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油断大敵、大人ニキビ

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油断大敵、大人ニキビ

2016.05.25 UPDATE

楊暁波先生の中医美容レッスンvol.2
油断大敵、大人ニキビ~体の中からニキビ予防~

大人ニキビは、体にこもった「熱」が原因

青春のシンボル“ニキビ”は思春期を過ぎると消えるもの。20歳を超えてできる「大人ニキビ」は吹き出物とも呼ばれます。原因はやはり、体内にこもる「熱」ですが、そこにいたるまでのプロセスが青春ニキビより複雑なため、より細やかな対策が必要です。

忙しく働く女性に多い大人ニキビは、月経と深い関係があります

月経周期に合わせた対策を!

20歳を過ぎたのに一向にニキビが消えない、若いころはニキビなど無縁だったのに30代になってからはニキビがでるようになった等々、ニキビに悩む大人の女性は少なくありません。大人ニキビの特徴は、月経前に出やすいこと、白ニキビはほとんど姿を消し、赤・黄・紫のニキビが多いこと、大きくて硬いなどがあげられます。特に紫ニキビは厄介ですし、目立つため美容上、とても気になります。

 

大人ニキビもまた、体内の異変を伝える重要なメッセンジャー。いえ、月経周期と関わって、婦人科系の病と深く結びつく場合もあり、青春期のニキビ以上にしっかりと受け止め解決していくことが大切です。では、本来は収まるはずのニキビが、思春期を過ぎても現れるのはなぜでしょう。

 

大人ニキビは、体内にこもった熱が原因です。月経周期は低温期と高温期に大別されますが、高温期は体内に熱がこもりやすい状態になります。月経前にニキビが悪化するのはそのため。高温期は便秘になりがちですが、便秘対策には清熱(せいねつ:熱を冷ます)することが必要です。一方、疲れやすく体が冷えがちな低温期には体をリラックスさせ、温め、潤し、滋養することが大切。こうした月経周期に合わせた健康管理が大人ニキビ対策には欠かせないのです。

基礎体温は体のバランスを知る手がかり。排卵後の高温期は熱がこもりやすく、ニキビができやすい時期です

月経周期の特徴をみてみましょう

【 低温期(月経期~卵胞期~排卵期)】

月経の始まりから排卵までの期間。

この時期は下半身を冷えから守り、冷たいものや生ものの飲食を避けましょう。

体や肌に疲れが出やすいので、十分な睡眠をとり、体を潤し滋養効果のある漢方薬を取り入れるのも良いでしょう。

 

【高温期(黄体期)】

黄体ホルモンが盛んに分泌され、イライラしたり、怒りっぽくなりやすい時期。

また皮脂の分泌も活発なので、ニキビが悪化しやすく肌もくすみがちに。

体に溜まった熱を出す効果のある漢方薬やお茶などを利用して便秘予防を。

月経前にイライラしたり、ニキビが増えたり…。ドキッとしたあなたは要注意

ストレス・過労・睡眠不足は大人ニキビの原因!

月経前でも、ニキビの出る人と出ない人がいます。月経周期に関係なく、ニキビに悩む人もいます。これは、体のどこかに熱がこもり、体内環境が陽盛(ようせい)状態になっているためです。もともと陽盛体質の人はともかく、そうでなかった人が陽盛になるのは、生活習慣と関係しています。辛いものや脂っこい食べ物、ストレス、過労や睡眠不足、不摂生は体内に熱をためる要素です。大人ニキビに悩む人に忙しく働く独身女性が多いのは、これらのマイナス要素が揃っていることが多いためでしょう。

 

ストレスにより発生する熱を、中医学では肝鬱血熱(かんうつけつねつ)といいます。文字が表すように、血に熱が溜まった状態です。ストレスや食生活の乱れで、エネルギーがうまく体内に巡らず(気滞:きたい)、血に熱がこもってしまうのです。過労や睡眠不足、不摂生は、肝腎両虚(かんじんりょうきょ:肝と腎の働きが不足した状態)を招きます。

 

肝は血を司り、腎は精(身体に必要は栄養と滋養の基礎物質)を司りますが、その働きが不足すると体内の熱を冷ますことができず、ほてりやすい状態(陰虚陽盛:いんきょようせい)になり、熱がこもるのです。また、肝は自律神経を、腎はホルモン系を司るため、いずれもホルモンバランスを大きく崩す要因になります。紫ニキビの多くは、ホルモンバランスの崩れが原因で婦人科の病を伴うことが多いようです。

 

対策としては、もちろん生活習慣を改善すること。食生活を見直したり、良質な睡眠を心がけることが大切です。また、ホルモンバランスを改善する卵巣養生マッサージも効果的です。それでも治らない厄介なニキビには、婦人科の病にもよく効くことから、「婦人の宝」とも称される生薬の当帰など、体の内側から効く漢方薬がお勧めです。

 

自宅でできる簡単卵巣養生マッサージ

ホルモンバランスを改善する卵巣マッサージで体内から美肌に!

最後に、卵巣機能を整える簡単マッサージをお伝えしたいと思います。月経に関連してニキビが出る方はぜひお試しくださいね。

 

1.仰向けに寝て、両手を温かくなるまで10~20回すりあわせます。両手をお腹に当て、おへそを中心に時計回りで20回マッサージ。続いて逆に20回。

 

2.腹部の中心から左右のわきに向かって10回ずつマッサージ。両手の手のひらを左右にすべらせるように動かすのがポイント。

 

3.両手を重ねてお腹の上に置き、両手で軽く振動させるように2~3分間マッサージ。

 

これを1セットにして、週に2~3回が目標です。ただし、生理中はやめてくださいね。月経周期を正常にして、体の内側からニキビを予防して美しいお肌になりましょう。

PROFILE

中医学講師楊 暁波 先生

楊 暁波(よう きょうは) 中医学講師。
不妊カウンセラー。毛髪診断士。
1984年雲南中医薬大学医学部卒業。94年埼玉医科大学客員研究員として来日、96年日本遺伝子研究所に勤務。99年より日本中医薬研究会専任講師。
共著に「やさしい中医学シリーズ3 誰も書かなかったアトピー性皮膚炎の正体と根治法」「やさしい中医学シリーズ4 あなただけの美肌専科」(ともに文芸社)など。

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