ストレスによる不眠やイライラ【気滞タイプ】に 「セロリのカレー粉炒め」 - 漢方・中医学の情報サイト|COCOKARA中医学

COOKING食養生のレシピ

ストレスによる不眠やイライラ【気滞タイプ】に
「セロリのカレー粉炒め」

2017.09.12 UPDATE

監修:矢留 江里子 先生(国際中医薬膳師)

【難易度★☆☆】
セロリは精神を安定させ、体に溜まった余分な熱や水分を取り除きます。

セロリ 涼性/甘味 苦味 イライラ、不眠、目の充血、頭痛、むくみなど

セロリは五臓の「肝」、「肺」、「膀胱」に働きかけ、独特の香りや苦みは精神を安定させ、 不眠やイライラに対してよいといわれている食材です。やる気や精神状態を保つエネルギーである 「気」の滞りによって現れるめまいやのぼせ、高血圧、頭痛、目の充血などの改善も期待できます。

また体に溜まった余分な水分を取り除くデトックス効果もあるので、むくみが気になる方にもおすすめです。
セロリは茎の幅が広く肉厚なもの、葉の緑色が鮮やかでハリのあるものを選びましょう。
胃腸の弱い方は食べ過ぎないようにしてください。

プリント

セロリのカレー粉炒め
RECIPE

気が滞った状態になると、鬱々、イライラ、動悸、めまい、不眠などの症状があらわれ自律神経のバランスが崩れやすくなります。 セロリは精神安定作用のあるカルシウムも多く含んでいます。葉も残ったらスープにするなどして全て美味しくいただきましょう。

今回は、「気」「血」の巡りをよくするピーマンやスパイスを重ね使いすることで、相乗効果が期待できます。
カレー粉にはスパイスがたくさん入っており、体を温め、香りでさらに「気」の巡りをよくします。

調理時間20分

材料
【2人分】
セロリ………………………………1本
ピーマン……………………………1個
ジャガイモ(中)…………………1個
カレー粉……………………………小さじ1
クミン………………………………小さじ1

 

●合わせ調味料
酒……………………………………大さじ1
しょうゆ……………………………大さじ1
みりん………………………………大さじ1
酢……………………………………大さじ1
サラダ油……………………………大さじ1
片栗粉(水に溶いておく)………大さじ1

COOKING

  1. 1セロリは茎の部分を使います。スジをとり6センチの長さに切り、縦にマッチ棒位の細切りに切る。ジャガイモ、ピーマンも同じくらいの細さに 調味料も合わせて切っておく。
  2. 2沸騰した湯でジャガイモをサッと茹でる。
  3. 3フライパンに油をひき、クミンを炒め、香りが出たらセロリ、ジャガイモを入れて炒め、さらにピーマン、カレー粉、合わせておいた調味料を加える。
  4. 4水溶き片栗粉を入れて全体がまとまったら出来上がり。

料理のポイント

  • point! それぞれの野菜を同じ長さ、太さにそろえると火の通りが均一で、仕上がりがキレイです。

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この記事を監修された先生

国際中医薬膳師矢留 江里子 先生

矢留 江里子(やとめ えりこ)国際中医薬膳師。登録販売者。フードコーディネーター。食空間コーディネーター。NPO日本食育インストラクター。日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー。
日本中医学院(旧北京中医薬大学日本校)卒業。自然療法の料理教室の課程を修了。企業のイベントなどで薬膳講師を務める。イスクラ薬局勤務を経て2023年11月より、吉祥寺にて漢方薬店「薬食同源totonou漢方」 主宰。