化、老人性皮膚掻痒症、皮脂欠乏性湿疹なども誘発されやすい

体質チェック 〜見逃さないで! 体の乾燥サイン〜

秋の乾燥肌には、夏のダメージが影響していることも。
大量にかいた汗、睡眠不足、食欲不振などが原因で体内の「血」や「津液」が不足していると、肌に十分な潤いが行き渡らず、乾燥しやすくなるのです。


【乾燥体質チェック】

□口やのどがよく渇く
□唇が乾きやすい
□目が乾燥する(ドライアイ)
□眠りが浅く、よく夢を見る
□髪の毛にツヤがなく、パサパサする
□乾燥肌でシワができやすい
□から咳をする、痰の中に血が混じる
□尿量が少なく色が濃い
□便秘気味
□舌の色が赤く、苔が少ない

乾燥に負けない!「潤いアップ」は体の中と外からのダブルケアが基本

乾燥の季節にケアを怠ると、肌のハリが失われ、小ジワも増えて老け顔に悩まされてしまうことも。 体の中と外、両面からしっかり乾燥対策をして、“潤い美肌”をキープしましょう。


【 中からのケア:体の潤いを養う 】

中医学では「燥勝則乾」と「乾則潤之」の原則があります。 意味は、燥がつよいと乾く、乾いた場合は、潤わせる方法を取り入れます。 潤いのもとになる「血」と「津液」をしっかり養うよう心がけて。 潤いが十分に保たれていれば、肌の状態と関わりの深い「肺」の働きも良くなるので、肌を健やかに保つことができます。

 

<潤いアップの食養生>
ハシマ油、うなぎ、卵、レバー、にんじん、ほうれん草、鴨肉、手羽先、豚足、白きくらげ、海藻類、梨、りんご、れんこん、百合根、かぼちゃ など
☆煎餅などの乾燥したお菓子、炒ったナッツ類、辛いものなどは食べ過ぎないように。


〜乾燥対策の生薬〜
沙棘(サージ)、当帰(とうき)、霊芝(れいし)、黄精(おうせい)、西洋人参 など

 

[おすすめレシピ]西太后のセラミド補充スイーツ
潤い食材たっぷり! おいしく食べて、乾いた体がぐんぐん潤います。

◎材料
・白きくらげ:20g
・乾燥百合根:15g
・皂角米(そうかくべい):15g ※なくてもOK
・クコの実:10g

◎つくり方
1.白きくらげをぬるま湯で20分もどし、他の材料は軽く洗う。
2.鍋に材料、水1リットルを入れ、適量の甘味(氷砂糖、黒砂糖、はちみつなど)を加える。
3.[2]の鍋を火にかけ、とろみがつくまで煮詰める。
4.冷やして器に盛りつける。お好みで季節のフルーツなどを添えて食べる。


【 外からのケア:スキンケアで潤いを守る 】

潤い肌を守るために欠かせないのが、毎日のスキンケア。 乾燥した空気に肌が負けないよう、パックやローション、クリームなどで潤いをたっぷり補給しましょう。


<パックで潤い補給>
乾燥の季節はこまめにパックを。 パックの後はローションをたっぷりつけ、油分多めのクリームを塗って潤いを逃がさないように。


〜楊 暁波先生のワンポイントアドバイス〜
・オイリー肌と混合肌には…「冷パック」を。シートパックを冷蔵庫で冷やすのもオススメ。
・ノーマル肌とくすみ肌には…「温パック」を。パックの上から蒸しタオルで温めてみてください。


<入浴のポイント 〜潤いバスタイム〜>
◎ぬるめのお湯にゆっくり入浴
熱いお湯は皮膚表面の皮脂膜を傷つけ、乾燥の要因になります。


◎肌にやさしい石けんを
石けんやボディソープは、弱酸性や乾燥肌用などを選んで。洗顔料は、保湿成分の入っているものを使いましょう。また、洗い過ぎないことも大切です。


◎入浴後はすぐに全身を保湿
お風呂上がりは、ローションやクリームなどですぐに保湿を。潤いの少ない肘や脛、首、肩などは多めに塗りましょう。
☆沙棘(サージ)、当帰(とうき)などの生薬を配合したローションやクリームもオススメです。


〜潤い美肌の手作り入浴剤〜
当帰5g、五行草(ごぎょうそう)5g、乾燥したバラ3gをティーバッグに入れ、15分ほど煮出したものを入浴剤に。

PROFILE

中医学講師楊 暁波 先生

楊 暁波(よう きょうは) 中医学講師。
不妊カウンセラー。毛髪診断士。
1984年雲南中医薬大学医学部卒業。94年埼玉医科大学客員研究員として来日、96年日本遺伝子研究所に勤務。99年より日本中医薬研究会専任講師。
共著に「やさしい中医学シリーズ3 誰も書かなかったアトピー性皮膚炎の正体と根治法」「やさしい中医学シリーズ4 あなただけの美肌専科」(ともに文芸社)など。

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